Androidをベースとした独自OSではAmazonの「FireOS」が有名です。
「FireOS」はAmazonのタブレット「Fire」シリーズに搭載されています。
基本的にAmazonアプリストアからアプリをダウンロードする仕組みになっていますので、GooglePlayストアはありません。
「OPPO Reno A」などで格安スマホとして有名になった「OPPO」シリーズもAndroidをベースとした独自OSになっています。
その名も「ColorOS」。
ですがFireOSと異なり、「ColorOS」はGooglePlayストアからアプリをダウンロードするようになっています。
今回は以前、楽天モバイルで安く購入した「OPPO A5 2020」に搭載されている「ColorOS」を詳しく見ていきたいと思います。
見た目「iOS」で中身「Android」!
目次
見た目はiOSに近い
「OPPO A5 2020」に搭載されているOSは「ColorOS6」です。
ベースは「Android9」。
「ColorOS6」のみならず、「ColorOS」自身はiOSに似ていると言われています。
実際触ってみるとわかりますが、見た目は本当にiOSに近いですね。
ホーム画面
ホーム画面だけ見ると完全にAndroidですね。
アプリのアイコンが自由に置ける、ウィジェットを置ける、と。
ただ普通のAndroidと違い、アプリの一覧がありません。
iOSと同じようにアプリをダウンロードしたら、ホーム画面に追加されていきます。
加えてホーム画面の一番左のページは「スマートアシスタント」と呼ばれる、iOSのウィジェットのような機能もあります。
さらにホーム画面で上から下にスワイプすると本体内の検索が可能です。
・・・見れば見るほどiOSに近いですね。
ただ元はAndroidなので、ランチャーアプリを入れることでホーム画面を自由に変えることができます。
ステータスバーと設定アプリ
上から「iPhone7」(iOS13)、「OPPO A5 2020」(ColorOS6)、「XperiaXZ1」(Android9)の設定アプリです。
上部のステータスバーはColorOSとiOSで同じような並び方になっていますね。
時間の表示位置は違いますが、左側に電波関連、右側に電池残量など。
Androidでは、電波関連や電池残量は右側になっています。
またどことなくColorOSの設定アプリもiOSに似ています。
アイコンの形や設定項目の並び順など。
設定アプリ本体には関係ありませんが、自分は画面のロック方法が気になりました。
なぜかColorOSにはパターンロックがありません。
自分は基本的にAndroidではパターンで画面をロックしています。
なぜロック解除方法もiOSと同じにした・・・?
もちろんAndroid要素もある
ColorOSは触れば触るほどiOSに近いですが、ベースはAndroidです。
なのでもちろんAndroid要素もあります。
システムナビゲーション
システムナビゲーションはAndroidそのものです。
ただしナビゲーションボタンは、左から「タスク」・「ホーム」・「戻る」の順番になっています。
Galaxyシリーズのようですね。
しかし設定から他のAndroid機種と同じように、左から「戻る」・「ホーム」・「タスク」の順番にすることもできます。
また「Android10」からの新機能「ジェスチャーナビゲーション」にすることもできます。
ただ少しだけ違いますね。
ColorOSの「ジェスチャーナビゲーション」はAndroidと比べて、次の点が違います。
・ナビゲーションバーがない
・最後のアプリに切り替えることができる
通知センターはAndroidとiOSの中間
通知センターの内容は基本的にAndroidと同じですね。
Wi-FiやBluetoothなどの簡易設定と、通知領域があります。
ですが色合いがiOSに似ているように感じます。
またAndroidの通知センターは通知がなければ表示されませんが、ColorOSではiOSと同じように通知がなくても画面一番下まで表示されます。
ちなみに簡易設定の上にデータ使用量が表示されることが、地味にありがたいです。
便利機能
ColorOSには便利な機能もあります。
SNSアプリのクローンが可能
LINEやFacebookを一台のスマホで複数のアカウントを使うことができる「App Cloner」があります。
クイック起動「スマートサイドバー」
画面の側面をよく見ると、白く細い小さなバーがあります。
これは「スマートサイドバー」と呼ばれ、アプリのクイックショートカットのようなものです。
最近のXperiaシリーズのサイドセンスのようなものですね。
ただXperiaと異なり、白いバーを引っ張り出すように操作することで表示できます。
ゲーム補助の「ゲームスペース」
「ColorOS」には「ゲームスペース」と呼ばれる、ゲーム補助アプリがあります。
「ゲームスペース」にゲームアプリを追加することで、ゲーム中にメールなどの通知を非表示にできます。
さらにゲーム起動時は余分なキャッシュを削除してくれますので、ゲームの動作も軽くなります。
先程の「スマートサイドバー」はゲームプレイ時にはゲーム補助機能になります。
注意点
ColorOSにはいくつか注意点もありますね。
通知されないことがある
「ColorOS」ではメールなどの通知がされないことがあります。
例えば「OPPO A5 2020」でGmailを受信しましたが、通知されないことがありました。
解決方法あるのだろうか。
OSのアップデートが遅いorない
Androidベースとはいえ、独自OSである「ColorOS」。
当然メーカーはアップデートの影響を調べる時間が必要でしょう。
そのためColorOSは他のAndroid機種に比べ、アップデートが遅くなる、もしくはアップデートしない可能性があります。
・・・これについては気長に待つか諦めるしかありませんね。
最近は「OPPO Reno 10x Zoom」がAndroid 10・ColorOS 7にアップデートできるようになりました。
おはようございます。
— OPPO Japan (@OPPOJapan) April 27, 2020
中の人Pです。
突然ですが、
OPPO Reno 10x ZoomはAndroid 10とColorOS 7へのアップデートを開始いたします。
その後、OPPO Find XとR17 Proも今日中に順次開始だそうです。
誕生日ではないのに、これはとても嬉しい。
プロダクト部のお兄さんとお姉さんにお礼をしたい。
「OPPO A5 2020」や、コスパ最強の「OPPO Reno A」はまだ未定のようです。
追記:2020/09/26
8月14日から、「OPPO A5 2020」のAndroid10(ColorOS7.1)へのアップデートができるようになりました。
しかし販売店モデルごとでアップデート配信タイミングが異なっています。
やっと9月24日に楽天モバイル版の「OPPO A5 2020」でアップデートできるようになりました。
「OPPO A5 2020」自身について
「OPPO A5 2020」だからこそ気になる問題も2点ありました。
1点目は、付属ケースを装着していると側面からのスワイプがしにくいこと。
上で紹介したように、本体側面からスワイプすることがあります。
・「戻る」ジェスチャー操作
・「スマートサイドバー」起動
「OPPO A5 2020」の付属ケースは少し固めに作られています。
なので本体側面からのスワイプがしにくくなっています。
もう1点目は、スペックの問題。
「OPPO A5 2020」は安くするために本体スペックは控えめです。
「ゲームスペース」などゲーム補助機能があっても、スペック不足によりゲームがプレイしにくいことがあります。
自分は「OPPO A5 2020」でポケモンGOをプレイしていましたが、起動に時間がかかることがあります。
ただ起動さえできれば、問題なく動きますね。
見た目iOSで中身Androidの「ColorOS」
「OPPO」シリーズに搭載されているAndroidベースの独自OS「ColorOS」は、見た目はiOSに近く、中身はAndroidです。
デザインだけに関すると
・iOS化したAndroid
・Android化したiOS
と言ったところでしょうか。
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