「Suica」(スイカ)カードは関東圏を中心に東日本、ひいては全国の電車で使える「交通系ICカード」ですね。
それどころか「電子マネー」なので一般の店舗でも利用可能。
便利なキャッシュレスカードです。
「Suica」の残高や履歴を確認するには駅にある券売機を真っ先に思い浮かべるでしょう。
しかしわざわざ駅に行かないといけませんので、思い立ったときに残高や履歴の確認ができません。
実は現在お使いのスマホで「Suicaカード」の残高や履歴を簡単に確認することができます。
今回はその方法をまとめますね。
無料の残高確認アプリを使用。
履歴はCSV形式などで出力可能。
目次
【条件】「おサイフケータイ」(一部除く)
冒頭で「現在お使いのスマホ」と述べましたが、前提条件があります。
いわゆる「おサイフケータイ」(FeliCa)に対応しているスマートフォンでなければなりません。
■iOS(iPhone)
・iPhone 7/7 Plus以降
・iPhone SE (第二世代)以降
■Android
・個々で異なるので注意
・NFCでもOK
iPhone(iOS)の場合はあまり気にする必要がないでしょう。
「iPhone 7/7 Plus」、「iPhone SE (第二世代)」以降のiPhoneは、「おサイフケータイ」に対応していますからね。
2023年9月現在、これ以前のiPhoneはiOSのアップデートもありませんので既に買い替えていると思います。
Androidスマートフォンの場合は対応状況が個々で異なります。
なので注意が必要ですね。
しかし「おサイフケータイ」に対応していなくても「NFC」に対応していればOK。
2023年9月現在、多くのAndroidスマホは「NFC」に対応しています。
ただ稀に「NFC」に対応していないスマホもありますので、やはり注意が必要ですね。
ちなみに「おサイフケータイ」の技術「FeliCa」(フェリカ)は、「NFC」の中の一つです。
そのため内容としては「おサイフケータイ」(FeliCa)と「NFC」は似たようなものですね。
※詳しくは長くなるので割愛。
「電子マネーICカード残高確認」アプリ使用
実際に「Suicaカード」の残高や履歴を確認してみますね。
こちらの無料アプリでできます。
その名も「電子マネーICカード残高確認」。
名前がそのままですね。
アプリをダウンロードして開くと、簡単な説明(チュートリアル)がありますが、すぐに使うことができます。
以降の画像はAndroidスマートフォン(Zenfone 8)を使用していますが、iPhone(iOS)でも同じですね。
背面にかざすだけ 「Suica」の残高確認
アプリの説明であったように、「読み取り」を押して「Suicaカード」をスマホの背面にかざしてみます。
するとこんな感じに残高が表示されます。
カードの一覧を見てみるとこんな感じですね。
このように一度読み込めば、残高データがアプリの中に残ります。
履歴はテキストorCSV形式で保存可能
先程読み込んだ「Suicaカード」、実は作成したときから利用していません(理由は後述)。
そのため残高しか表示がありませんでしたが、本来ならば読み込んだときにこのように履歴も表示されます。
右上のメニュー(Android:「三」、iOS:「…」)を選ぶと、「履歴の出力」が選べます。
選べる出力方法は3つ。
・Excel処理用(CSV形式/SJIS)
・その他処理用(CSV形式/UTF-8)
「Suicaカード」は仕事の経費として使っている場合もあるでしょう。
経理が簡単になる「CSV形式」でも出力できるところがいいですね。
その際はパソコンに簡単に共有できる「Googleドライブ」などのオンラインストレージ(クラウド)に出力した方が便利と思われます。
先述の通り残高、そして履歴のデータはアプリ内に残り続けます。
必要ない場合は「履歴の出力」の下にある「このカードを削除」すればアプリ内からデータが削除されますね。
残高は「おサイフケータイ」アプリでも
こちらはAndroidスマートフォン限定の方法となります。
「おサイフケータイ」に対応しているAndroidスマートフォンには「おサイフケータイ」アプリが始めからインストール(プリインストール)されているはずです。
その「おサイフケータイ」アプリでも、「Suicaカード」の残高確認ができます。
メニューを開いて、「ICカード残高読み取り」を選択。
「Suicaカード」をスマホの背面にかざすことで、残高を読み取ることができます。
ただし読み取れるものは残高だけ。
履歴を確認することはできませんね。
余談:10年間利用なしでカード失効
さてここからは余談です。
日頃から使っているならば問題ありませんが、実は10年間利用なしでSuicaカードは失効してしまいます。
「Suicaカード」の裏面にはこのような記載がありますね。
本カードは、機器等での最後の利用日から10年間利用がない場合は、失効します。また、一定期間機器等での利用がない場合、係員がカードを確認させていただくことがあります。
実は残高確認したこのSuicaカード、結構昔に関東に行った際に作成したもの。
自分は愛知県住みであるため本来は「Suica」の利用圏内ではありません。
あまり行くことがない「関東に行った記念に」と思い作成したものです。
うろ覚えですが、確か券売機で作成。
その際に入金は1,000円~となっており、内デポジット500円分があるため、実際の入金額は500円。
以降一度も使用していません。
愛知県住みである自分は、愛知県で主流の「manaca」(マナカ)を利用していますからね。
もう一つ、残高56円で読み込んだICカードは「manaca」です。
まあこの「manaca」も現在はほとんど使っていませんけれどね。
代わりに「モバイルSuica」を使っていますから。
話を戻して、結構前に作成したこの「Suicaカード」、おそらくそろそろ失効期限が来ると思い、まだ使えるか確認したかったわけです。
作成した時期もうろ覚えですが、確か2015年頃。
現在2023年なのでまだ余裕はあると思っていました。
が、念のための確認です。
このように読み込むことができたので、このSuicaカードはまだ失効していないはず。
ただどうやら一定期間利用していないとSuicaカードにロックがかかり、支払いができなくなるとのこと。
裏面注意事項の後半部分ですね。
自分のSuicaカード、失効はしていませんが支払いロックはかかっているかもしれません。
ちなみにGoogle先生に聞いてみるとその期間は6ヶ月程度とのこと。
まあ公式発表ではないので実際には不明です。
そして肝心な残高ですが、これは失効しないようですね。
あくまで失効するものは「Suicaカード自体」。
残高は駅窓口に行けば新たなSuicaカードに入れ替えてもらえるようです。
参考:Suica(スイカ)は10年間未使用だと失効するので注意を! とくにレアな記念Suicaなど
ただ2023年9月現在、半導体不足の影響でSuicaの販売は停止しています。
そのため新たなSuicaカードに変えてもらうことができるか不明ですね。
参考:SuicaやPASMO 記名式も2日から販売中止 半導体不足で
また自分の場合は愛知県住みなので、簡単にSuica圏内の駅に行けません。
もったいないので、Suicaカード内のお金だけはできるだけ早く使うべきですね。
使っていないなら返却すれば?と思うかもしれませんが自分の中に返却の選択肢はありません。
そもそも「記念に」作ったものですからね
(´・ω・`)
まとめ
今回は「Suicaカード」の残高や履歴をスマホで確認する方法をまとめました。
前提条件として「おサイフケータイ」対応のスマホであること。
iPhone(iOS)はほぼ対応していますので気にする必要がありませんが、Androidスマホは注意が必要ですね。
「おサイフケータイ」非対応でも「NFC」に対応していればOKです。
実際に残高や履歴を確認するには無料アプリ「電子マネーICカード残高確認」を使用。
スマホの背面に「Suicaカード」をかざすだけで、残高と履歴を読み込むことができます。
履歴はテキスト形式やCSV形式で保存できますので、仕事経費でSuicaカードを使っている場合は経理処理も簡単にできますね。
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