イオシス未使用品謎ガジェットを買ってみた「ThinkSmart View for Zoom」(レビュー)

「ThinkSmart View for Zoom」ガジェットetc.
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「けっこう安い」でお馴染みの「イオシス」では、たまーに “謎ガジェット” が販売されています。
しかも「未使用品」であることが多め。

・・・本当にどこから仕入れてくるのでしょうねw(感心)

ということで今回はThinkSmart View for Zoom 」を買ってみましたのでレビューも兼ねてその “謎ガジェット” を紹介します。

アキラ
アキラ

「Zoom」専用機。
古めだから初回が手間取ったけど、あとはラク。
Androidだから何かに使えるかと思ったけど何も使えなさそう・・・

「ThinkSmart View for Zoom」

購入した “謎ガジェット” は「ThinkSmart View for Zoom 」(ZA840005JP)。

価格は7,980円(税込)。

「未使用品」で、しかも「イオシス」販売商品としては珍しくメーカー保証(2024年6月30日まで)があったりしますね。

発売は2021年1月26日。
当時の価格は34,000(税別)と結構高めです。

詳しくは後で紹介しますが、名から察する通りビデオ会議アプリ「Zoom」のための端末です。

当時はコロナ禍真っ只中。
一番需要が高かった「Zoom」に合わせて登場したのでしょう。
内容が内容だけに、法人・ビジネス向けの端末ですね。

2023年7月現在はコロナ以前の活気が戻りつつあり、このような専用機は需要が減っていると思います。
・・・在庫が余っているのでしょうね。
そのため「イオシス」に流れ着いたのでしょう。

と同時にイオシスさんの、謎仕入ルートにはいつも驚かされますw
“謎ガジェット” 収集ショップだけありますね
( ̄▽ ̄)

ちなみにこちらも名から察するように、メーカーはLenovo。
Lenovo、こんなものを作っていたのですね。

開封&内容物:本体と電源アダプター

さて開けていきます。
未使用どころか未開封ですね。
キレイに包装されたままです。

「ThinkSmart View for Zoom」の化粧箱

内容物は次の通り。
・本体
・電源アダプター
・簡易説明書と保証書

「ThinkSmart View for Zoom」の内容物

ThinkSmart View for Zoom 」はデスクトップパソコンのように電源に直接接続する仕組みですね。

電源アダプターはこんな感じ。
ケーブルの長さは1.5mありました。

「ThinkSmart View for Zoom」の電源アダプター

本体デザイン:ユニークなスタンド型

ThinkSmart View for Zoom 」の本体デザインを見ていきましょう。

「ThinkSmart View for Zoom」「ThinkSmart View for Zoom」正面「ThinkSmart View for Zoom」左側面「ThinkSmart View for Zoom」背面「ThinkSmart View for Zoom」右側面「ThinkSmart View for Zoom」上部
※画面は室内が反射しているためモザイク処理しました

買ってみた理由の一つはこのデザインの良さですね。
なかなかユニークなデザインです。

ThinkSmart View for Zoom 」はスタンド型になっており、そのスタンドは片方が三角形になっていますね。
後ろには電源アダプターコネクタ。

前面左側はスピーカー。
隣の画面はもちろんタッチ対応。
画面サイズは8.0インチ(1,280×800:IPS液晶)です。
右上にカメラがあり、その右側面にはカメラオンオフスイッチがありますね。

「ThinkSmart View for Zoom」カメラとカメラスイッチ

上部には、マイクや音量ボタン、そしてマイクオンオフスイッチもあったり。

またこのように縦向きにすることも可能ですね。

「ThinkSmart View for Zoom」を縦置き
※画面は室内が反射しているためモザイク処理しました

本体サイズは次の通り。

幅×奥行×高さ
 約263.21㎜×約111.36㎜×約142.21㎜
重量
 約1kg

サイズの割に、重さが結構あります。
まあ置いて使う物なので重さはあまり関係ないと思われますが、実際持ってみると正直重いですね。

名の通りビデオ会議アプリ「Zoom」専用機

はじめに紹介したように、ThinkSmart View for Zoom 」はビデオ会議アプリ「Zoom」専用機。

電源アダプターをコンセントに接続するだけで電源が入ります。
言語やネットワーク(Wi-Fi)を設定し、ホーム画面に遷移しますね。

「ThinkSmart View for Zoom」のホーム画面

まさに「Zoom」専用ホーム画面です。

画面を適当にタップすると、右下に設定アイコンが現れ、設定を見ることができます。
まあ設定内容も「Zoom」に関することですね。

「ThinkSmart View for Zoom」の設定

「Zoom」アプリのバージョンは「5.6.3」(1143)となっていました。

サインインして更新:無料アカで可

テスト的に自分のスマホから「Zoom」を起動し、ミーティングに参加してみました。

が、ミーティングに参加できませんでした。

以下のメッセージが表示されましたね。

このミーティングに参加するにはZoom Roomsをアップグレードする必要があります。支援が必要な場合はIT部門にお問い合わせください。

「ThinkSmart View for Zoom」ミーティング参加不可(アップグレードの必要性)

アプリバージョンが古いのでしょう、と感覚的に思いましたが、法人用だけあって少々ハテナな文面です。

しかし設定を見渡してもバージョンアップできるような項目がありません。

とりあえずZoomアカウントでサインイン。
自分の使っているZoomアカウントは無料作成の「ベーシックプラン」です。

「サインイン」を選択するとこのように「コードを入力してください」と表示されます。
しかし個人用の無料アカウントの自分にとっては「何のこっちゃ」な話。
左下にある「メールでサインイン」から自分のアカウントでもサインインできますね。

「ThinkSmart View for Zoom」サインイン

サインインして、自らミーティングを始めても結果は同じ。
しかしサインインした結果、設定のアプリバージョンに更新マークが現れました。

「ThinkSmart View for Zoom」アップデート(1)「ThinkSmart View for Zoom」アップデート(2)

新バージョンは「5.15.1.3305」とのこと。
「更新」を選択すると、しばらくして自動的に再起動。

再起動後は設定画面などがいろいろと微妙に変わりましたね。

「ThinkSmart View for Zoom」アップデート後の設定

再びミーティングを始めてみると、今度は成功。
このように「Zoom」を使うことができました。

「ThinkSmart View for Zoom」でZoomを使う

他は簡単操作:直接オンオフスイッチも

アップデートこそ手間取ったものの、「Zoom」専用に作られているだけあって、あとの操作はラク。

基本操作はスマホやパソコンで使うときと同じです
しかし本体デザインで紹介したように、「カメラ」や「マイク」のオンオフスイッチが物理的に存在するのは便利でしょう。

その他「ホワイトボード」も使えますね。
今でこそ当たり前の機能ですが、スマホやパソコンでホワイトボードが使えるようになったのは2022年4月以降。
「ThinkSmart View for Zoom」は初期状態からホワイトボードが搭載されていましたね。

ちなみにミーティング時の設定はこんな感じ。
例えば「背景設定」など、スマホやパソコンで使える一部の機能は使えないようです。

「ThinkSmart View for Zoom」Zoom使っているときのメニュー

あとは…何に使う…?

さてここまで「ThinkSmart View for Zoom 」のメイン機能を紹介してきました。

しかしおそらく本記事を読んでいる方のメイン目的はこちらではないでしょうか。
自分もこれをメイン目的で「ThinkSmart View for Zoom 」を購入しましたからね。

アキラ
アキラ

「ThinkSmart View for Zoom」、Zoom以外に何が使える?

Androidだが他アプリは不可かも…

ThinkSmart View for Zoom 」のおよそ処理性能は次の通り。

・CPU:Snapdragon 624
・メモリ:2GB
・ストレージ:8GB

メモリやストレージはかなり心許ないものの、CPUは4~5年程前のミドルスペックスマートフォンと同等でしょうか。

そしてOSは「Android 8.1」です。

「設定」→「全般」→「システム設定」→「システム」→「設備について」を見るとわかりますね。
「イオシス」の宣伝でも「AOSP」と書かれています。

「ThinkSmart View for Zoom」Androidバージョン

なので自分はこのように思いました。

アキラ
アキラ

他のAndroidアプリが使えるんじゃない?

実際、動いている「Zoom」もAndroidアプリがベースでしょう。

Androidアプリをインストールするために少し考えてみましたが、自分の知っている知識ではどう考えても不可能でした
(´・ω・`)

Webページに接続できるなら、そこからAPKを直接インストールできます。
が、設定等を見渡しましたがそのようなことはできそうもありません。
当然ブラウザもありませんし。

別の端末からAPKを入れる方法もあります(要デバックモードオン)。
、「ThinkSmart View for Zoom」にはUSB端子などの接続部分がありません。
他端末につなげることも不可能ですね。

唯一の救いはBluetooth(Ver4.2)に対応していること。
Bluetooth経由でAPKを入れることも考えました。
実際にファイルを受信してみましたが、通知画面等が表示できないためBluetoothでのファイルの送受信不可と思われます。

設定に「受信済みファイル」の項目があるので、もしかしたらBluetoothでなら送受信できるかもしれませんが、パッと見は不可能でしたね。
まあBluetooth搭載はヘッドセットのためなので本来の使い方とは異なりますし。

ともかくThinkSmart View for Zoom 」で他のAndroidアプリは使えなさそうですね。

もしかしたら隠しコマンドがあるかもしれませんが、パッと見では見つけることができませんでした。

・・・少し期待していただけに残念です
(´・ω・`)

ホワイトボードでメモ書き?

他のAndroidアプリをインストールすることはできそうもありませんので、「Zoomの機能でできることはないか」と考えてみました。

先程紹介したように、初期状態から「ホワイトボード」が搭載されています。

「ホワイトボード」はミーティングに参加していなくても使えることができますので、例えば据え置きのメモボードとして使えるかもしれません。

「ThinkSmart View for Zoom」ホワイトボードを使う

ただあくまで「Zoom」の機能。
終了するとメモは消えてしまいます。
逆に言うと終了しない限りずっと残り続けますね。

「ThinkSmart View for Zoom」は、使用していない間はスリープ状態になりますが、ホワイトボードを使っているとスリープ状態にはなりません(デフォルトでは10分後にスリープ)。
なので消費電力もかかりますね。

あまり現実的ではないかもしれません。

ちなみに「ThinkSmart View for Zoom」のWi-Fiをオフにしてしまうと、どんな機能も使えません。
もちろんホワイトボードも。
Wi-Fiは終始オンにしておく必要がありますね。

ビデオ機能を利用して監視カメラ?

他に考えた使い道としては「監視カメラ」。
「監視カメラの代わりにZoomを使う」感じですね。

常設設置できる「ThinkSmart View for Zoom」は「監視カメラ」として使いやすいかもしれません。

ただ「Zoom」は無料プランでは40分しか接続できませんし、有料プランでも30時間まで(Zoomのプラン)。

これもあまり現実的ではないかもしれませんね。

そもそも「ホワイトボード」も合わせて「Zoom」自体がいつまで使えるかわかりません。

OSは先述の通りAndroid 8.1なので、そのバージョンのZoomアプリがサポートから切られた時点で、「ThinkSmart View for Zoom」は使えなくなると思われます。
「Zoom」に依存しない使い道がない限り、完全な置物となってしまうでしょう。

・・・やはり何かに使いたいところですね
(´・ω・`)
まあデザインがかなりスタイリッシュなのでオブジェとしても良さそうですが・・・

ちなみに各メディアで「ThinkSmart View for Zoom 」セール情報が紹介されていますが、「デジタルサイネージ」の使用も可能とのこと。
写真や動画をアップロードすることでできるようです。
※おそらくZoomの機能と思われますが、自分は使用したことがない機能なのでどう使うかは不明。

参考:8型画面搭載の少し謎なレノボのZoom専用端末がアキバ店頭に入荷(ASCII)

「Smart Display M10」の方が圧倒的にいい

ここまで購入した「ThinkSmart View for Zoom 」について紹介してきましたが、「イオシス」では他にも似たような “謎ガジェット” を売っていますね。

それがSmart Display M10 」(ZA4T0001JP)。

価格は12,800円(税込)と、「ThinkSmart View for Zoom」より高めです。

しかし使用できる機能は段違い。

使用可能機能
・Googleアシスタント
・YouTube・YouTube Music
・chromecast
・Spotify
・Google Maps など

名の通り「スマートディスプレイ」ですね。

画面サイズは10.1インチなので「ThinkSmart View for Zoom」より大きめ。
重量も重めです。

CPUやメモリなど、その他性能は基本的に「ThinkSmart View for Zoom 」と同じですね(詳しくは最後にまとめ)。
ただしストレージは半分の4GB。
まあスマートディスプレイなのでストレージの必要性はあまりないでしょう。

「Smart Display M10」も2024年6月30日までのメーカー保証があります。

Smart Display M10 」は「ThinkSmart View for Zoom 」よりも圧倒的に利用幅が広いですね。
・・・正直「Smart Display M10」を買えばよかったかも、と若干後悔しています
(´・ω・`)

「ThinkSmart View for Zoom」・まとめ

今回は「イオシス」で販売されている “謎ガジェット” ThinkSmart View for Zoom 」を買ってみましたのでレビューを兼ねて紹介しました。

名の通り「Zoom」専用機。
2年以上前のものなので初回接続に手間取りましたが、物理的なマイクやカメラのオンオフスイッチがあるので何かとラクですね。

基本操作方法は、スマホやパソコンの「Zoom」と変わりません。
ただ「背景設定」など一部機能はありませんね。

しかし本記事を読んでいる方は「Zoom以外に何が使えるか?」が知りたいでしょう。
実際自分も「Zoom」以外に使う目的として買ってみた感じです。

ですがThinkSmart View for Zoom 」は完全に「Zoom」専用。

Androidが搭載されているものの、他のAndroidアプリは使えないと思われます。
それなりに使えそうなスペックなだけに少々残念ですね。

「Zoom」以外に使いたいならば、似た端末である「Smart Display M10 」の方が圧倒的にいいですね。
こちらはGoogleアシスタントが搭載されていますし、YouTubeだって見ることができますし。

・・・「Smart Display M10」を買えばよかったかも、と若干後悔している自分です
(´・ω・`)

参考:スペック

ThinkSmart View for Zoom 」のスペックです。
参考として「Smart Display M10 」のスペックも載せておきます。

機種名ThinkSmart View for Zoom(参考)Smart Display M10
メーカーLenovoLenovo
発売日2021年1月26日2019年7月19日
OSAOSP 8.1 (Android 8.1)
CPUSnapdragon 624Snapdragon 624
メモリ2GB2GB
ストレージ8GB4GB
画面解像度1,280×8001,280×800
画面サイズ約8.0インチ(IPS液晶)約10.1インチ(IPS液晶)
カメラ500万画素500万画素
スピーカーフルレンジスピーカー(10W)フルレンジスピーカー(10W)
デュアルパッシブラジエーター
マイクロホンデジタルアレイ マイクロフォンデュアルマイクロフォン
サイズ
(幅×奥行×高さ)
約263.21㎜×約111.36㎜×約142.21㎜約311.37㎜×約136.02㎜×約173.87㎜
重さ約1kg1.2kg
ワイヤレスIEEE802.11ac/a/b/g/nIEEE802.11ac/a/b/g/n
BluetoothBluetooth v4.2 Bluetooth v4.2 
用途ZoomGoogleアシスタント
YouTube・YouTube Music
chromecast
Spotify
Google Maps など
価格(税込)イオシス:7,980円 (2023年7月24日現在)
※2024年6月30日までメーカー保証あり
イオシス:12,800円 (2023年7月24日現在)
※2024年6月30日までメーカー保証あり

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