IPv6にするとやっぱり速い?
固定回線を利用するなら気になるところでしょう。
「IPv6」は次世代通信規格になるため、従来の通信規格「IPv4」より高速になると言われています。
今回は自宅で契約しているインターネット固定回線「So-net光プラス」で、IPv4とIPv6の実際の速度を比較してみました!
IPv6を利用するとやっぱり速い!桁違いになることもある!
やっぱりIPv6はIPv4より速い!
追記:2020/10/06 グラフを一つにまとめました。
※グラフが見にくい場合は、グラフをタップ(クリック)して拡大して下さい!
はじめにグラフの補足をしておきます。
Windowsパソコンによる有線接続の場合とAndroidスマートフォンによる無線接続の場合の2パターンで測定しています。
測定時間は日曜日の昼と夜。
また有線は最大1Gbps以上で通信可能なカテゴリー5e以上のLANケーブル、無線は高速通信可能な5GHz帯で接続しています。
どうでしょうか?
基本的にIPv6がIPv4よりも速いですね!
特に夜間の下り速度は桁違い。
IPv6では、有線の場合は約4.3倍、無線の場合は約10倍も速度が速くなっています!
日曜日の夜間なので、回線利用者が多かったのでしょう。
やっぱりIPv6はIPv4より速い!
それにしても無線の下り速度が15Mbps。
さすがに遅すぎませんか ( ̄▽ ̄;)
ちなみに測定に使ったアプリはOoklaの「Speedtest」です。
IPv6を利用するために必要な2つの準備
ここからは、IPv6を利用するために必要な2つのことを紹介します。
無料の「v6プラス」申し込み
「So-net光プラス」でIPv6通信を利用するには、「v6プラス」を使えるようにする必要があります。
「v6プラス」は「So-net光プラス」で利用できるIPv6による通信オプションです。
契約とは別に申し込む必要がありますが、無料で利用できます。
So-netのマイページ
ちなみに「v6プラス」に申し込んでも、IPv4通信ができます。
IPv6対応ルーター
IPv6通信を利用するには、ルーターもIPv6対応のものでなければなりません。
自分はBUFFALO製ルーター「WSR-1166DHPL」を使用しています。
Amazonでタイムセールしていたときに購入しました。
セール時の価格は3,780円(税込)。
IPv6対応Wi-Fiルーターの中では比較的安いので使いやすいですね。
自分はこのWi-Fiルーターを使っていますが、「So-net光プラス」では申し込み特典としてWi-Fiルーターを永年無料で使うことができます。
ちなみに使用できるWi-FiルーターはNEC製の「Aterm WG1200HS4(NE)」になります。
(2021年3月16日現在)
「v6プラス」を有効にする
「v6プラス」に申し込み、IPv6対応Wi-Fiルーターを使用しても、実際の回線はまだIPv6ではありません。
IPv6を利用するには、Wi-Fiルーターの設定から「v6プラス」を有効にする必要があります。
ここでは自分が使用しているBUFFALO製ルーター「WSR-1166DHPL」での、IPv6の有効化方法を説明します。
1.ルーターの詳細設定を開く
1.ブラウザより、IPアドレス「192.168.11.1」を入力しルーターに接続。
2.ユーザー名、パスワードを入力。(購入時に同封されているセットアップカードに記載)
3.「詳細設定」を選択。
2.「v6プラスを使用する」を選択する
「Internet」から「v6プラスを使用する」を選択し、設定を更新するとIPv6の通信が可能になります。
ちなみに「GMOとくとくBB」から提供されている以下のリンクを使用すれば、IPv6に接続できているか確認することができます。
IPv6で下り速度が大幅アップ!
今回は自宅で契約しているインターネット固定回線「So-net光プラス 」で、IPv4とIPv6の実際の速度を比較してみました。
やはりIPv6を利用することで回線速度は速くなります!
Wi-Fiの場合、IPv6の下り速度はIPv4より約10倍も速くなりました!
特に今は自粛のために家でインターネットを利用することが多いと思います。
これを機会に自宅のインターネット環境を改善してみてはいかがでしょうか?
関連記事:「So-net光プラス」(ソネット光プラス)の速度&速くする4つの方法
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