Windows11にアップグレード可能か確認する方法→4台してみた結果

Windows11のロゴタブレット・パソコンetc.
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11
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2021年6月25日 0:00(日本時間)にMicrosoftからWindows11」が発表されました。
「Windows10」の後継OSですね。
(最後のOSじゃなかったっけ?w)

数日前から「Windows11が出る」と言われていましたが、ついに公式で発表されましたね。

正式リリースに先立ち、現在使っているWindows10パソコンをWindows11にアップグレードできるか、確かめることができるようになっています。

そこで自分の手元にある4台のWindows10パソコンをWindows11にアップグレードできるか確認してみました。

アキラ
アキラ

少しでも古め・性能が低めはアップグレードできないかも。

追記:2021/06/29
現在は機能改善のために確認アプリが非公開になっています。

追記:2021/09/22
機能改善された確認アプリが新たに公開されました。
前のバージョンがインストールされていても、上書きインストールされます。
機能改善版の結果も各所に追記します。

公式アプリでアップグレード確認

まずWindows11へのアップグレードに関することを紹介しますね。

Windows11」と新しくなっていますが、実際には半年に一度あった「Windows10の大型アップデートの拡張版」です。
「21H2」(2021年後期)のアップデート内容が多いので「Windows11」と名称を変更したのでしょう。

そのためWindows10パソコンからは無料でWindows11にアップグレードできます。

ただやはり新しくなっているWindwos11では、変わっていることも多いですね。
その一つがシステム最低要件の変更。

 Windows11Windows10
CPU1GHz以上で2コア以上の64ビットプロセッサ
またはSoC
※詳しくはこちら(Intel / AMD)
 例えばIntel Coreシリーズの場合は第8世代以降
1GHz以上のプロセッサ
またはSoC
メモリ(RAM)4GB以上64bit:2GB以上
32bit:1GB以上
ストレージ64GB以上64bit:20GB以上
32bit:16GB以上
グラフィックスカードDirectX 12以上(WDDM 2.X)DirectX 9以上(WDDM 1.0 )
システムファームウェアUEFI、セキュアブート対応
TPMTPM 2.0
ディスプレイ9インチ以上、HD解像度(720p)800 x 600
インターネット接続Home Edition のセットアップに必要
参考Windows11システム要件Windows10システム要件

(追記:2021/07/09 追加されていた情報を追記)

Windows11ではWindows10よりも制約が厳しくなっています。
なのですべてのWindows10パソコンをWindows11にアップグレードできるわけではありませんね。

なのでMicrosoftからWindows11にアップグレードできるか確認できるアプリが配信されています。

ダウンロードして「今すぐチェック」

まずは公式ページにアクセス。

下に進むと、「互換性の確認」があります。

Windows11アップグレード可能か確認する方法(1)
(更新:2022/02/27 リリース後のWebページに変更)

「PC正常性チェック アプリのダウンロード」で確認アプリをダウンロードできます。

Windows11アップグレード可能か確認する方法(2)

ダウンロードした確認アプリ「WindowsPCHealthCheckSetup.msi」を実行。

Windows11アップグレード可能か確認する方法(3)

使用許諾契約書を確認して同意、「インストール」を選択します。

Windows11アップグレード可能か確認する方法(4)

すぐにインストールされますので「完了」を選択すると、このようにパソコンの概要が表示されます。

Windows11アップグレード可能か確認する方法(5)

上にある「今すぐチェック」を選択すれば、Windows11にアップグレードできるか確認できますね。

4台確認:アップグレード可能は1台だけ

冒頭で紹介したように、自分の手元には4台のWindows10パソコンがあります。
これらをWindows11にアップグレードできるか確認しました。

Corei7 8700 のデスクトップPC→○

Windows11アップグレード可能か確認した結果

このパソコンは「Windows11にアップグレード可能」でした。

ドスパラで買ったBTOパソコン「Monarch GE」ですね。
2021年6月25日現在メインで使っているパソコンで、約2年前に購入したものです。

パソコンの構成は次のようになっています。
(2021年6月25日現在)

CPUCorei7 8700 (3.2GHz・6コア)
メモリ32GB
ストレージ256GB(SSD) + 1TB(HDD)

このパソコンは、比較的新しめ・ハイスペックなので、大丈夫だと思っていましたね。

追記:2021/09/22
機能改善版も試してみました。
何も問題ありませんでしたね。

Windows11アップグレード可能か確認した結果ー改善版ー

Corei5 4570 のデスクトップPC→×

Windows11アップグレード可能か確認した結果

このパソコンは「Windows11にアップグレード不可」でした。

こちらもドスパラで買った「Magnate IM」と呼ばれる名前のBTOパソコン。
元のOSはWindows7でした。
約7年前に購入したものです。

パソコンの構成は次のようになっています。
(2021年6月25日現在)

CPUCorei5 4570 (3.2GHz・4コア)
メモリ8GB
ストレージ500GB(HDD)

性能は十分ですね。
しかし「アップグレード不可」です。

「TPM 2.0」ではないから?

システム要件の一つに「TPM 2.0」があります。
Twitterなどの情報を見ていると、どうやらこの「TPM 2.0」に悩まされている人が多いようですね。

TPM(Trusted Platform Module)はセキュリティに関するモジュール。

ということでこのパソコンのTPM状態を確認してみることにします。

パソコンのTPM状態の確認は次のようにするとできますね。

1.「Windowsキー」+「Rキー」で、「ファイル名を指定して実行」を表示。「tpm.msc」と入力して「OK」。

Windows10でTPM確認(1)

2.TPM確認。

Windows10でTPM確認(2)

・・・TPMがないようですね。
TPMがある場合は、このようになります。
下のTPM製造元情報の仕様バージョンで現在のTPMバージョンがわかりますね。
※1つ目のパソコン「Monarch GE」より。

Windows10でTPM確認(3)

再びTwitterで情報を見ていると、TPMがなくてもBIOS(UEFI)の設定だけで利用できるようになるようです。
どうやらTPMはCPUの機能に含まれていることもあるようで、Intel製CPU Coreシリーズなら第4世代(Haswell)以降が対象のようですね。

このパソコンはたまたまなのか、第4世代のCorei5。
ということで、BIOS(UEFI)を開いて設定項目を探しました。

「TPM」はBIOS(UEFI)によって名称が様々なようで、「PTT」などとなっている場合もあるようですね。
しかしそれらしい設定がありません。

このパソコンの場合は、物理的なTPMが必要なのかもしれませんね。

ちなみにマザーボードは「ASRock B85M C2」です。

アキラ
アキラ

このパソコンはまだまだ使えるし、Windows11にアップグレードしたかった・・・

またWindows11はUEFIに対応していることも必須ですので要確認ですね。

参考:UEFIとBIOS:確認の方法と違い完全解説

追記:2021/09/22
機能改善版を試してみました。
Windows11のサポートCPUは、実際のところIntel Coreシリーズでは第8世代以降が対象ですので、CPUが×になっています。
それ以外にやはりTPM2.0が問題のようですね。
セキュアブートも問題があるようです。

Windows11アップグレード可能か確認した結果ー改善版ー

Atom x5-Z8350 のタブレットPC→×

Windows11アップグレード可能か確認した結果

このパソコンは「Windows11にアップグレード不可」でした。

ASUS製の2in1ノートパソコン「TransBook Mini T103HAF」です。
※実際には「T103HAF」のエディオンモデルである「R107HAF」。
約3年前に買った、比較的新しめのタブレットパソコンです。

性能は次の通り。

CPUAtom x5-Z8350(1.44GHz・4コア)
メモリ4GB
ストレージ128GB(SSD)
ディスプレイ1280×800

最低限のシステム要件は満たしているように見えます。
再びTwitterを見てみると、どうやらAtom系CPUではWindows11のサポート対象外になっているようですね。
元々タブレット用に作られた非力なCPUだからでしょう。

アキラ
アキラ

このパソコンもできればWindows11にアップグレードしたかった・・・

追記:2021/09/22
機能改善版を試してみました。
やはりCPUが原因のようですね。

Windows11アップグレード可能か確認した結果ー改善版ー

追記:2022/03/03
「TransBook Mini T103HAF」の場合、Windows11にアップグレードすることができました!
しかもMicrosoft公式の方法です!
ただし保証はなく、自己責任とのこと。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。

Atom Z3775 のタブレットPC→×

Windows11アップグレード可能か確認した結果

最後はそもそも論外ですね。
アプリの起動もしませんw

こちらも3番目と同じくASUS製の2in1ノートパソコン。
TransBook T100TAM」です。
しかし元々のOSはWindows8.1で、5年以上前に購入したものです。

性能は次の通り。

CPUAtom Z3775(1.46GHz・4コア)
メモリ2GB
ストレージ64GB(SSD)
ディスプレイ1366×768

・・・必要要件を全然満たしていませんね
( ̄▽ ̄;)

このパソコンはさすがに無理だろうとはじめから思っていましたw

Windows11へのアップグレード・まとめ

今回は自分の手元にある4台のWindows10パソコンをWindows11にアップグレードできるか、Microsoftから配信されているアプリで確かめてみました。

4台の内、アップグレード可能は1台だけ。
まさか対象が1台だけとは思いませんでしたね。

2つ目のデスクトップパソコンは「TPM 2.0」さえなんとかなればアップグレードできそうなので、今後詳しく調べてみようと思います。

追記:Atom x5-Z8350 → ○ ※

(2022/3/3 追記)

3つ目の「Atom x5-Z8350 のタブレットPC」についての追記です。

このタブレット(パソコン)はWindows11にアップグレードすることができました!
しかもMicrosoft公式の方法です!
ただし保証はなく、自己責任とのこと。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。

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