「Xperia」シリーズの中でも人気なモデルが性能と価格のバランスが取れた「10」シリーズ。
その最新モデル「Xperia 10 IV」を先日買いました。
過去の「Xperia」シリーズの中で人気だったものの一つに「Xperia XZ1」があります。
ということで、今回は「Xperia XZ1」から「Xperia 10 IV」へ、本体サイズと処理性能がどのくらい変わったかを比較していきます。
本体サイズは似ているけれど、画面サイズは全然違う!
「ミドル」である「Xperia 10 IV」の処理性能は、「Xperia XZ1」とほぼ同じ。
似ている本体サイズ/画面は全然違う
「Xperia 10 IV」の発売は2022年7月(キャリア版)。
一方今回の比較対象の「Xperia XZ1」の発売は2017年11月(使用しているau版に準拠)。
約5年の差がありますね。
2019年を境にシリーズ全体のコンセプトも変わりました。
「Xperia 10」シリーズは、「ミドルレンジ」(中性能)、サイズは比較的コンパクトなシリーズ。
「Xperia XZ1」はそのような新たなコンセプトになる前の機種ですね。
どれくらい変わったか、本体サイズの違いを見ていきます。
背面はこんな感じ。
「Xperia 10 IV」はコンパクトがコンセプトと紹介しましたが、「Xperia 10 IV」は「Xperia XZ1」と似たようなサイズ感ですね。
しかし「Xperia 10 IV」は新たなコンセプト初登場時からいろいろ言われていた、細長ボディ。
「Xperia XZ1」と比べると、「Xperia 10 IV」の細長さはよくわかりますね。
「Xperia XZ1」より幅が短く、高さが高いですから。
さらにカメラの存在感も大きく違います。
「Xperia 10 IV」は3眼レンズ、「Xperia XZ1」は単眼レンズですし。
そして「Xperia 10 IV」の本体の細長さに比例するものが、画面の長さ。
全然違いますね。
「Xperia 10 IV」は超細長画面。
ほぼ前面すべてが画面なのに対し、「Xperia XZ1」は旧来のスマートフォンの画面と言えばいいのでしょうか。
厚さも比べてみるとこのような感じ。
「Xperia 10 IV」では「Xperia XZ1」よりも若干厚くなってしまったようですね。
それぞれの本体サイズ等の仕様は次の通り。
カタログスペックを比べても、画面サイズの違いが大きくわかるでしょう。
特にその細長さ。
説明上の因果が逆になってしまいましたが、画面サイズに合わせて本体サイズも細長くなった感じですね。
しかしそれでも重さはほぼ同じ。
5gという、誤差程度です。
「Xperia 10 IV」は見た目のインパクトに対して、重さは軽い印象を受けますね。
ほぼ同じ処理性能
先程紹介したように、「Xperia 10 IV」の発売は2022年7月で、「Xperia XZ1」の発売は2017年11月。
約5年の差があります。
なので当然処理性能にも差があると思われますが、「Xperia 10 IV」は「ミドルレンジ」(中性能)となっています。
対して「Xperia XZ1」は当時の「ハイエンド」(高性能)。
体感的にはほとんど変わらない性能となっていますね。
こちらの動画ではそれぞれでアプリの起動比較をしました。
比較したアプリは次の5種。
・Playストア
・Googleマップ
・YouTube
Twitterは「Xperia 10 IV」の方が若干速いように感じましたが、ほぼ誤差ですね。
ちなみにそれぞれの処理性能の仕様は次の通り。
「Xperia 10 IV」の方がメモリが2GBも多くなっていますが、CPUは先述の通り「ミドル」性能です。
AnTuTu:40万点と32万点
性能を可視化する「AnTuTuベンチマーク」で、それぞれベンチマークテストをしてみると次の通り。
・392,719
・317,509
※アプリバージョン
・Xperia 10 IV:V9.5.7
・Xperia XZ1 :V9.3.8
アプリバージョンは微妙に異なりますが、「Xperia 10 IV」では約40万点。
「Xperia XZ1」では約32万点でした。
「Xperia 10 IV」の方が若干高いものの、ベンチマークを比較してもほぼ変わらないですね。
本体サイズ&処理性能比較・まとめ
今回は「Xperia XZ1」から「Xperia 10 IV」へ、約5年で本体サイズと処理性能がどのくらい変わったかを比較しました。
サイズ感は似ているものの、「Xperia 10 IV」は画面の細長さから本体サイズも細長くなりましたね。
ただ処理性能は同じくらい。
「Xperia 10 IV」は「ミドル」(中性能)、「Xperia XZ1」は当時の「ハイエンド」(高性能)という差がありますからね。
約5年前のハイエンドスマホの処理性能は、2023年現在のミドルレンジ相当のようです。
関連記事
・【Xperiaと思えない電池持ちの良さ】「Xperia 10 IV」レビュー!コンパクトな万人向けシリーズ!
・【5年の進化】「Xperia 10 IV」と「Xperia XZ1」のカメラ比較【鮮明になった】
「Xperia 10 IV」実機比較 関連記事
・【実機比較】「Xperia 10 IV」と「Xperia XZ2」の本体サイズ&処理性能【4年の変化】
・【実機比較】「Xperia 10 IV」と「Xperia 1」の処理性能&本体サイズ
・【実機比較】「Xperia 10 IV」と「Xperia 5 III」の本体サイズ&処理性能
参考:スペック比較
機種名 | Xperia 10 IV | Xperia XZ1 ※ドコモ・au・ソフトバンク |
メーカー | SONY(ソニー) | SONY(ソニー) |
発売日 | 2022年7月8日 ※オープン市場SIMフリー:2023年3月10日 | 2017年11月10日 |
OS | Android 12 | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 835 |
メモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB |
メインカメラ | 約800万画素(超広角) +約1,200万画素(広角) +約800万画素(望遠) | 約1,920万画素 |
フロントカメラ | 約800万画素 | 約1,320万画素 |
バッテリー容量 | 約5,000mAh | 約2,700mAh |
画面解像度 | 2,520×1,080(フルHD+) | 1,920×1,080(フルHD) |
画面サイズ | 約6.0インチ(有機EL) | 約5.2インチ(液晶) |
サイズ (高さ×幅×厚さ) | 約153㎜×約67㎜×約8.3㎜ | 約148㎜×約73㎜×約7.4㎜ |
重さ | 約161g | 約156g |
色 | ブラック / ホワイト / ミント ※ドコモ、au、楽天モバイル:上記+ラベンダー ※オープン市場SIMフリー:ブラック / ホワイト | ブラック / ウォームシルバー / ムーンリットブルー / ヴィーナスピンク |
ネットワーク | 4G・5G(sub6) ※各キャリアでそれぞれの回線推奨(特に5G) ※オープン市場SIMフリー:どの回線でも使用可能 | 4G ※各モデル各キャリアネットワーク |
SIM | nanoSIM + eSIM (デュアルSIM対応) | nanoSIM |
その他 | おサイフケータイ(FeliCa):対応 防水防塵:対応(IP68) microSD:対応(最大1TB) ワイヤレス充電:非対応 イヤホンジャック:あり 生体認証:指紋 | おサイフケータイ(FeliCa):対応 防水(IPX5/IPX8)防塵(IP6X):対応 microSD:対応(最大256GB) ワイヤレス充電:非対応 イヤホンジャック:あり 生体認証:指紋 |
価格(税込) ※発売当時 | ドコモ:64,152円(一括) au・UQモバイル:69,985円(一括) ソフトバンク:74,880円(一括) 楽天モバイル:59,800円 オープン市場フリー:60,500円 | ドコモ:86,184円(発売当時一括) au:90,720円(発売当時一括) ソフトバンク:93,120円(発売当時一括) |
コメント