「携帯回線を無料で使える!」
通信業界に衝撃を与えて登場した「0SIM」(ゼロシム)。
2020年8月31日をもってサービスを終了すると2月17日に発表されました。
現在は既に新規受付が終了。
6月以降には「0SIM」の運営元であるSo-netの「nuro mobile 」に契約変更できるようになります。
また9月以降は音声通信・データ通信専用問わず、自動解約になります。
今回は「0SIM」の現在の速度と、代わりになる安めのSIMを紹介します。
代わりになりそうSIMは4つ!
速くなっている現在の「0SIM」の速度
4回測定しました。
単位はMbpsです。
下り | 上り | |
5月17日(日) 14:00頃 | 7.52 | 2.42 |
5月17日(日) 23:00頃 | 8.47 | 5.02 |
5月18日(月) 13:00頃 | 7.78 | 1.35 |
5月18日(月) 18:00頃 | 8.85 | 2.24 |
どの曜日・時間帯も同程度の速度です。
平均すると下り速度が約8.2Mbps、上り速度が2.8Mbpsです。
はっきり覚えていませんが、サービス終了が発表される前(結構、昔です)に計測した時は、下り・上りともに1Mbpsも速度が出ていなかったような気がします。
・・・無料で使えるには、それなりの制限があるということでしょう。
速度制限された速度と同じくらいの速度でしたので、当時はWEBページを開くことも難しい状態でした。
現在は決して速くありませんが、表の結果の通りそこそこの速度になっています。
残り3ヶ月余りでサービス終了なので、利用者が少ないのかもしれません。
かく言う自分も、実用性に耐えないレベルでしたのでほとんど使っていませんでした。
ちなみに毎度おなじみOoklaの「Speedtest」で速度を測定しましたが、上り速度を計るときに何故かエラー多発。
表の速度はエラーが発生しても何回か計測を試した結果です。
このようなエラーは速度が遅すぎると発生することがありましたので、「0SIM」の上り速度が遅すぎるのかもしれません。
500MBまで無料で使える「0SIM」
ここで「0SIM」について振り返ります。
「0SIM」は元々、雑誌「デジモノステーション(2016年2月号)」の付録と登場しました。
その後、Webサイトより新規契約が可能になった、正式サービスが開始されました。
付録はデータ通信専用でしたが、正式サービスでは音声通信も可能なSIMが契約できました。
「0SIM」はデータ通信専用SIMなら500MBまで無料で使えます。
その後は料金が加算される仕組みです。
出典:0SIM
回線はドコモ。
データ通信専用SIMの場合は、3ヶ月の間に通信がないと自動解約されます。
ですがやはり無料で500MBまで利用できるサービスは運営が難しかったようですね。
ちなみに自分は正式サービスが開始された直後にデータ通信専用SIMを新規契約しました。
本当はデジモノステーションの付録バージョンが欲しかったのですが、コンビニを数件回ってもありませんでしたので諦めました
( ̄▽ ̄;)
契約当初はサブ回線として使っていましたが、次第に速度が遅くなりましたのでほとんど使用しなくなり・・・
最近は自動解約されないように、1ヶ月に1回、少しだけ通信を行って回線を維持していました
( ̄▽ ̄;)
安めのSIM 4選
「0SIM」は500MBまで無料で利用できます。
さすがに永年無料で利用できるSIMはありません!
ですが月額200~300円程度で利用できるSIMはいくつかあります。
nuroモバイル
「0SIM」の移行先でもある「nuro mobile 」(ニューロモバイル)。
実は結構安いです!
データ通信専用の場合、月額330円(税込)の「お試しプラン」があります。
ただしデータ容量は200MBになります。
回線はドコモ・au・ソフトバンクから選ぶことができます。
LinksMate
サイバーエージェントの子会社LogicLinksが運営する「LinksMate」(リンクスメイト)。
データ通信専用の場合、月額275円(税込)から利用できます。
nuroモバイルの最安値よりさらに安いですが、データ容量は100MBまで。
月200MBまでの場合はnuroモバイルと同じ月額330円(税込)になります。
回線はドコモのみです。
業界最安値で使えますが、正直少なすぎるかもしれません。
ちなみに今回の「0SIM」での速度測定では、何回か失敗したときのデータ容量も合わせて合計179MB使っています。
追記:2021/03/18
料金が改定され、2021年3月18日から次のようになりました。
100MB:165円(税込)
200MB:275円(税込)
※データ通信専用
100MBでは110円、200MBでは55円も安くなりましたね。
ロケットモバイル
IoTコンサルティングが運営している「ロケットモバイル」。
データ通信専用の場合、月額328円(税込)で利用できる「神プラン」があります。
データ容量制限はありません。
なぜならば速度は最大200kbpsと激遅だから。
・・・ある意味「0SIM」に近いかもしれませんね。
回線はドコモ・au・ソフトバンクから選ぶことができますが、au・ソフトバンクの場合は月額438円(税込)となり割高です。
楽天モバイル
4月8日から正式サービスが始まったMNO版楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)。
1年という期間限定ながら無料で使えます。
(2年目以降は月額3,278円(税込))
楽天自社回線エリアなら容量無制限。
パートナー回線エリア(au)なら月5GBまで使用可能。
おまけにRakuten Linkアプリを使うことで電話も無料で利用できます。
無料で、エリア限定ながら無制限。
2020年の中では最強のSIMではないでしょうか(語彙力)
ちなみに自分も楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を契約しています。
追記:2021/01/29
楽天モバイルから新料金が発表されました。
「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」です。
なんと1GBまでの利用は無料になりました!
この「0SIM」を彷彿させますね。
関連記事:1GBまでずっと無料になった「楽天モバイル」【契約するしかない】
まとめ
残り約3ヶ月で終了する、月500MBまで無料で使える「0SIM」。
現在は一時期よりも速度が速くなっていました。
月額200円~300円程度で利用できる安めのSIMはいくつかありますが、永年無料の衝撃は「0SIM」が最初で最後かもしれません。
追記:楽天モバイルがまさかの永年無料化しましたね!
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