スマホの電池がすぐになくなる!だから大容量バッテリーが搭載されてスマホを買いたいけど実際にどのくらい使える?
そんなスマホヘビーユーザーのために今回は、ある実験をしました!
最近のスマホのバッテリー容量は3,000mAh~4,000mAhが主流です。
ですが中には5,000mAh以上の大容量バッテリーを搭載しているスマホも存在します。
今回はバッテリー容量が5,000mAhを超える3機種のスマホを使って、YouTubeとポケモンGOによる電池の減少量を測定しました!
単純に計算すると、YouTubeの連続再生では約1日と半日、ポケモンGOの連続起動では約半日、電池が持ちます!
※最長の機種の場合
モバイルバッテリーの充電がいらないくらい電池が長持ち!
目次
YouTubeとポケモンGOの電池減少量は?
5,000mAhのバッテリーを搭載しているスマホの電池持ちを確かめるために、YouTubeの動画1時間再生とポケモンGOの起動1時間による電池の減少量を測定します。
測定に使用したスマホ
今回、電池の持ち時間を測定したスマホは以下の3機種です。
・ZenFone6 (使用日数:約10ヶ月)
・OPPO A5 2020 (使用日数:新品)
・Redmi Note 9S (使用日数:新品)
また対比として、XperiaXZ1(使用日数:約2年)でも測定しました。
ZenFone6 | OPPO A5 2020 | Redmi Note 9S | 参考:XperiaXZ1 | |
バッテリー容量(mAh) | 5,000 | 5,000 | 5,020 | 2,700 |
「Redmi Note 9S」は他の2機種より20mAh多いですが、誤差の範囲になるかもしれません。
また「XperiaXZ1」のバッテリー容量は2,700mAhなので、3機種と比べると半分しかありません。
ちなみにZenFone6とXperiaXZ1の使用日数が長いですが、電池の健康状態は「良好」です。(設定より電池の充電性能状態を確認)
YouTubeを1時間再生
3機種(+1機種)で、YouTubeを1時間再生しました。
(Wi-Fiで接続、720p再生)
結果は次のようになりました。
「ZenFone6」と「Redmi Note 9S」では電池の減少量が3%!
全然電池が減らない!
ですが同じ5,000mAhのバッテリー搭載スマホでも「OPPO A5 2020」では7%減少・・・
理由は画面の明るさと考えられます。
(後述します。)
やはり搭載されているバッテリーが半分しかない「XperiaXZ1」では電池の減りが速いです。
ちなみに各端末には電池の状況を監視できるアプリ「Battery Mix」が入れてあります。
「Battery Mix」では本体の温度も監視できます。
YouTubeを1時間再生したときの本体の温度変化は次のようになりました。
ZenFone6 | OPPO A5 2020 | Redmi Note 9S | 参考:XperiaXZ1 | |
温度変化 | 31.5℃→32.7℃ | 31.2℃→35.5℃ | 31.6℃→33.3℃ | 32.5℃→35.7℃ |
温度変化量 | +1.2℃ | +4.3℃ | +1.7℃ | +3.2℃ |
多少の誤差はありますが、電池減少量と本体温度上昇は比例関係になりそうです。
ポケモンGOを1時間起動
3機種(+1機種)で、ポケモンGOを1時間起動しました。
(Wi-Fiで接続、端末独自のゲーム特化機能は使用せず)
結果は次のようになりました。
「ZenFone6」と「Redmi Note 9S」では電池の減少量が9%!
「OPPO A5 2020」では少し多めに電池が減少して11%。
「OPPO A5 2020」の減少量が多い理由はYouTube1時間再生時と同じでしょう。
(後述します。)
「XperiaXZ1」では3機種の2倍の電池減少量・18%でした。
やはり電池減少量はバッテリー容量に比例しますね。
またYouTube1時間再生時と同様に、「Battery Mix」で本体の温度変化も確認します。
ZenFone6 | OPPO A5 2020 | Redmi Note 9S | 参考:XperiaXZ1 | |
温度変化 | 33.2℃→38.2℃ | 35.5℃→40.5℃ | 35.0℃→38.4℃ | 35.2℃→40.7℃ |
温度変化量 | +5.0℃ | +5.0℃ | +3.4℃ | +5.5℃ |
「Redmi Note 9S」以外の3機種は本体温度が5℃以上上昇、対して「Redmi Note 9S」では本体温度が3.4℃上昇しただけでした。
「Redmi Note 9S」は本体温度の変化があまりない機種かもしれません。
ちなみにポケモンGOの測定は先日(6月24日)の真夜中に行っています。
既に本体を触ると温かい状態でした
( ̄▽ ̄;)
真夏の昼間ではさらに温度上昇があるでしょうね。
実は以前にZenFone6でポケモンGOを2時間したことがあります。
当時は真冬の昼間、画面の明るさは最大で起動しており、電池減少量は30%でした。
フル充電からどのくらい使える?
YouTubeの動画1時間再生とポケモンGOを1時間起動した結果から、各端末フル充電からどのくらい電池が持つか計算しました。
ZenFone6 | OPPO A5 2020 | Redmi Note 9S | 参考:XperiaXZ1 | |
YouTube | 約33時間 | 約14時間 | 約33時間 | 約10時間 |
ポケモンGO | 約11時間 | 約9時間 | 約11時間 | 約5時間 |
「ZenFone6」や「Redmi Note 9S」では
・YouTubeの連続再生
→ 約33時間(約1日9時間)
・ポケモンGOの連続起動
→ 約11時間
です!
バッテリー容量が半分しかないXperiaXZ1と比べると、YouTubeの連続再生は約3倍、ポケモンGOの連続起動は約2倍になります。
やはり5,000mAhのバッテリー容量があるスマホは長持ちしますね!
「OPPO A5 2020」の電池持ちが悪い理由。
それは「画面の明るさ」です。
左から「ZenFone6」、「OPPO A5 2020」、「Redmi Note 9S」です。
今回の測定では機種毎に本体の画面明るさを中心値にしました。
「OPPO A5 2020」は他の2機種に比べ、画面の明るさが非常に明るくなっています。
「OPPO A5 2020」も他の2機種と同じ画面の明るさならば、同じくらい電池が長く持つでしょう。
逆に言えば、画面を明るくするだけで電池持ちが悪くなることがわかります。
各スマホのスペック(仕様)
最後に各スマホのスペック(仕様)を簡単に紹介します。
(バッテリーに関することのみ)
ZenFone6 | OPPO A5 2020 | Redmi Note 9S | 参考:XperiaXZ1 | |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 5,000mAh | 5,020mAh | 2,700mAh |
CPU | Snapdragon855 | Snapdragon665 | Snapdragon720G | Snapdragon835 |
画面解像度 | 2,340×1,080 | 1,600×720 | 2,400×1,080 | 1,920×1,080 |
基本的にスマホはCPU性能が高く、画面解像度が高い程、電池の消費が激しくなります。
性能としては
・ZenFone6、XperiaXZ1 → ハイ
・Redmi Note 9S → ミドルハイ
・OPPO A5 2020 → ミドル
になります。
自分としてはミドルスペックの「OPPO A5 2020」のバッテリーが一番長持ちすると思っていましたが、性能以上に使用時の画面の明るさが影響するようです。
5,000mAhのスマホは電池が長持ち!
今回はバッテリー容量が5,000mAhを超える3機種のスマホを使って、YouTube1時間再生とポケモンGO1時間起動による電池の減少量を測定しました!
単純に計算すると、YouTubeの連続再生では約33時間、ポケモンGOの連続起動では約11時間、電池が持ちます。
5,000mAhのバッテリーを持つスマホは、1日の間でモバイルバッテリーによる充電がいらないくらい電池が長持ちするようです!
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