「Xperia」シリーズの中でも最安なモデルが「Ace」シリーズ。
その最新モデル「Xperia Ace III」を先日買いました。
自分は以前、ほぼ同時期に発売された「Xperia 10 IV」も買いました。
こちらは性能と価格のバランスが取れているので、「Xperia」の中でも一番人気なシリーズですね。
ということで、今回は「Xperia Ace III」と「Xperia 10 IV」の本体サイズと処理性能を比較をしていきます。
普通な「Ace III」と細長な「10 IV」。
処理性能はやはり「10 IV」の方が上だが大差なし。
普通な「Ace III」と細長な「10 IV」
「Xperia Ace III」の発売は2022年6月。
一方今回の比較対象の「Xperia 10 IV」の発売は2022年7月(キャリア版)。
冒頭で紹介したように、発売日はほぼ同時期です。
2024年3月現在の「Xperia」シリーズの違いは主に次の通り。
・1シリーズ:ハイエンド(高性能)
・5シリーズ:小型ハイエンド(高性能)
・10シリーズ:ミドルレンジ(中性能)
・Aceシリーズ:ローエンド(低性能)
「Ace」シリーズと「10」シリーズには具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
まずは本体サイズの違いを見ていきますね。
「Xperia Ace III」(左)と「Xperia 10 IV」(右)のサイズを比べるとこのようになります。
印象が全く異なりますね。
「Xperia Ace III」は「普通」と言った感じ。
一方の「Xperia 10 IV」は、かなりの「細長」です。
むしろ近年の「Xperia」シリーズは、この「細長」がシリーズのトレードマークだったりしますね。
なのでどちらかと言うと「Xperia Ace III」が異端です。
背面の質感も結構異なり、「Xperia Ace III」はザラザラ、「Xperia 10 IV」はサラサラしています。
画面(前面)はこんな感じ。
背面同様、画面の印象も全く異なりますね。
特に「Xperia 10 IV」は見るからに細長画面。
これはソニーが、スマホを横持ちにすると超ワイド画面になりますので、映画を視るときに最適。
縦向きにすると、アプリを分割起動するマルチウィンドウが便利といった内容を売りにしていることが理由です。
また写真上ではわかりにくいですが、インカメラの位置にも違いがあります。
「Xperia Ace III」はいわゆる「水滴ノッチ」。
「Xperia 10 IV」は画面を重視する特性から、ノッチにならないようになっています。
厚さを比べてみるとこのような感じ。
厚さはほぼ同じくらい。
わずかに「Xperia Ace III」の方が厚いでしょうか。
それぞれの本体サイズ等の仕様は次の通り。
カタログスペックを見てもやはり「Xperia 10 IV」の方が細長ですね。
ですが意外なことに「Xperia 10 IV」の方が「Xperia Ace III」よりも軽かったりします。
処理性能は「10 IV」が上だが大差なし
先程紹介したように「Xperia Ace III」は「ローエンド」(低性能)。
対して「Xperia 10 IV」は「ミドルレンジ」(中性能)。
つまり「Xperia Ace III」よりも「Xperia 10 IV」の方が性能が良いことになります。
実際どの程度違うのでしょうか?
ということで「Xperia Ace III」と「Xperia 10 IV」の双方で、アプリの起動速度の比較をしてみました。
以下の動画がそれですね。
比較したアプリは次の5種。
・Playストア
・Googleマップ
・YouTube
・X(旧Twitter)
やはり全体的に「Xperia 10 IV」の方が速めな印象。
ですがその差はありないように感じます。
意外とどちらとも似たり寄ったりです。
主な性能スペックを比較すると次の通り。
※詳しい性能の違いは最後に紹介。
「Xperia Ace III」は「ローエンド」(低性能)のど真ん中構成。
「Xperia 10 IV」は「ミドルレンジ」(中性能)のど真ん中構成となっていますね。
AnTuTu:38万点と44万点
性能を可視化する「AnTuTuベンチマーク」でそれぞれベンチマークテストをしてみると次の通り(V10.2.1)。
380,596
444,783
「Xperia Ace III」では約38万点。
「Xperia 10 IV」では約44万点。
やはり「Xperia 10 IV」の方が処理性能良しです。
ですがその差は約6万点と、そこまで大きな差はありませんでしたね。
本体サイズ&処理性能比較・まとめ
今回は「Xperia Ace III」と「Xperia 10 IV」の本体サイズと処理性能を比較しました。
本体のデザインはかなり異なります。
「普通」と感じる「Xperia Ace III」。
「細長」と感じる「Xperia 10 IV」。
しかしむしろ近年の「Xperia」シリーズは、この「細長」がシリーズのトレードマークだったりしますので、どちらかと言うと「Xperia Ace III」が異端です。
処理性能は「ミドルレンジ」(中性能)の「Xperia 10 IV」の方が良し。
ですが意外とその差はあまりありませんでしたね。
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参考:スペック比較
機種名 | Xperia Ace III | Xperia 10 IV |
メーカー | SONY(ソニー) | SONY(ソニー) |
発売日 | 2022年6月10日 | 2022年7月8日 ※オープン市場SIMフリー:2023年3月10日 |
OS | Android 12 | Android 12 |
CPU | Snapdragon 480 5G | Snapdragon 695 5G |
メモリ | 4GB | 6GB |
ストレージ | 64GB | 128GB |
メインカメラ | 約1,300万画素 | 約800万画素(超広角) +約1,200万画素(広角) +約800万画素(望遠) |
フロントカメラ | 約500万画素 | 約800万画素 |
バッテリー容量 | 約4,500mAh | 約5,000mAh |
画面解像度 | 1,496×720(HD+) | 2,520×1,080(フルHD+) |
画面サイズ | 約5.5インチ(液晶) | 約6.0インチ(有機EL) |
サイズ (高さ×幅×厚さ) | 約140㎜×約69㎜×約8.9㎜ | 約153㎜×約67㎜×約8.3㎜ |
重さ | 約162g | 約161g |
色 | Y!mobile:ブラック / ブリックオレンジ / ブルー ドコモ:ブラック / グレー / ブリックオレンジ au・UQモバイル:グレー / ブルー | ブラック / ホワイト / ミント ※ドコモ、au、楽天モバイル:上記+ラベンダー ※オープン市場SIMフリー:ブラック / ホワイト |
ネットワーク | 4G・5G(sub6) ※各キャリアでそれぞれの回線推奨 | 4G・5G(sub6) ※各キャリアでそれぞれの回線推奨(特に5G) ※オープン市場SIMフリー:どの回線でも使用可能 |
SIM | nanoSIM + eSIM (デュアルSIM対応) | nanoSIM + eSIM (デュアルSIM対応) |
その他 | おサイフケータイ(FeliCa):対応 防水防塵:対応(IP68) microSD:対応(最大1TB) ワイヤレス充電:非対応 イヤホンジャック:あり 生体認証:指紋 | おサイフケータイ(FeliCa):対応 防水防塵:対応(IP68) microSD:対応(最大1TB) ワイヤレス充電:非対応 イヤホンジャック:あり 生体認証:指紋 |
価格(税込) ※発売当時 | Y!mobile:31,680円(一括) ドコモ:34,408円(一括) au・UQモバイル:33,415円(一括) | ドコモ:64,152円(一括) au・UQモバイル:69,985円(一括) ソフトバンク:74,880円(一括) 楽天モバイル:59,800円 オープン市場フリー:60,500円 |
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