スマートフォンのバッテリー減少は常に悩む問題。
特に外出時に電池切れになった場合は困りますね。
そんなときの備えとして役立つものが「モバイルバッテリー」。
しかし多くのモバイルバッテリーは容量が多いほど、比例して本体サイズも大きくなってしまいます。
MOTTERU製のモバイルバッテリー「MOT-MB20001」は20,000mAhを搭載しながら、超小型。
今回はこれを買いましたのでレビューしますね。
国内最小&最軽量サイズ!
2ポート搭載で最大出力60Wだから、ノートパソコンも充電できる。
目次
MOTTERUのモバイルバッテリー
冒頭でも紹介したように「MOT-MB20001」はMOTTERU(モッテル)が販売しているモバイルバッテリーです。
MOTTERUは神奈川県海老名市にあるPC・スマホ周辺機器メーカーOwltech(オウルテック)の関連会社ですね。
サブブランドと言ったところでしょうか。
モバイルバッテリーは怪しい中国製も多いですが、「MOT-MB20001」は保証もしっかりしている日本製です。
定価は7,990円(税込)。
モバイルバッテリーとしては価格が少々高めですが、後で紹介するように高性能。
コスパは良いでしょう。
自分は「MOT-MB20001」を先日のAmazonプライムデーセール(2022年7月12日~13日)で購入しました。
セール対象製品でしたからね。
7,000円前後で買えました。
(詳しい価格は覚えていません m(_ _)m)
内容物&本体紹介
「MOT-MB20001」の箱はこんな感じ。
内容物は次の通り。
・「MOT-MB20001」本体
・USBケーブル
・Type-C-Type-C(50cm)
・Type-A-Type-C(30cm)
・専用ポーチ
・簡易説明書
本体はこんな感じ。
デザインはシンプルですね。
購入カラーは「スモーキーブラック」。
ブラックというより、名の通り少し曇っているような色、グレーに近いですね。
落ち着いた色合いです。
カラーは他に「ラテグレージュ」があります。
カフェオレカラーと言った感じでしょうか。
また質感はザラザラしています。
まあ「MOTTERU」はデザインに特化したブランドのようですので、このようにどんな人にも合うシンプルなデザインになっていますね。
裏面には「MADE IN CHINA」の文字も。
まあ日本企業のモバイルバッテリーと言っても、中国製造は当たり前。
有名どころの企業はどこもそうですからね。
しかし保証はしっかりしています。
モバイルバッテリーの安全確保に必要な「PSEマーク」もきちんと記載。
箱には2年保証とも書かれていますからね。
ご覧のように両端にUSB端子があります。
それぞれType-CとType-A。
そのため付属ケーブルが2本ありますね。
しかも充電だけでなくデータ転送も可能。
親切です。
専用ポーチと「MOT-MB20001」本体を比べるとこんな感じ。
本体に対してポーチは結構大きめです。
スッポリ入りますね。
他にも物を入れられそうです。
国内最小&最軽量:iPhone7と比較
箱にも記載されていましたが、「MOT-MB20001」は60W出力で20,000mAhのモバイルバッテリー。
※詳しい仕様は次で紹介。
MOTTERUは60W出力・20,000mAhのモバイルバッテリーでは、「MOT-MB20001」が国内最小・最軽量クラスと謳っています。
ただこれまで紹介した画像ではその大きさがわかりませんね。
なので「iPhone 7 」とサイズを比べてみました。
これで20,000mAh搭載なのでかなりの小ささです。
公称サイズは次の通り。
厚さはそれなりにありますね。
ただそれでも重さは実測344g。
実際に持ってみると、その小ささ・軽さに驚きますね。
これくらいのサイズならば持ち運びがラクなので、カバンに忍ばせておいてもあまり場所を取らないでしょう。
「MOT-MB20001」購入まで使っていた、ほぼ同じバッテリー容量の「Anker PowerCore 20100」と大きさを比べるとこの通り。
左が「MOT-MB20001」です。
いかに小さいかがわかるのではないでしょうか。
ただ厚さは、「MOT-MB20001」の方が若干厚めでしたね。
20,000mAh搭載でiPhone13を4.5回充電
「MOT-MB20001」のサイズ以外の仕様も紹介しますね。
何度も紹介しているように、容量は20,000mAhと大容量。
目安は次のように紹介されています。
・iPad Air:約1.6回
・ポータブルゲーム機:約3回
「iPhone 13」を約4.5回も充電できます。
ただご覧のように「MOT-MB20001」にはLightningケーブルが付属されていません。
iPhoneを充電するにはLightningケーブルを別途用意する必要がありますね。
もちろんiPhoneだけでなく、Androidスマートフォンも充電可能。
「iPad Air」などのタブレットやゲーム機も複数回フル充電可能です。
ここで紹介されているポータブルゲーム機は、画像を見るに「Nintendo Switch」のことですね。
「MOT-MB20001」の電池残量はLEDインジケータで表示されます。
それぞれ次の通りですね。
・3つ点灯:残量 75%~51%
・2つ点灯:残量 50%~26%
・1つ点滅:残量 25%~6%
・消灯 :残量 0%
まあ一般的なモバイルバッテリーと同じ見方でしょう。
他に急速充電中(Power Delivery、PD)は、一番端が緑色のLEDになります。
状態がどうなっているかわかりやすいですね。
上の画像の状態は、急速充電中で残量はフルにある状態です。
(緑色のLEDがわかりにくくて申し訳ないです m(_ _)m)
ただこれらLEDの内容は公式サイトには記載されているものの、付属の簡易説明書には未掲載。
説明書は少々不親切かもしれませんね。
またボタン操作は次の通り。
・2回素早く押す:出力オフ。
・5秒長押し:低電流モード。
低電流モードは次で紹介しますね。
2ポート最大60Wの急速充電/ノートPCも
先程紹介したように、「MOT-MB20001」にはType-CとType-Aの2ポートがあります。
それぞれの出力仕様は次の通り。
・Type-A:最大18W
※同時充電の場合は、45W+15W。
出力内容も先に少しだけ触れましたね。
Type-Cからは急速充電(Power Delivery、PD)にも対応しており、最大60Wと高出力可能。
なんとノートパソコンも充電できてしまいます。
「Macbook Pro」なら約2回の満充電ができるようですね。
このようにType-A端子も搭載。
2ポートあるため同時にスマートフォンも充電可能。
ただ2ポート同時使用になると共に充電出力が落ちてしまいます。
それでもType-Cは45W、Type-Aは15W出力なので十分でしょう。
試しにWindowsノートパソコン「Surface Laptop 4」と、Androidスマートフォン「ROG Phone 5」を同時に充電してみました。
出力結果は次の通り。
※Surface Laptop 4 の充電。
※ROG Phone 5 の充電。
どちらもしっかり充電できますね。
「MOT-MB20001」1つ持っておくだけでノートパソコンもスマートフォンも、外出時にバッテリー切れになっても安心ですね。
もちろん他の電子機器も充電可能。
Blutoothイヤホンなども充電可能となっています。
その際は先程紹介した「低電流モード」(ボタン5秒長押しでオン)で充電することで、出力を抑えながら安全に充電できますね。
低電流モードがオンの場合は、LEDインジケータが遅い点滅を繰り返した状態になっています。
実は自分が「MOT-MB20001」を買った最大の理由は上のように「Surface Laptop 4」の充電をするため。
チラッと紹介した「Anker PowerCore 20100」では出力足らずで「Surface Laptop 4」を充電できませんからね。
このように超小型・高性能であるため基本的に満足していますが、気になってしまった点が一つ。
買う前からわかっていましたが、端子が両端であるため同時充電はこのような姿に。
机の上などに置きながら充電するなら良いでしょう。
しかしモバイルバッテリーの特性上、カバンの中に入れたまま充電することもあります。
・・・カバンの中で同時充電するときは使いにくいんですよね。
ケーブルが場所を取るので。
USB端子は片側だけにしてほしかったですね。
小型化するために難しかったのでしょうか。
まあでも満足です。
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本体充電はType-Cから/PDで約3時間
「MOT-MB20001」本体の充電も当然必要ですね。
使ったらバッテリー残量が少なくなりますから。
「MOT-MB20001」への充電はUSB Type-C端子からできます。
Type-C端子は入出力、どちらも対応しているわけですね。
本体充電も急速充電(Power Delivery、PD)に対応しており、30Wの出力で「MOT-MB20001」を充電できます。
そのためフル充電時間も早め。
空の状態から満充電まで約3時間となっています。
急速充電非対応の5V1.5Aの充電器の場合では、約11時間20分かかるようですので、30W出力のPower Delivery対応充電器を使った方がいいですね。
MOTTERUでは最大65W出力ができるUSB充電器「MOT-ACPD65WU1」も販売されています。
自分ももれなく購入しました。
定価は3,980円(税込)となっています。
「MOT-MB20001」・まとめ
今回はMOTTERUのモバイルバッテリー「MOT-MB20001」をレビューしました。
容量20,000mAhで最大出力は60Wと高性能。
ノートパソコンも充電できますし、2ポート搭載なので同時にスマートフォンも充電可能。
それなのに超小型最軽量となっています。
「MOT-MB20001」1つ持っておくだけでノートパソコンもスマートフォンも、外出時にバッテリー切れになっても安心ですね。
ただ小型高性能の反面、7,990円(税込)と価格もそれなりすることは玉に瑕かもしれません。
参考:「MOT-MB20001」仕様
MOT-MB20001 | |
内蔵バッテリー | リチウムイオン電池 3.6V/20,000mAh(14.4V/5,000mAh) |
定格出力 | ・Type-C:PD最大60W(5V/3A、9V/3A、12V/3A、 15V/3A、20V/3A) PPS 3.3-16V/2.8A ・Type-A:最大18W(5V/3A、9V/2A、12V/1.5A) |
定格入力 | Type-C:PD最大30W(5V/3A、9V/3A、12V/2.5A、 15V/2A、20V/1.5A) |
動作温度 | 充電時:0~40℃ 放電時:0~40℃ |
使用回数 | 約1000回 |
充電時間 (モバイルバッテリーへ の充電時間) | 空の状態から満充電まで約3.0時間(PD30W充電時) ※付属の「Type-CーType-Cケーブル」使用の場合 |
操作方法 | ・1回押すと出力がON。パワーインジケータが点灯。 ・素早く 2 回押すと出力が OFF。 パワーインジケータが消灯。 ・5 秒以上押すと低電流モード。 |
サイズ | 約58(W)×25(D)×150(H)mm |
重量 | 約350g |
カラー | スモーキーブラック / ラテグレージュ |
対応機種 | iPhone、スマートフォン、iPad、タブレット、 Wi-Fiルーター、オーディオプレイヤー、 ポータブルゲーム機、Bluetoothスピーカー、 Bluetoothイヤホン、PD対応ノートPC(60Wまで) など |
保証期間 | 2年間 |
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