2023年10月5日に「Android 14」の配信が始まりましたね。
それをどのAndroidスマートフォンよりも早く体験できるものがGoogle「Pixel」シリーズ。
「Pixel 6a」を持つ自分も「Android 14」にアップデート可能ですが、とある理由(後述)からしていませんでした。
しかしさすがにアップデートしようということで、ついにアップデートしましたね。
ということで今回は配信から約半年も経過してしまいましたが、「Pixel 6a」を「Android 14」にアップデートした際の変化をまとめます。
ロック画面がカスタマイズ可能になったり、ライトor画面の点滅で通知になったりと、細かい所が使いやすくなった。
でも不安定なのが気になるところ。
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目次
アップデートは約38分/その後+1回
「Pixel 6a」を「Android 14」にアップデートするには約38分かかりました。
アップデートは「設定」→「システム」→「システムアップデート」からできますね。
ダウンロードデータ容量は約2.25GB。
結構なデータ容量です。
その後もう1回アップデート。
本来ならば蓄積された全てのアップデートが1回にまとまっているはずですが、2024年4月5日の割と直近にアップデートがあった影響からか、もう1回が別になっていましたね。
こちらは約28MBと少なめです。
ちなみに「Android 14」にアップデートしたら、「システムアップデート」の項目が「ソフトウェアのアップデート」として統合。
「システムアップデート」「アプリのアップデート」の両方を見ることができるようになりました。
痒い所に手が届く「Android 14」
さて「Pixel 6a」を「Android 14」にアップデートした変化を見ていきましょう。
といってもUI等はほとんど変わっておらず、マイナーアップデートと言った感じです。
ですが細かな所が使いやすくなっていますね。
痒い所に手が届く感じです。
ロック画面がカスタマイズ可能に
「Android 14」にアップデートして一番大きな変化はコレでしょう。
ロック画面がカスタマイズ可能になりました!
「Android 14」の目玉機能ですね。
ロック画面上の時計の形、また下の方に表示されているショートカットが変更できるようになりましたね。
例えばこんな感じ。
時計はオシャレな感じに、ショートカットは左側をライト、右側をカメラにしてみました。
変更は「設定」→「壁紙とスタイル」からできますね。
時計はカラーも変更できますし、サイズも変えられます。
通知が来たときに時計は小さくなりましたが、常時そのようにすることが可能になりましたね。
ただ変えられるのは、時計とショートカットの2つだけ。
ショートカットも「カメラ」など数種類しかありません。
実はiPhone(iOS)の場合は、約1年前2022年9月配信の「iOS 16」からロック画面のカスタマイズが可能になっています。
「iOS」の場合はこちらも限りはありますが、ロック画面に「ウィジェット」が設置できるんですよね。
iOSの後追い導入でしたが、正直便利さはiOSの方が良いかもしれません。
ライトor画面の点滅で通知可能に
他にも「Android 14」では便利になった点がありますね。
それが届いた通知をカメラのライトや画面を点滅させることで知らせるようにできるようになったこと。
併用も可能ですね。
「Android 14」では他にも視覚と聴覚のユーザー補助機能を向上させており、これはその内の一つですね。
自分が地味に便利と感じた新機能です。
変更は「設定」→「ユーザー補助」→「点滅による通知」から可能。
画面点滅時はカラーも選べます。
以前からAndroidスマートフォンの中には通知用のLEDが搭載されていたりしましたね。
「Pixel」シリーズは始めからそのようなLEDがありませんでしたが、「Android 14」からはカメラのライトや画面で同じような通知が可能になりました。
地味に便利です。
ただ下の方に注意事項として書かれているように、カメラのライト等を使うため結構明るめなので注意ですね。
ちなみに「ロック画面の編集」同様に、こちらもiPhone(iOS)では以前から導入済み。
iOSの場合画面の点滅はできませんが、カメラライトで通知を知らせることは可能でした。
この機能もiPhone(iOS)の後追い機能だったりしますね。
Webカメラとしても利用可能に
これも「Android 14」の目玉機能の一つでしょう。
「Pixel 6a」をパソコンのWebカメラとして利用できるようになりました!
使い方は簡単で、「Pixel 6a」をデータ転送可能なUSBケーブルでパソコンと接続するだけ。
すると「Pixel 6a」の通知領域には「このデバイスをUSBで充電中」と表示されますのでそこをタップ。
「USBの設定」から「Webカメラ」を選択すると、通知領域に「ウェブカメラ」が表示されますので、そこをタップすると「Pixel 6a」上のカメラが起動しますね。
あとはパソコンでWebカメラを使用するソフト(アプリ)を起動すればOK。
「Pixel 6a」をWebカメラとして使えます。
試しにオンラインミーティングの「Zoom」を使ってみましたが、普通に使えましたね。
基本的に「Pixel 6a」のアウトカメラをWebカメラとして使う仕組み。
ですがインカメラに切り替えることもできますね。
パソコンはWindows・macOS・ChromeOSのいずれも対応。
終えるときは、USBケーブルを「Pixel 6a」から抜くだけでOK。
特別な操作は要りませんね。
なかなか便利です。
でもこの機能、約3~4年前に一番欲しかった機能でしょう。
世界的な情勢で「Zoom」などのオンライン会議が一気に盛んになり、一時期はWebカメラが入手困難になったりしましたからね。
おそらくこのときから機能の開発をし始めて、やっと「Android 14」で実装できたのでしょう。
2024年4月現在は世界的に落ち着きを取り戻し、一時期に比べて活躍の場は少なくなってしまいましたね。
実は少々手間ですが、以前からスマホをWebカメラ化できる機能があったりします。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
ですが「Android 14」にアップデートすることで、この手間な方法も使う必要がなくなってしまいましたね。
ちなみにiPhone(iOS)でもパソコンに接続することでWebカメラ化が可能。
こちらもロック画面のカスタマイズ同様に、約1年前2022年9月配信の「iOS 16」から対応しています。
またもやiOSの後追い機能ですね・・・
ただしiPhoneのWebカメラ機能は、macOSでしか対応していません。
WindowsやChromeOSでは使えませんので、この点はこちらの「Pixel 6a/Android 14」の方が使いやすいでしょう。
ギャラリー:各画面スクショ
他にも「Android 14」の新機能はいくつかありますが、上記3つが自分の感じた目立つ変化でしょうか。
全体的にiPhone(iOS)が先に導入している機能ばかりでしたね。
iPhone(iOS)も使っている自分としては、「Android 14」では目新しい機能があまりありませんでした。
ですが他にも「Android 14」の新機能はいくつかありますね。
例えば次の通り。
・システムの温度や曜日の地域設定可能に
など
ただどちらかと言うと補助的な役割で、あまり大きな変化ではないでしょう。
最後に各画面のスクショを比較しておきたいと思います。
■ロック画面
■ホーム画面
■通知領域
■クイック設定
■設定
■電源メニュー
はじめの方で紹介したように、UI等の変化はほとんどありませんね。
ちなみにカメラアプリのUIは結構変化しています。
ただし不安定な報告多し、なので微妙
さて今回「Pixel 6a」を「Android 14」にアップデートしたわけですが、冒頭で紹介したようにアップデートを躊躇っていた理由があります。
・・・やたら不具合が多いんですよね。
しかも致命的な不具合が多め。
例えば、ストレージにアクセスできなくなる不具合。
参考:Android 14に複数のユーザープロファイルがあるときストレージにアクセスできなくなるバグが存在(GIGAZINE様)
上記は2023年10月30日頃に判明した内容です。
まあ複数のユーザープロファイルがあるときなので少し限定的ですが、結構重要な不具合。
その後アップデートで修正されたかと思いきや、再び再発。
参考:Google Pixelの一部端末で「ストレージにアクセスできなくなるバグ」が再発していることが報告される(GIGAZINE様)
上記は2024年1月25日の記事です。
最終的には開発者ツールをインストールすることで解決できたようです(2024年2月2日)。
参考:Google Pixelの一部端末で発生していた「ストレージにアクセスできなくなるバグ」への対応策をGoogleが共有(GIGAZINE様)
複数のユーザーでログインしている自分ですが、とりあえずこの不具合は発生していませんので大丈夫だと思います。
しかしこれは一例で不具合はまだまだあり、極めつけは2024年3月のアップデートの影響で発覚した「着信不能」になる不具合。
参考:グーグルPixelが着信不能に。世界中で不具合発生中(すまほん様)
こちらはつい先日発覚したばかりなので2024年4月現在は解決策がありません。
幸い対象は「Pixel 7」以降の端末で「Pixel 6a」には関係しないようですが、発覚していないだけで発生しないとも言い切れません。
・・・「Pixel」シリーズが悪いのか、「Android 14」が悪いのか、さすがにヒドすぎる不具合が多すぎです。
「Pixel 6a」の発売当初も多少の不具合はありましたが、今回は類を見ないヒドさです。
Google製のスマホでGoogle製のOSなのに、何故こんなにもヒドイのでしょう・・・
なので「Pixel 6a」の「Android 14」の更新を躊躇っていました。
ですがついにアップデートしてしまいましたね。
理由はこの「Pixel 6a」、全く使っていない端末であるため。
自分は「Pixel 6」も持っており、こちらをよく使っていますからね。
なので自分がよく使っている「Pixel 6」は、正直「Android 14」にアップデートしたくないですね。
「Android 14」の新機能も便利ではあるものの不具合との天秤にかけたとき、そのリスクは大きいと思います。
「Android 15」が配信されるまで、待つかもしれません。
ちなみにこのような致命的な不具合は遭遇していませんが、ロック画面の編集をしていたときに時計の位置がズレてしまう不具合はありました。
再び編集し直したら元に戻りましたけれどね。
やはり「Android 14」は不安定です。
「Pixel 6a」Android 14・まとめ
今回は「Pixel 6a」を「Android 14」にアップデートした変化をまとめました。
ロック画面のカスタマイズが可能になったり、カメラライトや画面の点滅で通知可能になったり、Webカメラとして使えるようになったりと、「Android 14」では痒い所に手が届く便利な機能が実装されました。
UI等の大きな変化はありませんね。
ただ全体的にiPhone(iOS)が1年以上も前に先行している機能で、iPhone(iOS)も使っている自分としてはあまり目新しさがありませんでした。
そして何より「Pixel」シリーズでの「Android 14」は類を見ない致命的な不具合が多め。
新機能は便利であるものの不具合との天秤にかけたとき、そのリスクは大きいと思いますね。
正直アップデートしない方が良いかもしれません。
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