【消えた第3のスマホOS】4台起動してWindows Mobile・Phoneの歴史を振り返る

Windows Mobile/Phone 4機種スマートフォンetc.
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Appleの「iOS」、Googleの「Android」。

2022年現在の今でこそ2つしかありませんが、数年前まで「第3のスマホOS」と呼ばれるものがありました。
その代表格が「Windows Phone(Mobile)」
名の通り、パソコンOS「Windows」のMicrosoftが開発していたスマホOSです。

iOSとAndroidの影に隠れてマイナーな存在になっていましたが、そんな「Windows Phone(Mobile)」を自分は今でも4機種所持していたりします。

今回は持っている「Windows Phone(Mobile)」4機種を起動しつつ、その歴史を振り返ろうと思います。

アキラ
アキラ

始まりは2003年頃。
2019年12月10日に完全終了。

Windows Mobile:2003年に登場

Windows Phone(Mobile)」と言う存在は、実はiOSやAndroidよりも古く、なんと2003年頃からありました。
iOSは2007年(当時はiPhone OSという名前)、Androidは2008年の登場ですからね。

「iPhone」がもたらした「スマートフォン」という概念。
それ以前からあったわけですね。
2003年以前も「Pocket PC」の名で存在しており、当時の概念名称は「スマートフォン」ではなく「PDA(携帯情報端末)」。
どちらかと言うとパソコンが携帯電話サイズにモバイル化されたイメージです。

そのため携帯端末ながらパソコンのように使うことができましたね。
Word・Excelなどの「Office」が使え、ブラウザも「Internet Explorer」。
どちらもモバイル版ですが、当時はパソコンでしか使えなかったものが携帯端末でも使えました。
パソコンと同様に他製のソフト、いわゆる「アプリ」も使用可能。
まさに「スマートフォン」です。

ちなみにパソコンOSは「Windows XP」の時代。
また当時日本の携帯電話(端末)は「iモード」などの、いわゆる「ガラケー」全盛期。
そのため結構なマニアにしか見向きされませんでしたね。

とこのように、さも知っているように述べましたが、当時の自分は小中学生の頃。
さらに言えば当時「ケータイ」にもあまり興味ありませんでした。
なので「Windows Mobile」をほとんど知りません。
「Wikipedia」の情報です m(_ _)m

まあ10年以上前に「ガジェット」という物にハマって以降、ネットなどでいろいろ調べていたりしますので、全ての情報源がWikipediaではありませんが(自分のガジェット好き起源はこちら)。

Wikipediaに記載されている「Windows Mobile」のバージョンの一覧は次の通り。

2003年:Windows Mobile 2003
2004年:Windows Mobile 2003 SE
2005年:Windows Mobile 5.0
2007年:Windows Mobile 6
2008年:Windows Mobile 6.1
2009年:Windows Mobile 6.5

マイナーではあるものの、日本でも数種類の「Windows Mobile」が発売されています。
その中の代表格が、2005年に発売された「W-ZERO3」(WS003SH)。
キャリアはウィルコム(現:ワイモバイル)。
開発元はシャープですね。
OSは「Windows Mobile 5.0」。

W-ZERO3(HPより)
出典:SHARP/W-ZERO3シリーズ/W-ZERO3

これをなくして「Windows Mobile」は語れません。
と言っても前述の通り、自分は詳しく知りません。
「Windows Mobile」の代表格として、よく登場する機種ということだけは知っています。
実際その後、5機種も後継機が登場していますからね。
「Windows Mobile」=「W-ZERO3」シリーズというような感じです。

当時はこのように、スライドして開いたらキーボードが登場する機種がスタンダードだったようですね。
「パソコン」のモバイル版なので物理キーボードは外せない要素だったようです。

ガラケーも次第にさまざまな形が登場してきましたが、それと比べても結構異質な存在ですね。

W-ZERO3 [es]:パソコンのモバイル版

そんな「W-ZERO3」の後継機、W-ZERO3 [es]」(WS007SH)を自分は持っていたりします。
発売は2006年。
同じくシャープ製で、キャリアはウィルコムです。

W-ZERO3 [es]

外観は前モデル「W-ZERO3」と似たような構造。
スライドするとキーボードが現れます。
ただ「W-ZERO3」と違い、閉じているときはストレート型のガラケーのようにテンキーがありますね。

OSは「Windows Mobile 5.0」。
操作感はやはり「Windowsパソコン」と言った感じ。
「スタートボタン」があります。

W-ZERO3 [es]のスタートメニュー

文字入力はこんな感じ。
もちろんキーボードでもテンキーでも操作可能。

W-ZERO3 [es]の文字入力(キーボード)W-ZERO3 [es]の文字入力(テンキー)

モバイル版ですが、Excel・Word・Power Pointも使えます。

W-ZERO3 [es]のOffice

画面は当時からタッチパネル。
しかし方式は感圧式。
ゲーム機・ニンテンドーDSシリーズと同じ方式のタッチパネルです。
2006年当時のタッチパネルと言えば今の方式(静電式)ではなく、感圧式が主流でしたね。
そのため圧力タッチできる、タッチペンが付属していたりします。

W-ZERO3 [es]の内蔵タッチペンW-ZERO3 [es]の内蔵タッチペン
▲本体に内蔵できる

見てわかるように画面はかなり小さめ。
そのため指では細かい部分がかなりタップしづらかったりします。

もちろんインターネットも使用可能。
Internet Explorerの他、Opera Browserもありますね。
ただWi-Fi機能は本体に内蔵されていません。
前モデル「W-ZERO3」は内蔵されていたようですが、後継機では省かれたようです。
代わりにminiSD(!)から拡張できるようです。

W-ZERO3 [es]でInternet Explorerを使う
▲内蔵されているトップページは開ける。ネット機能もないし、おそらくサービス終了しているのでこれ以上は開けない。

主なスペックは次の通り。

機種名W-ZERO3 [es] (WS007SH)
OSWindows Mobile 5.0
CPUIntel PXA270 416MHz
メモリ64MB
カメラ約131万画素
画面解像度640×480
画面サイズ2.8インチ
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
約135㎜×約56㎜×約21㎜
重さ約175g
その他miniSD対応
Wi-Fi非搭載
タッチペン内蔵

W-ZERO3 [es]のOSバージョン

今とは比べ物にならない程の低スペックです。
ガラケー全盛期時代ってこれくらいのスペックでしたものね。
しかしサクサクとまではいきませんが、割とキビキビ動いている印象です。

ただ充電器は独自のものなので少々面倒です。

W-ZERO3 [es]の充電端子

ちなみに実はこの「W-ZERO3 [es]」、約4年前の2018年にスマホショップ「イオシス」さんで購入した未使用品。
価格は7,980円(税込)でした。

イオシスさん、こんなマイナーな機種を・・・
どこから仕入れてくるのでしょうね
( ̄▽ ̄)

(感激していますw)

■外観ギャラリー
W-ZERO3 [es]の外観デザインW-ZERO3 [es]の外観デザインW-ZERO3 [es]の外観デザインW-ZERO3 [es]の外観デザインW-ZERO3 [es]の外観デザインW-ZERO3 [es]の外観デザインW-ZERO3 [es]の外観デザインW-ZERO3 [es]の外観デザインW-ZERO3 [es]の外観デザイン

dynapocket IS02:スマホっぽくなる

もう一台「Windows Mobile」を持っていたりします。
末期の2010年に発売された、dynapocket IS02
メーカーは、現在は撤退してしまった東芝。
キャリアはau。
auが取り扱いを開始した最初期のスマートフォンだったりします。

dynapocket IS02
※買った当時の状態(後述)なのでシールはそのまま

スライドしたらキーボードが現れる構造は変わっていませんが、この頃になるとiPhoneの影響からかスタイリッシュな外観に。
「パソコン」から「スマートフォン」に変わった感じがします。

ただこちらの「dynapocket IS02」、少々壊れてしまっています。
タッチパネルが全く反応せず、Wi-Fi設定をしても再起動すると何故か設定が消えていたりと・・・
なので参考程度ですね。

OSは「Windows Mobile 6.5」。
依然としてパソコンのような感覚ですが、「スタートボタン」はなくなり、画面のタッチ操作が容易になりました。
方式も現在主流の静電式。

dynapocket IS02

文字入力はこんな感じ。
本来ならキーボードを閉じた状態でも入力できるはずですが、壊れている自分の「dynapocket IS02」ではできません
m(_ _)m

dynapocket IS02の文字入力

もちろん変わらずOfficeも使用可能。

dynapocket IS02のOffice

アプリメニューはこんな感じですね。

dynapocket IS02のアプリdynapocket IS02のアプリ

主なスペックは次の通り。

機種名dynapocket IS02
OSWindows Mobile 6.5
CPUQualcomm Snapdragon S1
QSD8650 1GHz
メモリ384MB
ストレージ512MB
アウトカメラ約322万画素
画面解像度640×480
画面サイズ4.1インチ
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
約123㎜×約66㎜×約12.9㎜
重さ約158g
その他microSD対応
充電:microUSB

dynapocket IS02のOSバージョン

性能は少しずつアップ。
当時はAndroidスマートフォンも出始めたとき(iPhoneは3GS~4の頃)。
今と比べると低スペックですが、当時の標準的な性能ですね。

実際動かしてみて、メニュー等を見るくらいなら割とキビキビ動いている印象です。

ちなみに実はこちらもイオシスさんで購入した未使用品。
2016年と、約6年前に購入したものです。
価格は2,980円(税込)でした。

イオシスさんには脱帽です ( ̄▽ ̄)

ただはじめに紹介したように、現在は少々壊れてしまっています。
買った当初に少し起動しただけであとは放置状態。
先日久しぶりに起動したら、まずタッチパネルが反応しない。
そして前述の通り、Wi-Fi設定しても再起動したら設定が消えている。
他にも試しにいろいろなアプリを起動していたら勝手に再起動がかかったり・・・
(もしかしてこれは仕様?)

とにかく普通には使えません。
せっかくの未使用品でしたのにもったいないですね。

ちなみにタッチパネルが反応しませんので、画面ロックをかけてしまうと電源を切るしか方法がありません
( ̄▽ ̄;)

■外観ギャラリー
dynapocket IS02の外観デザインdynapocket IS02の外観デザインdynapocket IS02の外観デザインdynapocket IS02の外観デザインdynapocket IS02の外観デザインdynapocket IS02の外観デザインdynapocket IS02の外観デザインdynapocket IS02の外観デザインdynapocket IS02の外観デザイン

Windows Phone:2010年に登場

「Windows Mobile」はその後、「Windows Phone」と名前を変えて新たに登場しました。
2010年のことです。

当時は「iPhone 3GS」~「iPhone 4」が発売された頃。
iPhoneはご存じの通り日本で大ヒット。
もちろん世界でも大ヒット。

浸透せずに劣勢なMicrosoftは、「Windows Mobile」から「Windows Phone」に名前を変更。
何から何まで一新、リニューアルしました。

操作方法は従来のキーボード操作からiPhoneと同じくタッチパネルの操作に。
そのためUIも大幅変更。
構造(アーキテクチャ)も一新されたため、前OS「Windows Mobile」との互換性は全くありません。

この辺りはWikipediaの方が詳しいですね。

自分がガジェットにハマったのは2010年頃。
そのためリアルタイムに追い始めたのはこの「Windows Phone」からです。

Wikipediaに記載されている「Windows Phone」のバージョンの一覧は次の通り。

2010年:Windows Phone 7
2011年:Windows Phone 7.5
2013年:Windows Phone 7.8
2012年:Windows Phone 8
2014年:Windows Phone 8.1

おわかりの方もいると思いますがこれ、パソコンOS「Windows」とほぼ同じタイミングなんですよね(Windows 7:2009年、Windows 8:2012年)。
特にパソコンOSも大変革を起こしたWindows 8」と「Windows Phone 8」は、基本的な仕組み(アーキテクチャ)は一緒になっています。
その影響でアプリは「Windows Phone」の中でも「7」と「8」で互換性がありません。
Microsoftの、モバイルOSも統合したい強い意思が伺えますね。

「Windows Phone」も何機種か日本で発売されています。
一番有名なものは「Windows Phone IS12Tですね。
OSは「Windows Phone 7.5」。
これは次で紹介します。

しかし人気が芳しくなかったのでしょう。
その後しばらく暗黒期が続き、2015年に「MADOSMA」(マドスマ)が登場しました。
開発元はマウスコンピューターで型番は「Q501」。
OSは「Windows Phone 8.1」です。
キャリアに縛られない「SIMフリー」で販売されました。

・・・まあSIMフリーとして発売せざる得ないほど、人気が落ちてしまっていたのもありますね。
それほどiOSとAndroidの存在が強すぎたわけです。

Windows Phone IS12T:唯一の存在

前述のWindows Phone IS12Tを自分は持っています。
発売は2011年。
メーカーは富士通東芝(当時の名)。
キャリアはauです。

Windows Phone IS12T

実はキャリアから発売された唯一の「Windows Phone」だったりします。
さらに言うならば、キャリアから発売された最後の「Windows Phone(Mobile)」。
次で紹介する「Windows 10 Mobile」は一回もキャリアからの発売はありませんでしたからね。

「Windows Phone IS12T」になると、形は完全に現在の「スマートフォン」。
スライドして現れるキーボードはなくなりましたね。

OSは「Windows Phone 7.8」。
発売当初は「7.5」です。
操作感も「スマートフォン」になりましたね。
タッチパネルを中心とした操作性。
ホーム画面はタイル状の「Metro UI」(後に名はModern UIに変更)。

Windows Phone IS12T

パソコンOS「Windows 8 / 8.1」をイメージしてもらえればよくわかるでしょう。
あれと似たような感じです。

Windows Phone IS12Tのアプリ
▲ホームを右から左にスワイプするとアプリ一覧

変わらずOfficeアプリも使用可能。

Windows Phone IS12TのOfficeWindows Phone IS12TでExcelを使う

もちろんWi-Fi内蔵なのでインターネットも使えます。
ただほとんどサービスを終了しているのか、Internet ExplorerやMarketplace(アプリストア)は全く開けませんでしたね。

Windows Phone IS12TでInternet Explorerを使うWindows Phone IS12TでInternet Explorerを使う
▲Internet Explorer(なぜかプリインストールされているGREEのリンクは開ける)

Windows Phone IS12TでMarketplaceを使う
▲読み込み中で開けないMarketplace

地図は見れました。

Windows Phone IS12Tでマップを使う

主なスペックは次の通り。

機種名Windows Phone IS12T
OSWindows Phone 7.8
CPUQualcomm Snapdragon S2
MSM8655 1GHz
メモリ512MB
ストレージ32GB
アウトカメラ約1,320万画素
画面解像度800×480
画面サイズ3.7インチ
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
約118㎜×約59㎜×約10.6㎜
重さ約113g
その他microSD非対応
充電:microUSB

Windows Phone IS12TのOSバージョン

性能は大幅アップしたように感じます。
当時はAndroidスマートフォンが大量に販売され始めた時代。
性能もバラエティに飛んでいました。
「Windows Phone IS12T」は標準的な性能ながら、当時のAndroidスマートフォンよりもキビキビ動いていた印象です。
今回起動してみてその性能の安定さを再確認しましたね。
今でも結構ヌルヌル動きます。

ちなみに自分はこの「Windows Phone IS12T」を約6年前に中古で買いました。
価格は6,000円ぐらい、確かスマホショップ「じゃんぱら」での購入だったと思います。
(価格も購入場所も詳しく覚えていません m(_ _)m)

じゃんぱらで「Windows Phone IS12T」を購入する

■外観ギャラリー
Windows Phone IS12Tの外観デザインWindows Phone IS12Tの外観デザインWindows Phone IS12Tの外観デザインWindows Phone IS12Tの外観デザインWindows Phone IS12Tの外観デザインWindows Phone IS12Tの外観デザインWindows Phone IS12Tの外観デザイン

Windows 10 Mobile:2015年に登場

2015年になると「Windows Phone」は再びリニューアルされました。
その名はWindows 10 Mobile

「Windows 10 Mobile」は、2022年現在も主流のパソコンOS「Windows 10」と一体的な存在へと進化しました。
そのためWindows 10」と高い親和性があります。

基本的な操作方法は、前OS「Windows Phone 8.1」を踏襲。
また「Windows Phone 8.1」と互換性があるため、それ以前に起きてしまった「以前のアプリが使えない」問題もありません。

iOSとAndroidに押されて、完全に後手に回っていたMicrosoftが起死回生をかけたスマホOSです。

その熱量はすさまじく、リリース当初から日本でも数機種に搭載されましたね。

先程紹介したMADOSMA Q501」は、「Windows 10 Mobile」にアップグレード可能。
後継機も発売されています。

他にもFREETEL(プラスワン・マーケティング)やヤマダ電機、サードウェーブ(ドスパラ)などから発売されましたね。

ソニーから独立したパソコン「VAIO」からも、「VAIO Phone Biz」として「Windows 10 Mobile」が発売されていたりします。

しかしこれらはキャリアを経由しない「SIMフリー」。
先程も「Windows Phone」のときにチラッと紹介しましたね。

各キャリアはiOS・Androidと違って人気が全然ない「Windows Phone(10 Mobile)」の取り扱いをやめてしまいました。

NuAns NEO:色々もったいない機能

さてそんな「Windows 10 Mobile」の一つ、NuAns NEOを自分は持っています。
発売は2016年。

NuAns Neo
※買った当時の状態(後述)なので保護シールなどはそのまま

メーカーはトリニティ(Trinity)。
電機メーカー系ではなくデザイン系の会社です。

「Windows Phone」と同じく、もはや形は「スマートフォン」。
先程紹介したように基本的には「Windows Phone」を踏襲していますので、ホーム画面の見た目やアプリデザインなどはあまり変わりません。
ですがやはりパソコンOS「Windows 10」に似ていますね。

NuAns Neoのアプリ
▲ホームを右から左にスワイプするとアプリ一覧

Officeも使用可能。

NuAns NeoでExcelを使う

Microsoft Edgeよりネット閲覧もできます。

NuAns NeoでMicrosoft Edgeを使う

Microsoft Storeよりアプリもダウンロード可能。

NuAns NeoでMicrosoft Storeを使う

「Windows 10」のモバイル版そのものですね。
ただ2022年11月現在はまだ利用できますが、今後もこれらを利用できるかわかりません(理由は次で紹介)。

主なスペックは次の通り。

機種名NuAns NEO
OSWindows 10 Mobile
CPUQualcomm Snapdragon 617
MSM8952 1.5GHz オクタコア
メモリ2GB
ストレージ16GB
アウトカメラ約1,300万画素
画面解像度1,280×720
画面サイズ5.0インチ
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
約141㎜×約74.2㎜×約11.3㎜
重さ約150g
その他microSD対応
充電:USB Type-C
背面カバーは着せ替え可能
背面の中にカード入れ

NuAns NeoのOSバージョン

性能はミドル。
なのでゲーム等をするにはあまり向かなかったと思われますが、それ以外ならそれなりに使える性能だったでしょう。

充電端子はUSB Type-Cと今では当たり前かもしれませんが、2016年当時ではまだ採用しているスマートフォンが珍しかったりします。

さらに「NuAns NEO」の最大の特徴が、さまざまな背面カバーに変更可能(COREコンセプト)。
デザイン系の会社ならではですね。

NuAns Neoのカバー(COREコンセプト)
出典:NuAns NEO

自分は上はグレー、下はホワイトのカバーを購入。
布生地のような感触です。

NuAns Neoの背面とカバー

他にも背面にはカードを入れることができ、電子マネーカードを入れればおサイフケータイのように使うこともできますね。

NuAns Neoの背面にカードを入れる

このように「NuAns NEO」はなかなかユニークなスマートフォン。
しかし「Windows 10 Mobile」だったのが災いしてしまったのでしょうか。
その後「NuAns NEO [Reloaded]」として再登場しました。
OSは「Android 7.1」。

いろいろと悲しい機種でしたね。

ちなみに実はこちらもイオシスさんで購入した未使用品。
2017年のことです。
価格は7,980円(税込)でした。

参考:Windows 10スマホ「NuAns NEO」の新品が税込7,980円で買える!

本当にイオシスさんはすごいですねw(小並感)
購入目的はコレクションだったりします
( ̄▽ ̄)

カバーなしが、この7,980円(税込)。
カバーありでは10,800円(税込)。

「コレクションなのでカバーなんていらないだろう」と思い、カバーなしで購入しましたが、結局カバーも買ってしまいましたね。
むき出し状態ではかなり不格好でしたから。

カバーは後日、Amazonで購入しましたね。

■外観ギャラリー
NuAns Neoの外観デザインNuAns Neoの外観デザインNuAns Neoの外観デザインNuAns Neoの外観デザインNuAns Neoの外観デザインNuAns Neoの外観デザイン

2019年12月10日完全終了/Android導入

このように長年、第3勢力として存在し続けた「Windows Mobile (Phone)」ですが、この「Windows 10 Mobile」を最後に、ついに完全終了してしまいました。
2019年12月10日。
約3年前のことです。

「Windows 10 Mobile」もリリース当初の2015年こそ勢いがあったものの、2017年には過去の存在に。
発売するメーカーも現れず、2019年にサポートも終了。

10年以上、iOS・Androidと対抗してきましたが、この2つの存在が大きすぎて勝てなかったわけですね。

以降、Microsoftは方針を大転換。

スマホOSは敵であった「Android」を採用します。
「Android」はオープンな存在なのでMicrosoftも使えますからね。

その「Android」を搭載して登場したMicrosoftのスマートフォンが「Surface Duo」シリーズ。
2画面構造をした、一風変わったスマートフォンです。
2022年現在の最新モデルは「Surface Duo 2」。

またパソコンOS「Windows 11」では、Androidアプリが使えるようになりました。
人によっては「念願」だったでしょう。
「Windows Mobile (Phone)」が終了した副産物ですね。

ただし「Google Play」からダウンロードするのではなく、派生の「Amazon Appstore」からのダウンロードになります。

詳しい使い方は以下の記事で紹介しています。

こうしてメジャーである「Android」を採用したことで、MicrosoftのスマホOSは完全終了してしまいました。

幾度とリニューアルしてもiOSとAndroidに勝つことができなかったMicrosoftのスマホOS「Windows Mobile (Phone)」。
スマートフォンに変わる新たなモバイルデバイスが登場しない限り、MicrosoftはモバイルOSを二度と開発しないでしょう。

【YouTube】動画で動作紹介

今回紹介した4台の動作状況は、動画でも紹介しています。

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