ロマンの塊である折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」。
このドコモ版に2022年12月19日から「Android 13」の配信が始まりましたね。
約2ヶ月遅れになってしまいましたが、先日自分の使っている「Galaxy Z Fold3 5G」を「Android 13」にアップデートしましたので、今回はその変化をまとめます。
タスクバー出現でタブレットモードでアプリの切り替えがしやすくなった。
目次
アップデートは約15分
「Galaxy Z Fold3 5G」(SC-55B)を「Android 13」にアップデートするには約15分かかりました。
アップデートは「設定」→「ソフトウェア更新」→「ダウンロードおよびインストール」からできますね。
ダウンロードデータ容量は約2.5GB。
結構なデータ容量です。
(バージョン:SC55BOMU1CVKC/SC55BDCM1CVKC/SC55BOMU1CVKC)
Android 13&One UI 5.0
「Galaxy」シリーズは「One UI」でカスタマイズされたAndroidスマートフォン。
「Galaxy Z Fold3 5G」も同様ですね。
以下のようにアップデートされました。
One UI 4.1 → One UI 5.0
タスクバーでタブレット時使いやすく
「Galaxy Z Fold3 5G」の「Android 13(One UI 5.0)」での一番の変化はこれでしょう。
タブレットモードでタスクバーが出現!
既に上の画像でもわかりますね。
アプリ起動中(例はChrome)は、このように下側にアプリアイコンが表示されるようになりました。
表示されるアプリアイコンはドックに設定されている内容です。
起動中のアプリがある場合は、そのアプリも追加されますね。
また一番左側はアプリ一覧。
とこのようにタブレットモードでは、アプリの切り替えがしやすくなって、パソコンのような使い方ができるようになりましたね。
他製ホームアプリでは使えない
ただこのタスクバー、他製ホームアプリでは使えないようです。
自分は普段「Nova Launcher」を使っています。
その場合はこんな感じ。
・・・タスクバーがありませんね。
タブレットモードで表示されるタスクバーはデフォルトのホームアプリ「One UIホーム」の独自機能のようです。
うーん、残念。
まあ以前から、右側にある「エッジパネル」から他のアプリを直接起動することもできましたし、タスクバーがなくても問題ないかもしれませんね。
タスクバーがあっても「エッジパネル」は使えます。
機能が似ていますので、その場合は「エッジパネル」を無効化した方がいいかもしれませんね。
邪魔ですし。
「設定」→「ディスプレイ」→「エッジパネル」からオンオフ。
後の見た目はあまり変化なし
このように真っ先に目に付いた変化は、タブレットモードのタスクバー。
それ以外の画面も見てみましょう。
まずはメインディスプレイ(タブレットモード)。
■ロック画面
■ホーム画面
■通知領域
■クイック設定
若干見た目に違いがありますね。
メニュー・ホーム・戻るの3ボタンは、タスクバーの関係で右側に集約。
またクイック設定アイコンは少しだけ小さくなっています。
背景の透過も強くなっていますね。
サブディスプレイ(スマートフォンモード)ではこんな感じ。
■ロック画面
■ホーム画面
■通知領域
■クイック設定
こちらはあまり変化がないかもしれません。
とこのように細かな違いはあれど、見た目に大きな変化はないように感じます。
ロック画面編集可&画像テキスト抽出
機能の改良は結構あるようですね。
ただ自分は、正直に言うと「Galaxy Z Fold3 5G」を持て余しています
( ̄▽ ̄;)
これらの機能も以下を調べて初めて知りました。
例えばロック画面の編集ができるようになりましたね。
ロック画面長押しで編集可能です。
他にも画像からテキストを抽出できるようになりました。
「ギャラリー」アプリ右下のテキストマークから文字の選択が可能。
ただこのように試しにGoogle Keepにコピーした文字を貼り付けてみたら、日本語が文字化けしていました。
精度の問題なのか、別に設定があるのか・・・
実用的ではありませんでしたね。
「Android 13」自体、新機能が少なめなので「One UI 5.0」の独自新機能が多い印象です。
ちなみにiPhone「iOS 16」でもロック画面の編集や画像テキスト抽出が新たにできるようになっていますね。
余談:一度きりだった「Android 12L」
「Android」はご存じの通りGoogleのスマートフォンのOSですね。
タブレットでも採用されています。
実はそのタブレットのために、専用OS「Android 12L」が2022年3月に登場しました。
参考:Googleが「Android 12L」を正式発表 フォルタブルとタブレットに最適化
ライバルのAppleは「iOS」を分離して、2019年にタブレット用OS「iPadOS」をリリース。
それに倣ったのでしょう。
この「Android 12L」、「Galaxy Z Fold3 5G」の後継機である「Galaxy Z Fold4」に初搭載されました。
しかしその後、「Galaxy Z Fold4」は「Android 13」にアップデート可能に。
参考:ドコモの「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」がAndroid 13に 5G SAに対応
今回「Galaxy Z Fold3 5G」も「Android 13」になりました。
どうやら「Android ~L」は、「Android」をタブレット用に分離独立させたわけではなく、一時的なバージョンだったようですね。
しかしタブレット専用OSのアナウンスはこれ以降Googleからありませんので、もしかしたら内部では「Android 13L」の開発が進んでいるのかもしれません。
2023年中に「Pixel Tablet」が登場しますし。
参考:グーグルの新タブレット「Pixel Tablet」は「Tensor G2」搭載、2023年に登場へ
対応を待てなくなったサムスンが独自で「Android 13」に対応したのかもしれませんね。
ちなみにAndroidのタブレット専用OSは、結構昔にあったりしました。
約12年前の「Android 3.X」。
スマホOSのバージョンは「Android 2.3」でした。
当時はスマホもタブレットも登場間もなく過度期だった時代。
いろいろ試していたのでしょう。
その後「Android 4.0」で、スマホもタブレットも統合。
以降はどちらとも同じOSになりました。
スマホに至っては「Android 2.3」から「Android 4.0」のバージョンアップなので不思議な感じでしたね。
「Galaxy Z Fold3」Android 13・まとめ
今回は「Galaxy Z Fold3 5G」を「Android 13」(One UI 5.0)にアップデートした変化をまとめました。
一番の変化はタスクバーの登場。
タブレットモードでアプリの切り替えがしやすくなりましたね。
しかしタスクバーが使えるのはホームアプリが「One UIホーム」のときのみ。
自分が普段使っている「Nova Launcher」では使えません。
残念ですね。
まあ以前から「エッジパネル」で直接アプリを起動できますし、タスクバーがなくても意外と問題はないかもしれません。
その他、見た目はあまり変化がありません。
しかしロック画面の編集や画像テキストの抽出ができるようになっており、機能面は進化していますね。
ちなみに「Galaxy Z Fold3 5G」の動作感は「Android 12」時代とあまり変わりません。
普通に問題なく使えますね。
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