全部カテゴリ6A以上にしたら速くなって今より便利になりそう。
「LANケーブル」はインターネットを使うために必要不可欠。
そのLANケーブルは「カテゴリ」により、出る速度等が結構異なりますね。
ということで、最近自分は家にあるWi-Fiルーター・パソコン・NASなどのLANケーブルをすべて「カテゴリ6A」以上にしてみました。
その結果・・・
ほとんど変わりませんでした
Σ( ̄ロ ̄lll)
今回は備忘録として、変更した自宅ネットワーク環境をまとめます。
今の環境ではカテゴリ6A以上あってもオーバースペックだった。
目次
家のネットワークを「カテゴリ6A」以上に
現在の自宅のネットワーク状況はこのようになっています。
赤文字がLANケーブルのカテゴリ。
・・・「カテゴリ6A」以上と言いながら、サブパソコンが「カテゴリ5e」となっていますね。
普段はほとんど使わず、月に1回使うことがある程度なので目を瞑って下さい
m(_ _)m
そしてこちらが変更前の自宅のネットワーク状況。
ほとんど「カテゴリ5e」のLANケーブルで接続していましたね。
中には「カテゴリ5」のLANケーブルの場合も。
具体的な変更内容は次のようになっています。
ほとんど変わらなかった速度 など
変更内容を紹介する前に、各カテゴリの違いについてまとめておきますね。
カテゴリ | 5 | 5e | 6 | 6A | 7 | 8 |
最大速度 | 100Mbps | 1Gbps | 1Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 40Gbps |
イーサーネット 規格 | 10BASE-T 100BASE-TX | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX 10GBASE-T | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX 10GBASE-T | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX 10GBASE-T 40GBASE-T |
伝送帯域 | 100MHz | 100MHz | 250MHz | 500MHz | 600MHz | 2000MHz |
右にいくほど性能がいい、新しいカテゴリ。
「カテゴリ8」は2021年12月現在の最新規格ですね。
なんと速度は最大40Gbpsまで対応しています。
対して「カテゴリ5」は、2021年になった現在では遅すぎますね。
最大100Mbpsまでしか速度が出ません。
パソコン(メイン):5e→6A
自分は普段、Windows10パソコンをメインで使っています。
例えば当ブログを書くときなどですね。
ドスパラ製のBTOデスクトップパソコンです。
このパソコンは今まで「カテゴリ5e」のLANケーブルで接続していました。
今回「カテゴリ6A」のLANケーブルに変更。
冒頭では「カテゴリ6Aにしてもほとんど変わらなかった」と紹介しましたね。
このパソコンのみ少々状況が異なり、変更前と変更後で速度を測ってみたところ微妙に速度が速くなっていました。
ただその差はわずか10Mbps程度です。
もしかしたら誤差の範囲かもしれませんね
(´・ω・`)
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
NAS:5e→7
自宅ではこちらのNASも使っています。
I-O DATA製「LANDISK」の2TBモデル「HDL-T2NV」です。
このNASのLANケーブルを「カテゴリ5e」から「カテゴリ7」に変更。
「CrystalDiskMark」で測定してみると次のようになりましたね。
まずは変更前(カテゴリ5e)。
そして変更後(カテゴリ7)。
「CrystalDiskMark」の見方を簡単に紹介すると、「Read」が読み込み速度、「Write」が書き込み速度。
上2つの「SEQ1M」がファイルコピーなどの速度です。
・・・変更前も変更後もほとんど同じですね。
「カテゴリ5e」から「カテゴリ7」に変更してもNASの読込・書込速度はほとんど変わりませんでした。
ただ「CrystalDiskMark」は元々HDD・SSDなどのストレージ内の速さを測るベンチマークソフト。
今回のようにネットワーク間の検証で使う意図では作られていません。
なので実際のところは、上位カテゴリに変更したことで速くなっているかもしれませんね。
ちなみに変更した「カテゴリ7」のLANケーブルはUGREEN製のもの。
長さは1m。
Amazonブラックフライデーセール(2021年11月26日~12月2日)で489円(税込)で買えましたね。
nasne(SONY):5→6A
続いてはネットワークレコーダーの「nasne」(SONY製)。
nasneは今まで「カテゴリ5」のLANケーブルを接続していました。
先程紹介したように「カテゴリ5」の最大速度は100Mbps。
遅いですね。
これを「カテゴリ6A」のLANケーブルに変更。
NASと同様に「CrystalDiskMark」で測定してみると次の通り。
上が変更前(カテゴリ5)、下が変更後(カテゴリ6A)。
nasneも「CrystalDiskMark」の結果はほとんど変わりませんでしたね。
実は、自分はnasneを2台使っています。
2021年3月に発売されたBUFFALO製nasne。
はじめに紹介した現在のネットワーク状況を見てもらえればわかると思いますが、旧ネットワークから新たにこのBUFFALO製nasneを追加しています。
こちらは「カテゴリ7」のLANケーブルで接続。
同じように「CrystalDiskMark」で測定してみると次のようになりましたね。
▲BUFFALO製nasne(カテゴリ7のLANケーブル接続)
Σ( ̄ロ ̄lll)
なんと読み込み速度は90MB/s以上。
先程も紹介したように「CrystalDiskMark」はHDD・SSDなどのストレージ内の速さを測るベンチマークソフト。
BUFFALO製nasneが新品であるため、HDD速度が速かったのかもしれませんね。
SONY製nasneは既に6年以上使用していますのでHDDが劣化していると思われますし。
ちなみにこのようにすべてのLANケーブルを「カテゴリ6A」に変更した理由は、実はこのBUFFALO製nasneの影響だったりします。
新たに追加するにあたり自宅ネットワーク環境を確認していたら、SONY製nasneは「カテゴリ5」のLANケーブルであることが発覚。
ならいっそのこと、すべてのLANケーブルをさらに速くなるであろう上位カテゴリに変えてしまおうと思ったわけです。
・・・まあ結果はこの通りですが (´・ω・`)
あと、ちょうどAmazonブラックフライデーセールも開催していましたからね。
BUFFALO製nasneに接続している「カテゴリ7」のLANケーブルは、NASと同様のUGREEN製1mのLANケーブル。
SONY製nasneに接続している「カテゴリ6A」のLANケーブルは、BUFFALO製1mのLANケーブル「BSLS6AFU10」。
こちらは元々、次で紹介するONU(光回線終端装置)とWi-Fiルーターの間で使っていたLANケーブルです。
ONU⇔ルーター:6A→8
自宅ネットワークの元となる、ONU(光回線終端装置)とWi-Fiルーターの間のLANケーブル。
これも「カテゴリ6A」のLANケーブルから「カテゴリ8」のLANケーブルに変更しました。
結果、速度の変化はほぼなし。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
測定は先程も紹介したWindows10パソコンからしています。
測定端末につながっているLANケーブルが「カテゴリ6A」であったため、変化がなかったのかもしれません。
元を「カテゴリ8」のLANケーブルにしても末端が「カテゴリ6A」のLANケーブルでは、その速度しか出ませんからね。
ちなみにWi-FiルーターはBUFFALO製の「WSR-1166DHPL」。
有線の場合、最大1Gbpsまで対応しています。
その他のネットワーク環境
ここまでがいろいろ実際に測定してみた結果ですね。
このように「カテゴリ6A」以上にしても、結果がほとんど変わりませんでした。
ネットワーク構成は他にもありますので、それもまとめます。
ルーター⇔ハブ:5e→7
はじめに紹介したネットワーク状況を見てもらうとわかりますが、メインパソコン以外はスイッチングハブを使っています。
Wi-Fiルーター(WSR-1166DHPL)にはLANポートが3つしかありませんからね。
使っているスイッチングハブはBUFFALO製の8ポートスイッチングハブ「LSW6-GT-8ESL/NBK」。
2021年10月に発売されたばかりですね。
Amazonブラックフライデーセールで2,200円(税込)でした。
金属筐体で放熱性があるので熱に強いですね。
LANケーブルはEono製の1m。
「カテゴリ7」です。
Amazonブランドで販売されているものですね。
値段は690円(税込)。
Wi-Fiルーター⇔スイッチングハブのLANケーブルも変更しないと、スイッチングハブ以降のネットワーク機器はそれ以上の速度が出ませんからね。
ここを変更するのも必須でした。
ちなみに変更前のスイッチングハブは、NETGEAR製の5ポートスイッチングハブ「GS305」。
こちらも金属筐体なので放熱性があります。
回線:「So-net光プラス」(IPv6)
これは補足ですね。
自宅では光固定回線「So-net光プラス」を使っています。
さらにより速度を速くする「IPv6」のオプションも使用中。
速度は最大1Gbpsまで対応しています。
ニンテンドースイッチを有線化
もう一つ補足。
ゲーム機「Nintendo Switch」もLANケーブルで接続しています。
使っているLANケーブルの規格は「カテゴリ6」。
初期型スイッチなので有線LANアダプターで接続。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
ちなみにはじめに紹介したネットワーク状況について、スイッチのLANケーブルの接続先を変えていますね。
変更前はスイッチングハブ、変更後はWi-Fiルーター。
実はLANケーブルを差し替えているときに、Wi-Fiルーターに1ポートだけ余り端子があることを忘れていました
( ̄▽ ̄;)
設置場所的にスイッチが一番近いので差し替えました。
・・・この余り端子に気づいていれば、新たにスイッチングハブを買う必要がありませんでしたね。
BUFFALO製の8ポートスイッチングハブは端子が足らないと思って買った物ですから。
(スイッチングハブの端子は5ポートあれば十分 ※はじめのネットワーク状況図参照)
・・・余計な買い物をしてしまいましたね
(´・ω・`)
まとめ
今回は家のLANケーブルをすべて「カテゴリ6A」以上に変えた結果をまとめました。
・NAS(5e→7):変化なし
・nasne(5→6A):変化なし
・ONU⇔ルーター(6A→8):変化なし
・・・あまり変化ありませんでした。
2021年現在ではLAN-ブルを「カテゴリ6A」以上にしても、オーバースペックなだけでほとんど意味がなかったですね。
数年後、10Gbpsが当たり前の時代になれば大きく変わるかもしれません。
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