格安SIMのロケットモバイル。
ロケットモバイルの中でも注目度が高い「神プラン」。
ドコモのデータプランならば月額328円(税込)となる破格の安さで利用できます!
しかもデータ容量無制限!
まさに「神」!
しかし速度は最大200kbps
Σ( ̄ロ ̄lll)
今回は激安でありながら激遅のロケットモバイルの速度を16回測定しました。
Webページなどの初動の読み込みが速くなる「バースト転送機能」があるとはいえ、14Mbps~0Mbps(!)の揺れ幅が大きい結果になりました!
目次
実際の速度は・・・?
・5月20日 20:00頃 (3回分)
・5月21日 0:00頃 (3回分)
・5月21日 12:00頃 (4回分)
・5月21日 20:00頃 (6回分)
の4回の時間(合計16回分)に分けて測定しました。
測定に使用したアプリは、自分が毎回使用しているOoklaの「Speedtest」です。
使用したスマホは「OPPO A5 2020」です。
元はMNO版楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)用に買ったスマホです。
しかし楽天モバイルをZenFone6で使うようにしたため、OPPO A5 2020が余っていました。
ルーター機能も兼ねてロケットモバイルで使っています。
ちなみに自分が契約している内容は、ドコモ回線のデータプラン。
冒頭で紹介した内容です。
ロケットモバイルの神プランはau回線・ソフトバンク回線もありますが、月額438円(税込)とドコモ回線に比べて高くなっています。
5月20日 20:00頃 (3回分)
(Mbps) | 下り | 上り |
1回目 | 14.00 | 5.01 |
2回目 | 9.80 | 9.15 |
3回目 | 13.60 | 4.30 |
3回分の平均速度は下りが約12.47Mbps、上りが約6.15Mbpsです。
バースト転送機能の影響でしょうか。
全然遅くありませんでした。
速度測定後はChromeでYahoo Japanのトップページを開きましたが、すぐに読み込まれました。
ただページを3回程遷移していると徐々に読み込みが遅くなってしまいました。
ですが速度は10Mbpsもあれば、ネット閲覧には問題がないことがわかりました。
5月21日 0:00頃 (3回分)
(Mbps) | 下り | 上り |
1回目 | 0.03 | 0.13 |
2回目 | 0.03 | 0.10 |
3回目 | 0.02 | 0.14 |
3回分の平均速度は下りが約0.03Mbps(30kbps)、上りが約0.12Mbps(120kbps)です。
この時はバースト転送機能の影響が全くありませんでした。
ちなみに20:00頃と同様に、速度測定後にChromeでYahoo Japanのトップページを開きましたが、開くだけでも約70秒かかりました。
完全な読み込みは100秒経っても終わりませんでした。
最大200kbpsではやはりネット閲覧は無理ですね ( ̄▽ ̄;)
5月21日 12:00頃 (4回分)
(Mbps) | 下り | 上り |
1回目 | 6.15 | 3.03 |
2回目 | 0.00 | 0.00 |
3回目 | 3.31 | 3.14 |
4回目 | 0.00 | 0.00 |
4回分の平均速度は下りが約2.37Mbps、上りが約1.54Mbpsです。
この時の平均速度はほぼ意味がありませんね。
2回目と4回目の測定結果が下り、上りともに0.00Mbps・・・
速度測定結果が0kbpsになるなんて初めて見た!
ただ2回目と4回目はサーバーが「Local24 Inc., Kyoto」になっています。
1回目は「Allied Telesis Capital Corporation Fussa-shi」、3回目は「tdlabs Sakai」です。
Ooklaの「Speedtest」は測定するサーバーによって速度が異なることがあるようですね。
「「Speedtest」のサーバーは選択が必要!100Mbps以上も差が出ることがある!」でその違いを詳しく測定しています。
自分は今までサーバーを位置情報から自動選択していましたので、このような結果になってしまいました。
なので今回の測定は参考程度になりますね。
5月21日 20:00頃 (6回分)
(Mbps) | 下り | 上り |
1回目 | 9.34 | 3.55 |
2回目 | 9.75 | 1.89 |
3回目 | 11.10 | 1.92 |
4回目 | 0.06 | 0.13 |
5回目 | 0.09 | 1.50 |
6回目 | 0.10 | 0.04 |
6回分の平均速度は下りが約5.07Mbps、上りが約1.51Mbpsです。
この時の平均速度も12:00頃と同様にほぼ意味がありませんね。
下り速度の場合、前半の3回では約10Mbps、後半の3回では0.1Mbps(100kbps)にもなっていません。
前半の3回はバースト転送機能によるものとわかります。
何ができる?神プランの速度のまとめ
ロケットモバイルの神プランは公式で謳われている通り、最大0.2Mbps(200kbps)しか速度が出ません。
しかし比較的長く続くバースト転送機能により、速度の遅さを感じないことも多々あります。
この速度測定結果から、メールの受信など即時性が必要ない場合は全然問題ないでしょう。
しかし即時性が必要な場合、例えばネット閲覧・動画再生・音楽ストリーミング再生などでは、使うことが難しいと考えられます。
実際に自分は、YouTubeの低画質動画で作業用BGMを再生したことやAmazon Musicで音楽のストリーミング再生をしたことがありますが、再生途中で止まることが多くありました。
ロケットモバイルの運営会社は「株式会社IoTコンサルティング」です。
社名がIoT(アイオーティ)となっていることから、今後はSIMの利用をスマホ以外にも考えている会社と思われます。
ロケットモバイルの激安・激遅の神プランは、そのような会社の挑戦から生まれたプランなのでしょう。
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