2023年の携帯回線業界は比較的静かでしたね。
2年前の2021年には携帯料金が大幅に安くなりました。
しかしその反動からか回線品質に度々問題が生じ、昨年の2022年にはau系回線で2日以上も通信できなくなる大規模障害。
これほど大きな通信障害はなかったものの、2023年にかけても度々通信障害が発生してしまいました。
au系回線ではつい先日(12月11日)も発生してしまったり・・・
避けられない通信障害は仕方ありませんが、日頃使う上では「速度」が重要ですね。
そこで今回はau(KDDI)のブランドであるUQモバイルとpovo2.0の2023年12月現在の速度を測定、両者を比較します。
4GはUQモバイル、5Gはpovo2.0の方が速め。
異なる5つの時間帯の速度を測定
まずは測定環境の紹介。
測定にはOoklaの「Speedtest」を使いました。
測定場所は名古屋市某所。
次の5つの時間帯で測定しました。
(UQ:22:00頃、povo:24:00頃)
・平日の朝(7:30頃)
・平日の昼(12:30頃)
・平日の夜(18:30頃)
・平日の深夜(0:30頃)
なお冒頭で紹介した通信障害の件。
実はちょうどこのとき(12月11日)だったりします(障害情報の詳細はこちら(外部サイト))。
障害時間は7:18~10:11でしたので、ちょうど平日の朝の時間帯に丸被り。
実際にヒドくなったのは8:00~10:00の印象でした。
一応は測定できましたので載せますが「平日の朝」については参考程度ですね
m(_ _)m
また測定に使ったスマホは次の通り。
4GはUQモバイル・5Gはpovo2.0が速い
結果はこのようになりました。
重要となる下り速度を比較しますね。
平均すると、4GはUQモバイルの方が、5Gはpovo2.0の方が速めですね。
ただ4Gの場合、UQモバイルもpovo2.0も時間帯によりかなりのバラツキがあります。
UQモバイルでは「休日の夜」が、povo2.0では「平日の昼」が著しく遅めでした。
少し前のMVNOを思わせるような速度です。
なぜこのようなことになっているのでしょうね・・・
5G速度はいずれの時間帯も速めですが、先述の通りUQモバイルよりもpovo2.0の方が速い印象です。
UQモバイルもpovo2.0も、5G回線は使われておらず、4G回線にアクセスが集中しているのでしょうか。
なおOoklaの「Speedtest」は測定するサーバーによって速度が異なることがあります。
今回はすべて「Allid Telesis Capital Corporation(Fussa-shi)」のサーバーを使いました。
また5Gには3種類のエリアがあります。
今回は「sub6」エリアで測定しています。
auのエリアマップはこちら
UQモバイルとpovo2.0の速度比較・まとめ
今回はUQモバイルとpovo2.0の2023年12月現在の速度を測定、両者を比較しました。
平均すると4GはUQモバイルの方が、5Gはpovo2.0の方が速めでしたね。
ただ4GはUQモバイルもpovo2.0も著しく速度が遅くなる時間帯があり、どちらもできるだけ5G回線を使用した方がいいのかもしれません。
もし回線変更でpovo2.0にするかUQモバイルにするか悩まれているようでしたら、この結果も一つの指標にしてもらえれば、と思いますね。
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