始まってから5周年を超え、まだまだ人気が衰えない「ポケモンGO」。
さらに楽しむために、快適にプレイできるスマホを選びたいものですね。
特にいろいろな種類があるAndroidスマートフォンは、どれを選べばよいか悩むでしょう。
自分がポケモンGOでオススメするAndroidスマートフォンは「ミドルハイ」性能を持つ機種。
その理由を紹介します。
電池消費が少なくて、熱くなりにくくて、値段が安めだから。
ミドルレンジ以下は動作が重くてダメ。
ハイエンドよりもミドルハイがいい理由
ご存じの通り「ポケモンGO」は「ゲーム」。
ゲームをする場合、スマホの性能は高ければ高いほど良いですよね。
処理が速いので、それだけ動作も軽くなりますし。
しかし「ポケモンGO」の場合は、そこまで高性能でなくてもOK。
むしろ少し性能低めの場合がよいですね。
いわゆる、「ハイエンド」(=上級性能)ではなく、「ミドルハイ」(=中上級性能)がよいことになります。
これは自分が実際に複数のスマホを使って感じたことですね。
その理由を3つ、検証と合わせて紹介します。
ちなみに今回検証で使っているスマホは次の2つ。
CPUに注目。
基本的に「ハイエンド」と呼ばれるスマホは「Snapdragon 8XX」となっています。
「ミドルハイ」と呼ばれるスマホは「Snapdragon 7XX」となっています。
※「XX」は数字。
つまり「ROG Phone 5」はハイエンドスマートフォン。
「Galaxy A51 5G」はミドルハイスマートフォンとなります。
自分は他にも多くのスマホでポケモンGOをしましたが、今回はこの2機種での検証を中心に紹介します。
①電池消費が少ない
1つ目は「電池消費が少ない」こと。
「ROG Phone 5」と「Galaxy A51 5G」でポケモンGOを2時間プレイしてみた結果がこちら。
電池消費量:30%
電池消費量:20%
条件一覧
・輝度最大
・Wi-Fi接続
・リフレッシュレート120Hz
(設定ができる「ROG Phone 5」のみ)
なんと1,500mAhもバッテリー容量が多い「ROG Phone 5」が「Galaxy A51 5G」よりも電池消費量が激しいではありませんか
!
「Galaxy A51 5G」は電池が20%しか減っていない!
単純計算すると、それぞれのポケモンGO連続プレイ時間は次の通り。
連続プレイ時間:6~7時間
連続プレイ時間:10時間
好奇心から検証していただけなのに、このような差ができるとは正直驚きましたね。
「ROG Phone 5」の電池消費量が多い理由はリフレッシュレートの影響もあるかもしれません。
しかし過去に、ハイエンドスマートフォンである「ZenFone 6」でポケモンGOを2時間プレイしたときも電池消費量が30%でした。
※リフレッシュレート:高いほど画面が滑らかに動作。同時に電池消費量も多くなる。
※「ZenFone 6」のリフレッシュレートは60Hz(「Galaxy A51 5G」と同じ)。バッテリー容量は5,000mAh。
この結果から見て、ハイエンドスマートフォンはミドルハイスマートフォンよりも電池消費量が激しいようですね。
処理性能が高いので、動かす電気も多く必要なのでしょう。
関連記事
・「ZenFone6」(5,000mAhバッテリー)でポケモンGOを2時間してみる【電池持ち時間検証】
・「ZenFone6」を1年間使用した感想「真の全画面、最高!」【ZenFone7発表記念】
②熱くなりにくい
2つ目は「熱くなりにくい」こと。
これも先程と同じように「ROG Phone 5」と「Galaxy A51 5G」でポケモンGOを2時間プレイしてみた結果ですね。
それぞれのCPU最高温度は次の通り。
39.7℃
34.5℃
「Galaxy A51 5G」は熱くなりにくい!
「ROG Phone 5」は「Galaxy A51 5G」より約5℃も温度が高かったですね。
実際しばらく使っていると、「Galaxy A51 5G」はほんのり温かい程度。
しかし「ROG Phone 5」は持てない程ではありませんが、結構熱くなりました。
「Snapdragon 888 の影響では?」と思う人もいるかもしれませんね。
「ROG Phone 5」搭載CPUである「Snapdragon 888」は、熱を持ちやすいと言われていますから。
しかし過去に、ハイエンドスマートフォンである「moto g100」でポケモンGOをプレイしたとき、「ROG Phone 5」と変わらないくらい熱くなりました。
(感覚だけでごめんなさい m(_ _)m)
※「moto g100」の搭載CPUは「Snapdragon 870」。
この結果から見ても、ハイエンドスマートフォンはミドルハイスマートフォンよりも熱くなりやすいようですね。
電池消費量のときと同じで、処理性能が高いと多くのエネルギーを生み出すからでしょう。
なお、この結果は電池状態を監視する「Battery Mix」と呼ばれるアプリで計測した結果を元にしています。
③値段が安め
3つ目は「値段が安め」なこと。
「ROG Phone 5」と「Galaxy A51 5G」の値段は次の通り(税込)。
「Galaxy A51 5G」の方が値段が安い!
スマホは基本的に、性能の高さと価格の高さは比例関係になっています。
つまり「ハイエンドスマートフォン」よりも「ミドルハイスマートフォン」の方が安く買えてしまいます。
バッテリーが長く持ち、熱くならず、お財布にも優しい。
「ミドルハイスマートフォン」の方が使いやすいですね。
この2機種に限って言えば、2万円以上も差があります。
しかしこれは発売当時の値段。
2021年9月29日現在、「Galaxy A51 5G」は発売が約11ヶ月前で型落ちモデルのため、現在は約2万5千円で買えてしまいますね。
「Galaxy A51 5G」は現在ではかなり安くなっているAndroidスマートフォンなのでお買い得だったりします。
ハイエンドもミドルハイも感覚は同じ
でもやっぱり性能が劣るから「ミドルハイ」と「ハイエンド」では感覚が違うんじゃないの?
全然変わらない!
「ミドルハイスマートフォン」は当然、「ハイエンドスマートフォン」より性能が劣ります。
性能が劣るということは、次のことが起きると思うかもしれません。
・読み込みが遅い
・動作が重い(カクカクする)
特にポケモンGOは、処理が重いゲームアプリとして認知されていますよね。
しかしこのように、プレイ感覚は全然変わりません!
実際、「ROG Phone 5」と「Galaxy A51 5G」でプレイしてみて「ここまで変わらないとは・・・」と思わず感じました
( ̄▽ ̄)
ポケモンGOをするだけなら、現在の「ハイエンドスマートフォン」ほどの性能は必要ありませんね。
ただ「Galaxy A51 5G」は、画面遷移などで極稀に引っ掛かりを感じることもありました。
しかし本当に極稀。
ほとんどの場合はそのようなことはありません。
許容範囲でしょう。
ここ最近発売されたスマホなら、このように「ミドルハイスマートフォン」でも十分。
しかし日進月歩のスマートフォン業界。
古めの「ミドルハイスマートフォン」は、現在では「ミドルレンジ」性能以下。
その場合は「快適」と言えませんね。
ミドルレンジ以下は動作重くて厳しい
スマートフォンの処理性能グレードには、まだ他にもありますね。
大きく分けて残り2つ。
・ローエンド(低級性能)
はじめに紹介した、CPU「Snapdragon」で紹介するなら、次の通り。
・ローエンド=「Snapdragon 4XX」
※「XX」は数字。
チラッとまとめたように、ポケモンGOは処理が重いゲームアプリとして認知されていますよね。
実際自分は、ミドルレンジスマートフォンである「moto g PRO」でポケモンGOをプレイしたことがあります。
・・・1テンポ1テンポ、動作が遅かったですね。
例えばポケモンをタップしても読み込みまでかなり時間がかかる、など。
過去に、これ以下の性能である「ローエンド」でもプレイしたことがありますが、さらにヒドイ。
2テンポぐらい遅れる感じです。
ポケモンを捕まえるときはカクカクして、とてもゲームできる状況ではありませんでした
( ̄▽ ̄;)
「ミドルレンジ」性能以下のスマートフォンではポケモンGOは快適にプレイできませんね。
まとめ
ポケモンGOをするなら「ミドルハイスマートフォン」がオススメ。
ゲーム=ハイエンドが必要、ではありませんね。
理由は次の3つ。
・電池消費が少ない
・熱くなりにくい
・値段が安め
双方とも、操作した感覚はほとんど変わりませんし。
・・・まあ簡単に言ってしまえば、現在のハイエンドスマートフォンはオーバースペックということです。
またポケモンGOは処理が重いゲームアプリなので、ミドルレンジ性能以下のスマートフォンはそもそも向いていませんね。
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