2万円以内の人気格安スマホ本体8機種を実機比較【ランキング】

2万円以内の人気格安スマホ本体8機種を実機比較スマートフォン比較
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スマートフォンの価格は年々高くなっていますね。
自分はこれまでいくつもスマートフォンを買ってきました。
スマホ好きな自分は、もちろん価格が高めなスマホも買っていますが、最近は主に2万円以内で買えてしまう、いわゆる「格安スマホ」を購入していますね。

そこで今回は自分が購入した8機種の人気格安スマホを比較して、使いやすさ等をランキングにしてみました!

アキラ
アキラ

第1位は2機種同位!
ただ一長一短のため上位ランクの差はあまりない。
最下位だけはダメ。

実機比較した格安スマホ本体8機種

今回比較した8機種の人気格安スマホは次の通りです。
発売日の新しい順に並べています。

機種名メーカー発売日発売価格
(当時/税込一括)
OPPO A79 5GOPPO2024年2月15日21,996円
Libero 5G IVZTE2023年12月7日21,996円
Redmi 12 5GXiaomi2023年10月6日29,800円
moto g53y 5GMotorola2023年6月29日21,996円
Galaxy A23 5GSamsung2022年10月27日36,960円
AQUOS wish2SHARP2022年6月24日22,000円
Xperia Ace IIISONY2022年6月10日31,680円
arrows WeFCNT2021年12月3日26,180円

いずれも各メーカーが販売している最安級のスマートフォン。
スマホの売上ランキング(→BCNランキング など)で、現在または過去に人気だった機種です。
発売当時の価格は2万円~4万円(一括価格)。
その価格帯からライトユーザー等が使用しやすい「エントリーモデル」とも呼ばれますね。

ですが2024年5月27日現在では、楽天市場」などのECサイトやスマホショップ「イオシス」「じゃんぱら」などでさらに安く、いずれも2万円以内で購入できます。
具体的には以下の通り。
中古品ではなく、新品相当に当たる「未使用品」の価格です。

機種名現在の価格(税込) ※回線契約なしの未使用品(2024年5月27日現在)
楽天市場イオシスじゃんぱら備考
OPPO A79 5G約19,000円17,800円18,980円いずれもY!mobile版/Y!mobileならMNPで3,980円
Libero 5G IV約11,000円11,800円10,990円いずれもY!mobile版/Y!mobileなら新規orMNPで1円
Redmi 12 5G約16,000円16,800円16,980円いずれもau版
moto g53y 5G約16,000円(販売なし)14,990円いずれもY!mobile版/Y!mobileならMNPで1円
Galaxy A23 5G約16,000円17,800円16,980円楽天市場・じゃんぱら:ドコモ・au版 イオシス:ドコモ版
AQUOS wish2約17,000円(販売なし)14,980円楽天市場:ドコモ版 じゃんぱら:Y!mobile版
Xperia Ace III約16,000円15,800円15,980円イオシス・じゃんぱら:ドコモ版 楽天市場:ドコモ・Y!mobile版
arrows We約11,000円9,980円9,980円いずれもau版

ここで購入したスマホは、キャリアショップで新たに契約しなくても、現在お使いのスマホに入っている「SIM」を入れ替えるだけで使えますね。

そして自分はこれらのスマートフォンを以下の価格、以下の場所・時期に購入しました。

機種名購入価格(税込)購入場所購入日
OPPO A79 5G17,173円楽天市場2024年4月頃
Libero 5G IV11,705円楽天市場2024年3月頃
Redmi 12 5G18,990円楽天市場2024年1月頃
moto g53y 5G11,469円楽天市場2023年11月頃
Galaxy A23 5G15,294円楽天市場2023年11月頃
AQUOS wish211,980円じゃんぱら2023年1月頃
Xperia Ace III12,900円楽天市場2024年2月頃
arrows We7,980円じゃんぱら2023年2月頃

それぞれの詳しいレビューもしています。
詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。

なお「AQUOS wish2」は2023年に発売された後継モデル「AQUOS wish3」がありますね。
自分が購入していませんので、今回は「AQUOS wish2」での比較となります
m(_ _)m
後述しますが、基本スペックはあまり変わっていませんので「AQUOS wish2」でも参考になると思います。

ちなみに自分は他にも以下の格安スマホを購入していたりします。

Libero 5G III (ZTE)
Redmi Note 10T (Xiaomi)
Galaxy A22 5G (Samsung)

「Libero 5G III」や「Galaxy A22 5G」は名の通り前モデル。
「Redmi Note 10T」も最安級ですが、2024年5月現在は「Redmi 12 5G」の方が人気です。
そのため各メーカー1機種としてピックアップするために、これら3機種は除外しました。

詳しく知りたい方は以下のレビュー記事を参考にしてくださいね。

【総合ランキング】第1位は2機種同位

さて早速ランキングを発表します。

自分が上記8機種を実機比較したときの、使いやすさ等のランキングは以下の通りです。

同位は発売日の新しい順に並べているだけで、どちらが上ということはありません。

1位は「Redmi 12 5G」と「Galaxy A23 5G」の2機種ですね。
また「OPPO A79 5G」と「Xperia Ace III」も同じ4位です。

ですがそれぞれ一長一短があり、1位~4位までの差はあまりありません。
便宜上このようにランク付けしましたけれどね。
それでも1位と4位はどちらか一方を選ぶことができず同位にしてしまいました
( ̄▽ ̄;)

6位以下は割と明確で、8位の「AQUOS wish2」については確実的にダメでした。

そのためランク順に不等号で示すならこのようになるでしょうか。

もし1位についてどちらかを決めるとしたら、自分は「Galaxy A23 5G」でしょうか。
理由は最後のまとめで述べますね。

以下ではそれぞれ何故このような順位になったのか、6つの点から詳しくまとめたいと思います。

なおこのランキングは自分がレビューした当時の状況を基準にしています。
2024年5月現在はアップデート等がされていて、使いやすさが変化しているかもしれません。

ちなみにはじめに述べておきますと、このように未使用品を2万円以下で買える格安スマホは「ゲームプレイ」だけは向いていません。
特に「原神」等の動作の重いゲームをしたい場合は起動して適当にプレイするくらいならできますが、快適なプレイは程遠いものとなっていますね。
それ以外のネット閲覧をしたり、SNSやLINE等をしたりするくらいなら基本的に問題ないものが、この「エントリーモデル」と呼ばれるスマートフォンのグレードです。

・本体デザイン/サイズについて

まずは本体デザインやサイズについての比較。
まとめると以下の通りです。

順位機種名デザイン感想その他デザイン特徴サイズ感想画面サイズ重量(実測)
1Redmi 12 5G今風でスタイリッシュ巨大6.8インチ202g
1Galaxy A23 5Gシンプルだが旧型デザインカメラの出っ張りが小さいコンパクト5.8インチ167g
3moto g53y 5G今風でスタイリッシュ側面ボタン類が少し上巨大6.5インチ184g
4OPPO A79 5G今風でスタイリッシュ巨大6.7インチ195g
4Xperia Ace IIIシンプル・スタイリッシュカメラの出っ張りが全くないコンパクト5.5インチ163g
6Libero 5G IV今風でスタイリッシュ巨大6.6インチ194g
7arrows Weシンプルだが旧型デザイン音量・電源ボタンが他機種の逆コンパクト5.7インチ173g
8AQUOS wish2シンプル・少し特徴的電源・アシスタントボタンや
指紋認証センサーの位置が紛らわしい
コンパクト5.7インチ161g

とまとめられても、実物の方がわかりやすいでしょう。
全て並べて見るとこのような感じですね。
1枚目が背面、2枚目が前面です。

2万円以内の人気格安スマホ本体8機種を実機比較(背面)2万円以内の人気格安スマホ本体8機種を実機比較(前面)

1枚の写真に収める都合上、並びは発売順でもランキング順でもありません
m(_ _)m

左上から右・左下から右(つまり「Z」字)順に次のようになっています。

1位の「Redmi 12 5G」と「Galaxy A23 5G」は、それぞれ正反対。
「Redmi 12 5G」はサイズ巨大で重量も重く、デザインは今風の角張ったスタイリッシュな感じ。
カメラレンズも巨大です。
一方「Galaxy A23 5G」はサイズコンパクトで軽く、デザインは少し旧型を感じます。
本体サイズが小さい影響もあってカメラレンズも小さめです。
それぞれにメリット・デメリットがありますね。

その他「moto g53y 5G」・「OPPO A79 5G」・「Libero 5G IV」は「Redmi 12 5G」と似たような雰囲気
「moto g53y 5G」はサイズの割に重量が軽いため、総合ランキングでも他の2機種より上。
ただ音量・電源等の側面ボタンが結構上の方にあり、それが使いにくく感じました。
電源ボタンは指紋認証センサーも兼ねているため、特に片手で使おうとすると認証しにくくて。
「Redmi 12 5G」よりも順位が低いのはその影響です。

「Galaxy A23 5G」と同様にコンパクトな「Xperia Ace III」・「arrows We」・「AQUOS wish2」。
「Xperia Ace III」はこの8機種の中では最小最軽量クラスでデザインもスタイリッシュであるため、デザイン・サイズだけならば「Galaxy A23 5G」よりも上です。
ですが後で紹介する他の理由からランクを下げました。
「arrows We」については、音量・電源ボタンが他機種と逆。
この特徴を持つスマホは自分が知る限りGoogle「Pixel」シリーズだけですね。
他と異なるため少し使いにくく、それが順位を下げています。
「AQUOS wish2」については、側面のボタン配置がかなりヒドくてそれが順位にも影響しています。
電源ボタン・アシスタントボタン・指紋認証センサーが側面にそれぞれ独立して存在していますが、その位置関係があまりにも使いにくくなっています。

各側面ボタンの話はここだけではわかりにくいですね。
詳しくは各レビュー記事で紹介しています。

・OSなどの使いやすさについて

続いてOS等のUIなどの使いやすさについて。
まとめると以下の通りです。

順位機種名OS (レビュー当時)使用感想
1Redmi 12 5GAndroid 13 / MIUI 14使いやすくカスタマイズされている、が独特だから人を選ぶかも、iOSに近い
1Galaxy A23 5GAndroid 13 / One UI 5.1適度なカスタマイズで使いやすい
3moto g53y 5GAndroid 13標準的なAndroidOS、でも使いやすいカスタマイズあり
4OPPO A79 5GAndroid 13 / ColorOS 13使いやすくカスタマイズされている、が少し独特だから人を選ぶかも
4Xperia Ace IIIAndroid 13標準的なAndroidOS、でも使いやすいカスタマイズあり
6Libero 5G IVAndroid 13 / MyOS適度なカスタマイズで使いやすい
7arrows WeAndroid 12標準的なAndroidOS、でも使いやすいカスタマイズあり
8AQUOS wish2Android 12標準的なAndroidOS、でも使いやすいカスタマイズあり

2万円以内で買えるスマホはOSがAndroidしかありませんので、全てAndroid OSです。
バージョンは先程に紹介したようにレビュー当時のものですので、2024年5月現在はバージョンアップしている機種もあります。

1位の「Redmi 12 5G」と「Galaxy A23 5G」は、Androidにそれぞれ独自UIを搭載。
「Redmi 12 5G」が「MIUI」、「Galaxy A23 5G」が「One UI」。
ここも本体デザイン・サイズと同様に一長一短あります。
どちらも使いやすいようにカスタマイズされていますが、「Redmi 12 5G」の「MIUI」は結構独特。
例えるならiOSに近いですね。
その独特さから、人によっては使いにくいと思うかもしれません。
そのため総合ランキングでは1位ですが、OSについては微妙なところです。
ちなみに「MIUI」は2024年5月現在ではアップデートされて名称が変わり、「HyperOS」となっています。

一方の「Galaxy A23 5G」の「One UI」はカスタマイズこそされていますが、適度です。
標準的なAndroidOSの発展的な感じですので、あまり大きな違和感はないでしょう。
万人向けなのは「Galaxy A23 5G」の方ですね。

その他独自にカスタマイズされている機種が「OPPO A79 5G」の「ColorOS」と「Libero 5G IV」の「MyOS」。
「ColorOS」は「MIUI」と同様に少々独特。
ただ「MIUI」ほど独特さはないように感じます。
「MyOS」も独特ですが、基本的には標準的なAndroidOSに近いため、適度なカスタマイズと言えるでしょう。

残りの4機種「moto g53y 5G」・「Xperia Ace III」・「arrows We」・「AQUOS wish2」は、上記機種のような凝ったカスタマイズはなく、標準的なAndroidOSを搭載。
しかし各機種、アプリをクイック起動できる機能を搭載していたりと、標準的なAndroidOSよりも使いやすいカスタマイズはあったりしますね。

各OS周りも詳しくは各レビュー記事で紹介しています。

・本体の処理性能/安定性などについて

続いて処理性能や安定性について。
実機比較で多くの方が一番知りたいと思うのはこの辺りでしょうか。

ただ先述の通り、これらのスマホは「ゲームプレイ」だけは向いていませんね。
特に「原神」等の動作の重いゲームでは、快適なプレイは程遠いものとなっていますね。

まず簡単に各機種のスペックをまとめておきます。

順位機種名CPUメモリストレージリフレッシュレートスピーカーイヤホン端子生体認証
1Redmi 12 5GSnapdragon 4 Gen 24GB128GB最大90Hzモノラルあり顔/指紋(側面)
1Galaxy A23 5GDimensity 7004GB64GB60Hz(標準)モノラルあり顔/指紋(側面)
3moto g53y 5GSnapdragon 480+ 5G4GB128GB最大120Hzステレオあり顔/指紋(側面)
4OPPO A79 5GDimensity 60204GB128GB最大90Hzステレオあり顔/指紋(側面)
4Xperia Ace IIISnapdragon 480 5G4GB64GB60Hz(標準)モノラルあり指紋(側面)
6Libero 5G IVDimensity 7004GB128GB60Hz(標準)モノラルなし顔/指紋(側面)
7arrows WeSnapdragon 480 5G4GB64GB60Hz(標準)モノラルあり指紋(画面内)
8AQUOS wish2Snapdragon 695 5G4GB64GB60Hz(標準)モノラルあり指紋(側面)

全て同じところはメモリ4GBだけであとはバラバラですね。
なお「Redmi 12 5G」はメモリ8GB・ストレージ256GBモデルも存在します。
しかし自分が購入したau版はこの通りとなっていますので、今回はこれで比較しています。

処理性能で最重要になるCPUについて補足しておくと、「Snapdragon 4 Gen 2」は「Snapdragon 480 5G」の2世代新しいCPUです。
つまり「Snapdragon 4 Gen 2」の方が新しく、性能も高めです。

「Snapdragon 480+ 5G」は「Snapdragon 480 5G」の性能アップ版。
マイナーチェンジですね。

そして「Snapdragon 695 5G」は、そもそも2万円以内のスマホに搭載するようなものではなく、いわゆる「ミドルレンジ」(中性能)なCPUだったりします。

また「Dimensity 700」と「Dimensity 6020」は型番こそ違えど、単なるリネーム品ですので、ほぼ同じCPUです。

ちなみに「Snapdragon」はQualcomm製のCPU、「Dimensity」はMediaTek製のCPUであるため、そこに大きな違いもあったりします。

さて実際に自分が使ってみた感想は次の通り。

順位機種名処理性能や安定性感想AnTuTuベンチマーク
1Redmi 12 5Gサクサク動作約42万点 (V10.1.9)
1Galaxy A23 5Gサクサク動作/安定的約37万点 (V10.1.6)
3moto g53y 5G常にサクサク動作約40万点 (V10.1.3)
4OPPO A79 5Gサクサク動作するが、YouTube動画読込時の音出力が気になった約38万点 (V10.2.4)
4Xperia Ace IIIサクサク動作約38万点 (V10.2.1)
6Libero 5G IVサクサク動作するが、たまにタッチ感度が悪く感じる約34万点 (V10.2.3)
7arrows Weサクサク動作するが、たまに重い約29万点 (V9.5.6)
8AQUOS wish2読み込みはサクサクだが、スクロールが引っ掛かって使いにくい約34万点 (V9.5.4)

処理性能を可視化できるAnTuTuベンチマークテスト結果も同じく載せておきました。
測定はレビュー当時のものですので、アプリバージョンが異なります。

自分の中ではこの処理性能感想が、総合ランキングで大きく左右しています。

「Redmi 12 5G」は最新CPUを搭載している影響もあり、AnTuTuベンチマークのスコアも高め。
ただここでは省いていますが、実際AnTuTuベンチマークではGPUスコアが著しく良くなかったりします。
どうやら「Snapdragon 4 Gen 2」の特徴のようで、ただでさえゲームに不向きなのに、さらに不向きな機種になってしまっています。
そこだけは残念ですね。
グラフィック性能を使わない動作なら基本的には問題なし。
まあ先述の通りそもそも格安スマホはゲームには向きませんから、この辺りの考えを除外した結果がこの順位です。

同じ1位の「Galaxy A23 5G」はAnTuTuベンチマークのスコアはあまり高くないものの、動作はサクサク。
これら8機種の中では一番安定的に動作しているようにも感じましたね。
そのため総合ランキングで上げました。

「moto g53y 5G」はこの8機種の中では一番サクサク動作していたように感じます。
それはAnTuTuベンチマークのスコアにも現れていますね。
CPU性能やリフレッシュレートが他よりも高めなことが影響していると思います。
処理性能の評価だけならば「moto g53y 5G」が1位なのですが、後述の影響で総合ランキングは下げました。

「OPPO A79 5G」は同じく動作はサクサクですが、YouTube動画の再生を開始した直後のスピーカーからの音がかなり小さかったことが自分としては気になりましたので順位を下げました。
すぐに本来の音になりますけれどね。

「Xperia Ace III」は特にコメントすることがない感じです。
動作が普通にサクサクですね。

「Libero 5G IV」もサクサク動作しますが、たまにタップしても反応が遅かったり、そもそも反応していなかったり。
そこが気になりましたね。
AnTuTuベンチマークのスコアも他より低めですし。

「arrows We」と「AQUOS wish2」のAnTuTuベンチマークテスト結果は、そもそも「V9」とメジャーバージョンが他と異なりますので一概には言えないかもしれませんね。
約10万点プラスすると「V10」と同じくらいの結果になりそうです。

まず「arrows We」ですが、こちらも他と同じでサクサク動作。
ただたまに重いことがあり、レビュー時はAnTuTuベンチマークアプリが落ちたりしました。
少々不安定なことがあるので、ここまでランクダウン。

そして「AQUOS wish2」ですが、正直これが一番の期待外れでした。
先述の通りCPUはミドルレンジ相当を搭載していますので、処理性能は一番高いはずでした。
実際にAnTuTuベンチマークのスコアも他より高めです(V10での結果が約44万点であると仮定すると)。
読み込み等もサクサクなのですが、一番の問題点は「スクロールのしにくさ」。
他はサーっとスクロールできるのに対し、「AQUOS wish2」はズルズルと言った感じ。
ここまでヒドイものなのか、と思いましたね。

各処理性能感想についても詳しくは各レビュー記事で紹介しています。

・バッテリー持ちについて

続いてバッテリー持ちについて。
これも実機比較で多くの方が知りたいと思うことでしょう。

感想及び、YouTubeの動画を1時間再生した際の減少量、また丸1日使用した際の減少量をまとめると次の通り。

順位機種名感想YouTube1時間再生
減少量
丸1日使用バッテリー容量
減少量使用状況
1Redmi 12 5G長く持つ約4%約14%ネット閲覧約1時間半約5,000mAh
1Galaxy A23 5G少し短い約5%約20%ネット閲覧約1時間半約4,000mAh
3moto g53y 5G短い約5%約27%ネット閲覧約1時間半約5,000mAh
4OPPO A79 5G短い約7%約24%ネット閲覧約1時間半約5,000mAh
4Xperia Ace IIIかなり長く持つ約3%約14%ネット閲覧約1時間半約4,500mAh
6Libero 5G IV短い約7%約25%ネット閲覧約1時間半約4,420mAh
7arrows We長く持つ約4%約14%ネット閲覧約2時間約4,000mAh
8AQUOS wish2少し短い約4%約15%ネット閲覧約1時間約3,730mAh

「arrows We」と「AQUOS wish2」については、丸1日の使用状況が他と異なりますので一概に言えないかもしれませんね。
ですが参考にはなると思います。

順に紹介していくと、まず「Redmi 12 5G」は電池が長く持つ印象。
「moto g53y 5G」はバッテリー容量に対して電池持ちが短いため、処理性能の快適さに対して総合ランキングを下げている理由はこの影響です。
同様に「OPPO A79 5G」、そして「Libero 5G IV」もバッテリー容量に対して電池持ちが短いですね。

「Redmi 12 5G」と同1位の「Galaxy A23 5G」は、電池持ちは少し短いとしていますが、バッテリー容量に対しては標準的な減り方でしょうか。

一方「Xperia Ace III」はバッテリー容量に対して電池持ちがかなり長く持つ印象です。
総合ランキングで「Xperia Ace III」の順位が真ん中ら辺なのはこのバッテリー持ちの長さが最大の理由ですね。

「arrows We」もバッテリー容量に対して比較的長く電池が持つ印象。
「AQUOS wish2」はそもそもバッテリー容量が少ないですね。
唯一の3,000mAh台ですから。
そのため電池持ちは短く感じます。

・カメラについて

続いてカメラも比較します。
これも実機比較でないと知り得ないことでしょう。

それぞれのスペックと感想をまとめるとこんな感じ。

順位機種名アウトカメラ感想
1Redmi 12 5G約5,000万画素(メイン)
約200万画素(深度)
濃いめでキレイ
ただ夜景撮影での通常モードの白飛びが気になる
1Galaxy A23 5G約5,000万画素映えやすい写真撮りやすい
ただ少し明るすぎるかも
最大ズームは一番ダメ
3moto g53y 5G約5,000万画素(メイン)
約200万画素(マクロ)
濃いめでキレイ
4OPPO A79 5G約5,000万画素(広角)
約200万画素(深度)
濃いめでキレイ
夜景撮影は少し淡い
4Xperia Ace III約1,300万画素濃いめ、性能に対して見やすい
6Libero 5G IV約5,000万画素(メイン)
約200万画素(深度)
約200万画素(マクロ)
濃いめでキレイ
だが夜景モードでの加工が強くて違和感
7arrows We約1,310万画素(広角)
約190万画素(マクロ)
濃いめでキレイ
8AQUOS wish2約1,300万画素単に撮れるだけ
明るい箇所は白飛びしやすい

とまとめられてもわかりませんよね。
自分が公園で撮った昼景と夜景(通常モード)の写真を1枚ずつ比較しておきます。
写真の順番は、総合ランキング順になっています。

  • 「Redmi 12 5G」の写真ー昼間の公園ー
    Redmi 12 5G
  • 「Galaxy A23 5G」の写真ー昼間の公園ー
    Galaxy A23 5G
  • 「moto g53y 5G」の写真ー昼間の公園ー
    moto g53y 5G
  • 「OPPO A79 5G」の写真ー昼間の公園ー
    OPPO A79 5G
  • 「Xperia Ace III」の写真ー昼間の公園ー
    Xperia Ace III
  • 「Libero 5G IV」の写真ー昼間の公園ー
    Libero 5G IV
  • 「arrows We」の写真ー昼間の公園ー
    arrows We
  • 「AQUOS wish2」の写真ー昼間の公園ー
    AQUOS wish2
  • 「Redmi 12 5G」の写真ー夜間の公園ー
    Redmi 12 5G
  • 「Galaxy A23 5G」の写真ー夜間の公園ー
    Galaxy A23 5G
  • 「moto g53y 5G」の写真ー夜間の公園ー
    moto g53y 5G
  • 「OPPO A79 5G」の写真ー夜間の公園ー
    OPPO A79 5G
  • 「Xperia Ace III」の写真ー夜間の公園ー
    Xperia Ace III
  • 「Libero 5G IV」の写真ー夜間の公園ー
    Libero 5G IV
  • 「arrows We」の写真ー夜間の公園ー
    arrows We
  • 「AQUOS wish2」の写真ー夜間の公園ー
    AQUOS wish2

「arrows We」だけは撮影時期が異なります
m(_ _)m

大きく分けて画素数が約5,000万画素の5機種、約1,300万画素の3機種がありますね。

「Redmi 12 5G」は普通にキレイな印象。
ただは夜景の電灯光源の白飛びが目立ちます。
この辺りは微妙ですね。

「Galaxy A23 5G」は、いわゆる「映えやすい」写真が撮りやすい印象。
全体的に明るく細部もキレイですから。
ですが少し明るすぎるようにも感じます。
またここでは省いていますが、最大ズームになると「Galaxy A23 5G」は一番粗くなってしまいます。

「moto g53y 5G」も普通にキレイな印象。
カメラに関しては「moto g53y 5G」が一番バランスが良いかもしれません。

「OPPO A79 5G」もキレイですが、夜景は少し淡いように感じます。

「Xperia Ace III」は約1,300万画素であるため、既に挙げた4機種に比べると性能が劣るものの、実際に撮った写真はバランス良し。
性能に対して見やすい印象です。

「Libero 5G IV」もキレイですが、自分が一番気になったところは「夜景モード」での撮影。
ここでは省いていますが、夜景モードは「加工した」ような違和感が見えています。
総合ランキングで「Libero 5G IV」がここまで下の理由は、先程の処理性能安定のなさ・バッテリー持ちが短いこと、そしてこのカメラ/夜景モードでの違和感と、まさに複合的な理由です。

「arrows We」は「Xperia Ace III」と異なり性能なりの写り方と言ったところでしょうか。

そして「AQUOS wish2」ですが、明らかですね。
写真の写り方は一番良くないですね。
特に空や電灯光源の光などの明るい箇所は白飛びしやすく、単に撮れるだけと言った印象です。
総合ランキング最下位の理由は、先述の処理性能のスクロールのヒドさとこのカメラ性能のヒドさが原因です。

各カメラ性能についても詳しくは各レビュー記事で紹介しています。

・使用可能回線について

最後は使用可能回線について比較しておきます。
次の通りですね。

順位機種名使用できる回線SIM販売元
1Redmi 12 5G全回線対応(どのモデルでも)nanoSIM+eSIMau・UQモバイル/SIMフリー
1Galaxy A23 5G全回線対応(どのモデルでも)nanoSIM+eSIMドコモ/au・UQモバイル/楽天モバイル
3moto g53y 5G全回線対応nanoSIM+eSIMY!mobile
4OPPO A79 5G全回線対応(どのモデルでも)nanoSIM+eSIMY!mobile/楽天モバイル/SIMフリー
4Xperia Ace III各モデル各回線推奨nanoSIM+eSIMドコモ/au・UQモバイル/Y!mobile
6Libero 5G IVソフトバンク回線推奨nanoSIM+eSIMY!mobile
7arrows We各モデル各回線推奨nanoSIMドコモ/au・UQモバイル/ソフトバンク
8AQUOS wish2各モデル各回線推奨nanoSIMドコモ/au・UQモバイル/Y!mobile/SIMフリー

総合ランキング上位の機種は、どの販売モデルでも全てのキャリア回線に対応しています。
そしてSIMも2つまで使用可能。
いわゆる「デュアルSIM」ですね。
そのため携帯回線は柔軟な使い方ができるため、使いやすい機種でもあります。

表には記載しませんでしたが、「OPPO A79 5G」の楽天モバイル/SIMフリー版は、nanoSIM × 2 のデュアルSIMもできます。

「Xperia Ace III」・「arrows We」・「AQUOS wish2」は、各販売モデルがあるため、そのキャリアでの回線推奨。
「arrows We」・「AQUOS wish2」はnanoSIMだけにしか対応していなかったりします。
「Libero 5G IV」もソフトバンク回線推奨ですので、総合ランキング下位機種は、携帯回線は限定的な使い方しかできませんね。

今後発売ある2シリーズは評価変わるかも

さてここまで自分が購入した格安スマホ8機種について比較してきました。

特に「arrows We」と「AQUOS wish2」が低く感じましたね。
はじめにチラッと表で紹介したように「arrows We」の発売日は2021年12月のため他よりも少し古め。
「AQUOS wish2」については「Xperia Ace III」と同じくらいの発売日であるものの、既に後継モデルもありますし。

実は約2~3週間前の5月上旬~中旬頃に、それぞれ次世代モデル「arrows We2」と「AQUOS wish4」が発表されました。
発売日はまだ先ですけれどね。

それぞれの性能を簡単に比較するとこのようになっています。
「AQUOS wish」シリーズは現行の「3」も載せますね。

機種名arrows Wearrows We2
発売日2021年12月2024年8月中旬以降 (予定)
OSAndroid 11Android 14
CPUSnapdragon 480 5GDimensity 7025
メモリ4GB4GB
ストレージ64GB64GB
メインカメラ約1,310万画素(広角)
約190万画素(マクロ)
約5,010万画素(広角)
約190万画素(マクロ)
フロントカメラ約500万画素約800万画素
バッテリー容量約4,000mAh約4,500mAh
画面解像度1,520×720(HD+)1,520×720(HD+)
画面サイズ約5.7インチ約6.1インチ
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
約147㎜×約71㎜×約9.4㎜約155㎜×約73㎜×約8.9㎜
重さ約172g約179g
その他おサイフケータイ(FeliCa):対応
防水防塵:対応
microSD:対応(最大1TB)
生体認証:指紋認証
おサイフケータイ(FeliCa):対応
防水防塵:対応
microSD:対応(最大1TB)
生体認証:指紋認証 / 顔認証
機種名AQUOS wish2AQUOS wish3AQUOS wish4
発売日2022年6月2023年7月~8月2024年7月上旬
OSAndroid 12Android 13Android 14
CPUSnapdragon 695 5GDimensity 700Dimensity 700
メモリ4GB4GB4GB
ストレージ64GB64GB64GB
メインカメラ約1,300万画素約1,300万画素約5,010万画素
フロントカメラ約800万画素約500万画素約800万画素
バッテリー容量約3,730mAh約3,730mAh約5,000mAh
画面解像度1,520×720(HD+)1,520×720(HD+)1,612×720(HD+)
画面サイズ約5.7インチ約5.7インチ約6.6インチ
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
約147㎜×約71㎜×約8.9㎜約147㎜×約70㎜×約8.9㎜(不明)
重さ約162g約161g(不明)
その他おサイフケータイ(FeliCa):対応
防水防塵:対応
microSD:対応(最大1TB)
生体認証:指紋認証
おサイフケータイ(FeliCa):対応
防水防塵:対応
microSD:対応(最大1TB)
生体認証:指紋認証 / 顔認証
おサイフケータイ(FeliCa):対応
防水防塵:対応
microSD:対応
生体認証:指紋認証 / 顔認証

デザインはこんな感じ。

「arrows We2」イメージ画像
出典:FCNT/arrows We2

「AQUOS wish4」イメージ画像
出典:SHARP/AQUOS wish4

性能面はいずれも特にカメラ周りがスペックアップしていますね。
「AQUOS wish4」はバッテリー容量も増えたり、画面も巨大化したりしています。
デザインも「AQUOS wish4」はかなり違いますね。

自分は購入した8機種をこのようにランク付けしましたが、特にカメラ周りが進化しているこの2機種の登場により、今後の全体の評価は変わるかもしれません。

格安スマホ8機種比較ランキングまとめ

今回は自分が購入した8機種の人気格安スマホを比較して、使いやすさ等をランキングにしてみました。

総合的な順位は以下の通り。

このように「Redmi 12 5G」と「Galaxy A23 5G」を1位としましたが、それぞれ一長一短があり、1位~4位までの差はあまりありません。

ただ6位以下は明確で、8位の「AQUOS wish2」については確実的にダメでしたね。
CPU等の事前の期待度が高かっただけに、より微妙に感じてしまいましたね。

そのためランク順に不等号で示すならこのようになるでしょうか。

もし1位についてどちらかを決めるとしたら、自分は「Galaxy A23 5G」でしょうか。
理由は「サイズがコンパクト」だから。
手が小さな自分はコンパクトサイズのスマホの方が好きですからね。
あと「Redmi 12 5G」は全体的に独特な雰囲気があり、万人にオススメできるのは「Galaxy A23 5G」のようにも感じます。
とこのように、好みの問題になってしまいますので、できるだけ私情を挟まずにランキングを付けたつもりです。

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