何かと話題の楽天モバイル。
2020年4月のサービス開始から2年以上経過しましたが、度々大きなニュースになるほど今でも問題山積みですね。
その大きな問題の一つに「つながるエリアの狭さ」があります。
しかしだからと言って、2年以上も指をくわえて何もしていないわけではありません。
楽天モバイルのエリアも少しずつ改善されていますね。
ついに地下街でも繋がるようになった!
でも5G速度は微妙・・・
楽天モバイルの基本情報
名古屋・栄の地下街でも繋がるように
自分は愛知県在住。
先日久しぶりに名古屋市の中心部である栄の地下街に行きました。
実は約2ヶ月前の2022年6月17日より、栄の地下街で楽天モバイルが繋がるようになっています。
もちろん、楽天モバイル自身の回線。
パートナーのau回線ではありません。
栄には連続する3つの地下街、クリスタル広場で有名な「サカエチカ」、地下鉄駅周辺の「森の地下街」、隣駅「久屋大通」までつながる「セントラルパーク」がありますが、全ての場所で繋がるようになりましたね。
名古屋・栄の地下街以外では次の4つのエリアも楽天モバイル回線が繋がるようになったようです。
・東京・渋谷:しぶちか
・神奈川・川崎:アゼリア
・岡山:岡山駅地下街
・広島:紙屋町シャレオ
実際に栄の地下街を歩いてみて感動しましたね。
本当に楽天回線で繋がるようになっている!
・・・感動の沸点が低いかもしれませんが、約1年前なんてパートナーのau回線でしか繋がりませんでしたからね。
それに比べたら大きな進歩です。
ちなみに当ブログでは度々楽天モバイルに触れていますが、エリア内容については1年以上触れていませんでした。
なのでエリア内容について、久々に本記事を書こうと思ったわけです。
1年以上前に作成した楽天モバイルエリア関連記事
速度を測る:なぜか5Gの方が遅い…
栄の地下街に来ましたので、せっかくなので4G・5G速度も測定してみました。
場所は「サカエチカ」の「クリスタル広場」付近。
日時は8月23日(火) 20:00頃。
平日の夜ですね。
帰宅ラッシュ時は越えていますので、回線を圧迫する時間帯ではないでしょう。
4G・5Gを交互に、計4回測定しました。
結果は次の通り。
下り速度(Mbps) | 上り速度(Mbps) | 画像番号 | ||
4G | 1回目 | 67.3 | 24.4 | ① |
2回目 | 16.2 | 10.5 | ② | |
5G | 1回目 | 8.4 | 8.5 | ③ |
2回目 | 14.6 | 8.7 | ④ |
なぜ5Gの方が遅い・・・?
5Gは次世代回線なので4G(LTE)よりも速いはずなのに、なぜか5G速度の方が遅かったですね。
とはいえ約10Mbpsは出ています。
動画再生やネット閲覧なら、さほど問題ない速度でしょう。
測定環境も紹介しておきますね。
使用した速度測定アプリはOoklaの「Speedtest」。
測定するサーバーは画像のように「Rakuten Mobile,Inc(Tokyo)」を選択しています。
測定端末はSIMフリーの「Xperia 5 III」。
5Gは「sub6」です。
また速度の測定は「my 楽天モバイル」アプリからでもできますね。
こちらでも速度測定してみましたが、結果はほぼ同じ。
下り速度(Mbps) | 上り速度(Mbps) | |
4G | 17.1 | 10.9 |
5G | 14.9 | 9.0 |
やはり5G速度の方が遅め。
これでは5Gの意味が全くありません。
なぜでしょうね。
人口カバー率97%超で改善/でもまだまだ
楽天モバイル回線は2022年3月末時点で人口カバー率97%を突破したようです。
楽天モバイル自身の回線は2020年4月のサービス開始当初は三大都市圏しかつながりませんでした。
その他の地域ではつながらずに使用できる回線はパートナーのau回線。
三大都市圏内でも楽天回線にはつながらず、au回線になる場合も多かったですね。
それが先述の通り地下街も少しずつつながるようになり、東京を中心に地下鉄内でもつながるようになってきました。
そう考えると楽天モバイルのエリアは大きく進歩しましたね。
しかし人口カバー率などはあくまでデータ上の話。
実際、楽天モバイルは自身のエリアをいくら拡大してもつながらないことがあります。
いわゆる「プラチナバンド」がありませんからね。
「プラチナバンド」は障害物があっても避けることができるため、屋内の奥地には必要不可欠なバンド。
ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに割り当てられており、現在は空きがありません。
この「プラチナバンド」の再割り当てを楽天モバイルは何度も申請していますが、各社難色を示しているようですね。
そりゃあそうです。
自社の通信が不安定になるかもしれませんし、設備変更への投資もしないといけませんから。
参考:「プラチナバンド」を求める楽天モバイル 3キャリアの反発は必至も、23年の導入を目指す
先述の通り、今回確認した&測定場所は「クリスタル広場」。
しかし地下街はもっと奥まで広がっていますね。
つながるようになったと言われる栄の地下街でも、上記の理由からつながらない場所があるかもしれません。
実際自分は1年以上前に名古屋駅でつながらない体験をしましたからね。
セントラルタワーズ1F中心部では、パートナーのau回線に切り替わってしまいました。
(2022年8月現在は未確認のため不明)
楽天モバイル回線が全ての場所でつながるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。
どうしてもつながりにくさに我慢できないなら、KDDIのオンライン専用プラン「povo2.0」に乗り換えるのも一つの手でしょう。
こちらも度々話題になる回線ですね。
既ユーザーは2022年10月まで実質0円で使える楽天モバイルですが、11月以降は月額1,078円(税込)になってしまいます。
対して「povo2.0」の基本的な維持は0円のまま。
(高速通信は要トッピング)
さらにau回線なので、現在楽天モバイルで使用しているスマホも基本的には問題なく使えますね。
楽天モバイルはパートナー回線がauですから。
まとめ
今回は名古屋・栄の地下街でも繋がるようになった楽天モバイルの4G・5G速度を測定しました。
・・・なぜか5G速度の方が遅かったですね。
それでも10Mbps以上は出ていますので、動画再生やネット閲覧なら問題ない速度でしょう。
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