「Redmi」(レドミ)シリーズは、Xiaomi(シャオミ)の格安スマートフォンブランド。
ですが性能も良かったりしますので、買いやすいスマートフォンブランドの一つですね。
今回はその中の一つ「Redmi 12 5G」を買いましたのでレビューします。
AnTuTuは約42万点。
原神はヘビープレイ不可能。
でもローエンドでは比較的軽い方。
目次
「Redmi 12 5G」(au版)レビュー
今回購入したものはau(UQモバイル)版の「Redmi 12 5G」(型番:XIG03)。
冒頭で紹介したように、「Xiaomi」(シャオミ)製ですね。
回線契約なし、本体のみの未使用品です。
「楽天市場」で購入しました。
価格は18,990円(税込)。
しかし当時「楽天お買い物マラソン」(2024年1月9日20:00~1月16日01:59)もしており、諸々の還元ポイントでさらに安く買うことができましたね。
他にもいろいろ購入したため詳しい還元ポイント量は不明ですが、単体で10%程度の還元量はありそうです。
なので実質約17,000円(税込)でしょうか。
発売日は2023年10月6日なので約3ヶ月前。
定価は29,800円(税込)。
まだ発売されたばかりにも関わらず、既に約40%オフで買えましたね。
他にもスマホショップ「じゃんぱら」や「イオシス」などでも、回線契約なしの未使用品は購入可能ですね。
※じゃんぱら:17,980円、イオシス:21,800円(2024年1月27日現在の税込)
なおauやUQモバイル自身では2023年12月27日に値下げされて、いずれも本体価格は22,001円(税込)となっています。
他社からの乗り換え(MNP)ならさらに安く、5,501円(税込/一括)で買うことができますね(2024年1月27日現在)。
ちなみに「Redmi 12 5G」にはau(UQモバイル)版の他に、いわゆるオープン市場SIMフリー版(以下、単に「SIMフリー版」)があります。
価格はau・UQモバイル版の値下げ前と同じ、29,800円(税込)。
au(UQモバイル)版とSIMフリー版に違いはありませんね。
全く同じものです。
なのでSIMフリー版を購入するよりも、楽天市場などでau(UQモバイル)版の未使用品を購入した方が安いでしょう。
唯一違いがあるとすれば、SIMフリー版にはメモリとストレージが2倍になったモデルがあることですね。
メモリは8GB、ストレージは256GBにアップグレードされています。
その代わり価格も高く、34,800円(税込)となっていますね。
内容物:ケース&フィルムあり
さて「Redmi 12 5G」を開けてレビューしていきますね。
といってもこちらは動作確認のための通電作業により既に開封済み。
開封済みですが、物は新品そのものです。
内容物は次の通り。
・「Redmi 12 5G」本体
・保護フィルム(貼付済み)
・保護クリアケース
・SIMピン
・クイックスタートガイド
本体には保護フィルムが貼付済みで、なかなか親切。
そもそも最近は保護フィルム自体ないことが多いですからね。
他にも保護クリアケースも入っています。
簡単に曲げることができるソフトケースですね。
実際に取り付けてみると、USB端子を保護できる構造になっている、少し珍しい保護クリアケースだったりします。
ですがケーブルやACアダプタなど充電関連の付属品はありませんね。
必要なら別途購入することになります。
本体デザイン:スタイリッシュ
「Redmi 12 5G」本体のデザインを見ていきましょう。
背面はこんな感じ。
全体的に角張った板状のデザインですね。
スタイリッシュな感じです。
質感は光沢もあるため、エレガントな雰囲気もありますね。
と同時に左上のカメラレンズが結構目立ちます。
3つあるように見えますが、カメラは左側の2つで、右側の1つはライトですね。
ご覧のように購入したカラーは「ポーラーシルバー」。
他に「ミッドナイトブラック」と「スカイブルー」の計3色があります。
側面はこんな感じ。
下側は左からスピーカー・USB Type-C端子・マイク。
右側面は左(上側)から音量ボタン・電源ボタン兼指紋認証センサー。
上側にはイヤホン端子・赤外線センサー。
左側面にはSIMスロットがあります。
ご覧のように角張ったデザインがよくわかるでしょう。
背面でも目立っていましたが、側面からもカメラレンズが目立ちますね。
かなり出っ張っています。
また赤外線センサーは珍しいと思います。
Xiaomi製品にはよく搭載されており、主な使用用途は家庭用電気機器のリモコン代わりですね。
電源ボタンは指紋認証センサーと兼用。
指紋認証の精度は良いため失敗することはありません。
認証速度も結構速めだったりします。
生体認証は他に顔認証にも対応。
こちらも精度が良いですね。
マスクをしたままでも認証可能ですが、たまに認証されないこともあり、マスク装着時で精度はあまり良くありません。
画面(前面)はこんな感じ。
フロントカメラレンズは中央にあるパンチホールですね。
拡大してみるとこんな感じで、保護フィルムも貼り付けられていることがわかると思います。
SIMスロットを開けるとこのようになっています。
nanoSIMカードとmicroSDカードを1つずつ入れることができますね。
大きくて重い:iPhone 7との比較
「Redmi 12 5G」のサイズ感をわかりやすくするため「iPhone 7」(右)と比べてみました。
その差は歴然。
「Redmi 12 5G」は本体サイズがかなり大きめです。
画面も大きいですね。
そのため視認性も良いスマートフォンです。
公称サイズは次の通り。
約169㎜ × 約76㎜ × 約8.2㎜
画面サイズ:6.8インチ
数字で見ても、やはりサイズ感は大きいですね。
しかしサイズが大きい影響もあり、本体の重量は重め。
実測で202gでした。
付属ケースを付けると225g。
実際持ってみるとズッシリきますね。
しかし本体サイズがあまりにも大きすぎる影響からか、見た目程の重さは感じないかもしれません。
「Redmi 12 5G」よりもサイズが小さくて重いスマホもあったりしますからね。
必要分網羅のローエンドスマホ
ここからは「Redmi 12 5G」の性能面を中心に見ていきます。
スマホの価格と性能は基本的に比例しますね。
そのため元価格も約3万円と安い「Redmi 12 5G」は、性能も低め。
「ローエンド」に分類されるスマホですね。
しかし必要分は網羅していますので、日常で困ることは少ないでしょう。
カスタマイズされたAndroid「MIUI」
まずはOSやUIなど、画面内の見た目を紹介。
「Redmi 12 5G」の搭載OSは「Android 13」ですね。
加えて独自にカスタマイズされている「MIUI」(ミーユーアイ)となっています。
2024年1月現在、最新バージョンは「MIUI 14」(Android 13)ですね。
「Redmi 12 5G」のスクリーンショットをいくつか貼りますね。
「MIUI」の特徴的なものが「通知領域」と「クイック設定」でしょう。
通知領域は左上から、クイック設定は右上からのスワイプで表示できます。
感覚的にはiPhone(iOS)の通知領域やコントロールセンターに似ていますね。
特に「クイック設定」はiPhoneを意識したような作りです。
「Wi-Fiオンオフ」がワンタップで切り替えできるのもいいですね。
標準的なAndroidでは、「Android 12」から「Wi-Fiとモバイルネットワークの統合」により、Wi-Fiはワンタップで切り替えできなくなっています。
これが結構評判が悪く、自分も使いにくいと思っています。
そのため各メーカーはあえて分けるカスタマイズをしていることがあり、Xiaomiの「MIUI」でも分けていますね。
「MIUI」は標準的なAndroidよりも使いやすくなっています。
「MIUI」は他にも標準的なAndroidよりも使いやすい機能が多数。
例えば、左側に表示されているバーからアプリをクイック起動できる「サイドバー」もそうですね。
※デフォルトではオフ(「設定」→「追加設定」→「フローティングウィンドウ」→「サイドバー」)
ちなみにプリインストールアプリ一覧はこんな感じ。
フォルダーの中を拡大するとこんな感じ。
プリインストールアプリは結構少なめでシンプル。
キャリア製ですがau(UQモバイル)関連のアプリは説明書を除きありませんしね。
なおアプリ一覧は、今回はiPhone(iOS)のようにアプリが全てホームにある「クラシック」となっていますが、標準的なAndroidのようにアプリ一覧を別で表示できる「アプリドロワー」も選ぶことができますね。
※「設定」→「ホーム画面」→「ホーム画面モード」。
ちなみにau(UQモバイル)版であるためか、設定の中に「au PAY」を簡単に起動できる機能があったりします。
「ジェスチャーショートカット」の一つですね。
電源ボタンを2回押すと起動できます。
が、「au Pay」アプリが存在しないので「まずはインストールしてください」と表示されますね。
※「設定」→「追加機能」→「ジェスチャーショートカット」。
日常生活必要分網羅で基本問題なし
「Redmi 12 5G」の処理性能は簡単に紹介すると次の通り。
・メモリ:4GB
・ストレージ:128GB(microSD対応)
※SIMフリー版のみメモリ8GB・ストレージ256GBモデルもあり
先述の通り、処理性能のグレードは「ローエンド」(低性能)。
「Redmi 12 5G」の処理性能は、日常生活で必要最低限度となっています。
いくつかアプリを使ってみましたのでその感想をまとめるとこんな感じ。
・マップ:問題なし、サクサク動作
・YouTube:問題なし、サクサク動作
・X(旧Twitter):読み込みサクサク、スクロールヌルヌル ※90Hzの場合
・ポケモンGO:普通にプレイ可能
・原神:できないことないが、重い&カクカク
Chrome・マップ・YouTube・X(旧Twitter)など日常的に使うアプリの基本的な動作は問題なしですね。
画面のリフレッシュレート(≒滑らかさ)は、90Hzまで対応。
デフォルトでは60Hzなので、変えるには設定から変更することになります(「設定」→「ディスプレイ」→「リフレッシュレート」)。
ネット閲覧などスクロールを多用する場合は、リフレッシュレートを90Hzにすることで本体が低い性能ながら快適になりますね。
ゲームはポケモンGOをしてみましたが、こちらも基本的なプレイは問題なし。
ただたまに若干カクツクことがあります。
でもまあ許容範囲でしょう。
他にも原神をプレイしてみました。
詳しくは次で紹介しますね。
その他仕様面を見てみると、おサイフケータイ(FeliCa)や防水防塵に対応。
日常生活必要分の機能は網羅していますので、基本的には問題ないですね。
ですが防水防塵の性能は「IP53」なので若干低めです。
「Redmi 12 5G」のバッテリー容量は約5,000mAh。
大容量となっています。
バッテリー持ちを検証してみたところ次のようになりましたね。
・YouTube動画1時間再生:約4%
・丸1日使用:約14%
※使用内容:ネット閲覧約1時間半
※デフォルト設定
画面が大きなスマホは電池減少量が大きいことがありますが、バッテリーが大容量であるため比較的長く持ちますね。
ライトな使い方ならば、3日以上は問題なく電池が持ちそうです。
AnTuTuは約42万点&原神は重い
処理性能を可視化できるものがベンチマークテストですね。
その中でも特によく使われるものが「AnTuTuベンチマークテスト」。
「Redmi 12 5G」でもテストしてみると約42万点でした。
アプリのバージョンは「V10.1.9」です。
大きく性能に左右するCPUは、2024年1月現在のローエンド(エントリー)モデル最新の「Snapdragon 4 Gen 2」。
スコアは5年程前のミドルレンジに相当するのではないでしょうか。
なので既に開始から7年以上経過しているポケモンGOも基本的に問題なくプレイできるわけですね。
なお2世代前の「Snapdragon 480」を搭載した「Redmi Note 10T」では、約38万点でした。
個別スコアを見ると「GPU」の差は気になるものの、やはり2世代経っているだけあって確実に進化していますね。
両者の詳細比較は以下の記事で紹介しています。
さて先程チラッと紹介していた「原神」のプレイですが、最新版のCPUを使っていると言っても「Redmi 12 5G」はローエンド(低性能)。
原神のプレイは厳しいですね。
動作は全体的に重め。
読み込みも遅く、カクツキも結構あります。
適当にプレイしたりログインするくらいならばできますが、ヘビーにプレイするのは不可能ですね。
ただやはり性能が進化しているだけあって「Redmi Note 10T」に比べてみると、わずかに軽くは感じました。
また音は下側のスピーカーからしか出力されない「モノラル」仕様。
原神などのゲームはもちろん、動画を視るなどのエンタメ目的でも少々物足りないですね。
しかし先程紹介したようにリフレッシュレートは90Hzに対応しているため、低性能ながら比較的滑らかな動作が可能。
メモリも最大4GB分まで疑似的な拡張が可能で、最大8GBのメモリとして使えます。
デフォルトでは2GB拡張されていて、計6GBとなっていますね。
※プレイ時の感想はデフォルトであるため、リフレッシュレート60Hz・メモリ6GB。
とこのように、原神のプレイにはあまり向かないものの、少しでも快適にする方法はいくつかあったりします。
ちなみに原神のデフォルトの画質は「低」でしたね。
比較的キレイな2眼カメラ
スマートフォンのメイン機能の一つがカメラ。
「Redmi 12 5G」のアウトカメラは2眼構造となっています。
性能は次の通り。
f/1.8絞り値
・約200万画素(深度)
f/2.4絞り値
いくつか写真を撮ってみました。
最大倍率(10倍)ズームで中央部分の撮影。
花を撮ってみるとこんな感じ。
夜はこんな感じ。
1枚目が通常モード、2枚目が夜景モード(手動でオン)です。
室内を撮るとこんな感じ。
すべてデフォルトの設定です。
自分は過去にいくつかローエンドスマートフォンのレビューをしていますが、それらに比べると比較的キレイな印象です。
特に夜景モードで撮った夜の写真は、電灯光源の白飛びがほとんどないので見やすいですね。
それどころか空の明るさまでよくわかります。
ですが微妙な写り方も多かったり。
特に最大ズームはもはや何かわからない状態。
それに全体的に色合いは淡くボヤケやすい感じですね。
※ブログ上に載せるために実際の写真より写真サイズを小さくしています。
そのため実際の写真とブログに載せてある写真は見え方が異なる場合があります。
ちなみにインカメラは約500万画素(f/2.2)となっていますね。
関連記事
・【カメラ比較】「Redmi 12 5G」と「Redmi Note 10T」【12の方が少しキレイかも?】
・【5,000万画素カメラ比較】Redmi 12 5G・moto g53y 5G・Galaxy A23 5G
使用はどの回線でもOK(au版でも)
「Redmi 12 5G」は4G・5Gに対応。
5Gはミリ波に非対応です。
はじめに紹介したように、自分が購入したモデルはau(UQモバイル)版。
しかし他に存在するSIMフリー版との違いは全くありません。
そのためau系回線はもちろんのこと、ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル回線と、どの回線でも使用可能となっていますね。
具体的な対応周波数帯(バンド)は次のようになっています。
4G:LTE TDD:38/39/40/41/42
5G:n3/n28/n41/n77/n78
引用:Redmi 12 5G/仕様/ネットワークと接続
唯一5Gの「n79」には非対応。
ドコモの5G回線で必要になりますが、5G自体がまだまだ発展途上であるため、現状では対応しているそれ以外の周波数帯で十分でしょう。
またSIMスロットから「nanoSIM」に1つに対応していますが「eSIM」にも対応。
そのため「デュアルSIM仕様」となっており、同時に2つのSIMが使えますね。
「Redmi 12 5G」を安い回線で使いたい場合は、やはり「UQモバイル」がオススメ。
自分が使っている回線でもありますが、月額990円(税込)~という安さで利用できます。
速度も比較的速いので困ることはないですね。
UQモバイルの基本情報
「Redmi 12 5G」・まとめ
今回はau(UQモバイル)版「Redmi 12 5G」をレビューしました。
発売されてからまだ3ヶ月しか経っていないにも関わらず、楽天市場などのECサイトでは未使用品が定価の約40%オフで買えてしまう格安なスマートフォン。
AnTuTuベンチマークテストは約42万点となっていましたね。
この処理性能のグレードはローエンド(低性能)。
そのため「原神」などの現状最高峰なグラフィックのゲームの処理は重く、プレイに向きませんね。
しかし日常生活をする上での必要最低限機能は網羅。
独自カスタマイズの「MIUI」により、「Wi-Fiオンオフ」がワンタップでできたりと、標準的なAndroidよりも随所で使いやすくなっていますしね。
大画面であるため視認性もよかったりします。
参考:「Redmi 12 5G」スペック
機種名 | Redmi 12 5G |
メーカー | Xiaomi(シャオミ) |
発売日 | 2023年10月6日 ※SIMフリー版 4GB+128GB:10月19日 8GB+256GB:12月8日 |
OS | Android 13 (MIUI 14) |
CPU | Snapdragon 4 Gen 2 |
メモリ | 4GB ※SIMフリー版のみ8GBもあり |
ストレージ | 128GB ※SIMフリー版のみ256GBもあり |
メインカメラ | 約5,000万画素(メイン) 約200万(深度) |
フロントカメラ | 約500万画素 ※パンチホール |
バッテリー容量 | 約5,000mAh |
画面解像度 | 2,460×1,080(フルHD+) ※リフレッシュレート最大90Hz |
画面サイズ | 約6.8インチ |
サイズ (高さ×幅×厚さ) | 約169㎜×約76㎜×約8.2㎜ |
重さ | 約200g |
色 | ミッドナイトブラック / ポーラーシルバー / スカイブルー |
ネットワーク | 4G・5G(ミリ波非対応) ※どの回線でもOK |
SIM | デュアルSIM対応(nanoSIM+eSIM) |
その他 | おサイフケータイ(FeliCa):対応 防水防塵:対応(IP53) microSD:対応(最大1TB) ワイヤレス充電:非対応 イヤホン端子:あり 生体認証:指紋認証、顔認証 |
価格(税込) | au・UQモバイル版:29,800円(一括/発売当時) ※2024年1月27日現在は22,001円 SIMフリー版 4GB+128GB:29,800円 8GB+256GB:34,800円 2024年1月27日現在は以下の価格でも買える |
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