フロッピーディスク
今や技術遺産とも呼べる過去の記憶装置ですね。
一般的には20年以上前にCD、そしてDVDやBDに世代交代しています。
しかしそんなフロッピーディスクですが、2022年11月現在でも度々ニュースになるほど使われています(主にマイナスなニュース)。
多くは替えの利かない超古いシステムで利用されているようですね。
良くも悪くも日本らしいというべきでしょうか。
そのフロッピーディスク、実はパソコンOS(Windows)を破壊してしまうこともあり、使い方には要注意であったりします。
今回は昔自分が出会ったケースを備忘録としてまとめておきますね。
でもOSが破壊されただけだから、入れ直せば使える。
約7年前に父がFDでWindowsを壊した話
冒頭で紹介したように自分は昔、フロッピーディスクでパソコンOS(Windows)が壊れたケースに出会いました。
記事タイトル的に自分が経験した話のように思えるかもしれませんが、実際には父が起こした話です。
ときは約7年前の2015年頃。
昔と言えば昔ですが、フロッピーディスクが原因と考えるとかなり最近の出来事ですね。
なぜフロッピーディスクを使っていたのかは後で紹介します。
あるとき父が家で家族共有のノートパソコンを使っていました。
はじめは普通に使えていたようです。
父が家のパソコンを使うのは年賀状を作るときぐらいでしたね。
まあ多くの家庭でパソコンの使い道と言えば、特に年齢が高めの層はそのような使い方がほとんどでしょう。
しかし何かの拍子で再起動した際にどうやら起動しなくなってしまったようで・・・
どうすればよいのかわからなかったようで、その後も何度か強制的に再起動を繰り返したようです。
その結果最終的には起動時にこのように表示されてしまいました。
Operating System not found
直訳すると「オペレーティングシステムが見つかりませんでした」。
つまりOSに何か問題が起きて、起動しなくなってしまったようですね。
自分が状況を聞いて見たときには既にこの状態でした。
パソコンがこのような状態になって、父はこのパソコンを使うのを諦めました。
確か無償保証期間もギリギリ過ぎており、修理費用がかかってしまうため放置状態に。
まあ自分は自分でパソコンを持っていましたし、家族共有と言ってもたまに父が使うぐらいでしたからね。
重要なデータも入っていませんでしたし。
・・・当時の年賀状はどうしたか覚えていませんが。
(新しいパソコンを買ったんだっけ?父は修理ではなく買い直すことが多かった。)
ちなみに問題が起きたパソコンは、2014年製の「VAIO Fit 15E」(型番:SVF15327EJW)。
当時のOSはWindows 8.1でしたね。
FDを入れた状態での起動が原因
自分のことではありませんが、せっかくなので放置状態のこのパソコンの状況を調べてみることにしました。
結論から言うと「Operating System not found」になった理由は、「フロッピーディスクを入れた状態での起動」が原因。
ただあくまで推測です。
実際はどうかわかりませんが、Google先生に聞いた感じではこの可能性が一番高そうでしたね。
実は、父は当時フロッピーディスクをまだ使っていました。
父はかなり昔からパソコンを使っており、それこそ35年以上前のWindowsがない時代のパソコンも使っていました(当時の言い方はマイコンかな?)。
Windowsではない超古いパソコン(PC-9800シリーズ?)が家にあったのを微かに覚えています。
ゲームでは「信長の野望 全国版」(1986年発売)が家にあったりしましたからね。
仕事はパソコン関係ではありませんが、このように昔からパソコンを使っていた父。
その名残で今でもフロッピーディスクを使っていました。
まあ文章などのテキストデータぐらいならフロッピーディスクの容量でも十分だったのでしょう。
年賀状で必要な相手の住所などのデータもフロッピーディスクに入れていたようでしたので、パソコンが壊れても問題ありませんでした。
・・・まあこの件があって自分が原因を伝えた影響からか、その後はUSBメモリに移行しましたけれどね。
と、話は少し逸れてしまいましたが、自分がGoogle先生に聞いた限りでは、次のことが起こり得るとのこと。
↓
先にフロッピーディスクの中が読み込まれてしまう
これはパソコンの仕様が関係していますね。
昔のパソコンはデータ容量が全然ありませんでしたので、OSなどはフロッピーディスクに入れて使うことも多かったようです。
フロッピーディスクには「Aドライブ」「Bドライブ」が割り当てられており、先にそちらが起動する仕組みだったようですね。
現在「Cドライブ」が標準ストレージになっている理由はその名残だったりします。
そのため今現在のパソコンでもフロッピーディスクを入れた状態で起動すると、フロッピーディスクの中が優先されることがあるようです。
なので現在フロッピーディスクを使う場合は必ず、パソコン起動→フロッピーディスク挿入、にしないといけませんね。
・・・まあフロッピーディスクを使うことなんて今はほぼないと思いますが。
ただこれだけではOSに問題が起きることはないようです。
フロッピーディスクを抜けばOSが起動するようですね(そのタイミングは重要)。
おそらくその後に父が何度も強制的に再起動を繰り返したことが原因でしょう。
それによりOSが破損してしまったのではないかと思われます。
Ubuntu(Linux)を入れて再利用
放置状態で誰も使わない「VAIO Fit 15E」。
OSも壊れてしまっている(と思われます)し、確かリカバリーディスクなどもありませんでした。
解決方法はもうありません。
しかしOSが存在しないだけで、物理的な物は全てしっかりしています。
ハードディスクも壊れていないようでしたし。
そのため無料で使えるOS「Linux」を入れて再利用してみました。
「Linux」はいろいろあり、当時入れたOSは一番メジャーな「Ubuntu」。
バージョンは入れた当時のものなので15.04と低めですね。
ただLinuxはWindowsより動作が軽いのが特徴の一つ。
スペックは主に次の通りですが、結構サクサク動く印象です。
・メモリ:4GB
メモリは現在8GBですが、自分の所に余っていたメモリがありました(4GB分)のでそれを追加しています。
Windowsが使えなくなったらLinuxを入れてみた方がいいですね。
思った以上に使えるかもしれません。
2022年現在なら「Ubuntu」よりも「ChromeOS Flex」の方がいいかもしれませんね。
こちらもLinuxの一つではありますが、最近急成長している「Chrome OS」の無料提供版。
Androidアプリが使えないなどの限定要素もありますが、ほぼ「Chrome OS」と同じもの。
使い道の幅が広がるでしょう。
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しかし「どうしてもWindowsがいい!」と言う場合は、修理業者に依頼するか、新たにWindowsパソコンを買うしかありませんね。
ちなみにUbuntuを入れた「VAIO Fit 15E」はほとんど使っていません
( ̄▽ ̄;)
自分の周りには割とパソコンがあり、それで十分だったりしますからね。
もったいない状態です。
まとめ:フロッピーディスクの扱いは注意
今回は父がフロッピーディスクでWindowsを壊してしまった話をまとめました。
フロッピーディスクを入れた状態でパソコンを起動すると正常にOSが起動しない場合があります。
そのとき慌てて強制再起動を繰り返したりすると、今回のようにOSが壊れてしまうこともありますね。
フロッピーディスクの入れるタイミングには注意が必要です。
必ずパソコン起動後に入れるべきですね。
(まあ今さらフロッピーディスクを使うことは少ないと思いますが・・・)
もしOSが壊れてしまっても物理的な物が壊れていなければLinuxなどを使うことで再利用できますね。
自分は当時のことなのでメジャーであったUbuntuを入れてみましたが、2022年現在ではChromeOS Flexの方が便利かもしれません。
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