「Xperia」シリーズの中でも最安なモデルが「Ace」シリーズ。
その最新モデル「Xperia Ace III」を先日買いました。
長い「Xperia」シリーズの中でも、ある意味数々の伝説を作り出した唯一無二の機種に「Xperia XZ2」がありますね。
ということで、今回は「Xperia XZ2」から「Xperia Ace III」へ、本体サイズと処理性能がどのくらい変わったかを比較していきます。
「Xperia Ace III」は「Xperia XZ2」よりも圧倒的にコンパクト。
黒歴史デザインから一新されている。
ただ処理性能グレードは「Xperia Ace III」の方が低い。
「Ace III」が圧倒的に小さくデザイン一新
「Xperia Ace III」の発売は2022年6月。
一方今回の比較対象の「Xperia XZ2」の発売は2018年5月。
約4年の差がありますね。
「Xperia」シリーズは2019年を境にシリーズ全体のコンセプトも変わりました。
「Xperia Ace」シリーズは「ローエンド」(低性能)なシリーズ。
「Xperia XZ2」はそのような新たなコンセプトになる前の機種ですね。
移行過度期とも言える機種であるため、いろいろと謎デザインとなっています。
多くのユーザーがXperiaを見放してしまった伝説級黒歴史デザインです。
どれくらい変わったか、まずは本体サイズの違いを見ていきます。
背面はこんな感じ。
「Xperia Ace III」は「Xperia XZ2」よりも圧倒的にコンパクトになりましたね。
そしてデザインも一新。
「Xperia XZ2」で中央にあったカメラレンズは左上に。
これまた中央にあった指紋認証センサーも、写真からはわかりませんが「Xperia Ace III」は側面の電源ボタンと兼用になっています。
また背面の質感も変わり、「Xperia XZ2」はツルツルですが、「Xperia Ace III」ではザラザラになっていますね。
画面(前面)はこんな感じ。
意外なことに画面はほぼ同じくらいですね。
コンセプト移行過渡期の「Xperia XZ2」は本体サイズがかなり大きめです。
厚さを比べてみるとこのような感じ。
パッと見は「Xperia XZ2」の方が薄めに見えます。
しかし「Xperia XZ2」はこんもりと膨らんだ丸型背面。
そのため中心部分は結構厚めです。
まあこの丸型背面が、「Xperia XZ2」を黒歴史化した最大の理由なんですけれどね。
嫌われ続けているのにも再び採用された「ランチパック」。
・・・もう二度と採用されることはないでしょう。
対して「Xperia Ace III」はフラットなデザイン。
とてもスッキリとしていますね。
それぞれの本体サイズ等の仕様は次の通り。
数字で見てもサイズの違いがわかるでしょう。
「Xperia Ace III」の方が圧倒的にコンパクトです。
グレードが違うので処理性能はダウン
先程紹介したように、「Xperia Ace III」の発売は2022年6月で、「Xperia XZ2」の発売は2018年5月。
約4年の差があります。
なので当然処理性能にも差があると思われます。
しかし「Xperia Ace III」は「ローエンド」(低性能)。
対して「Xperia XZ2」は当時の「ハイエンド」(高性能)。
そのため実際のところは「Xperia Ace III」の方が性能低めですね。
その差は体感してみるとわかると思います。
こちらの動画ではそれぞれでアプリの起動比較をしました。
比較したアプリは次の5種。
・Playストア
・Googleマップ
・YouTube
・X(旧Twitter)
全体的に「Xperia XZ2」の方が速め。
YouTubeアプリだけはあまり変わりませんでしたけれどね。
主な性能スペックを比較すると次の通り。
先述の通りCPUは、「Xperia Ace III」が「ローエンド」(低性能)。
「Xperia XZ2」が当時の「ハイエンド」(高性能)となっています。
約4年経っても、この処理性能グレード差は大きいですね。
AnTuTu:38万点と46万点
性能を可視化する「AnTuTuベンチマーク」でそれぞれベンチマークテストをしてみると次の通り(V10.2.1)。
380,596
461,190
「Xperia Ace III」は約38万点。
「Xperia XZ2」も約46万点。
体感通り、やはり「Xperia XZ2」の方が性能良しですね。
本体サイズ&処理性能比較・まとめ
今回は「Xperia XZ2」から「Xperia Ace III」へ、約4年で本体サイズと処理性能がどのくらい変わったかを比較しました。
「Xperia Ace III」へは、本体サイズが超コンパクトになりました。
そして伝説級黒歴史だった「Xperia XZ2」の、特に背面デザインは一新。
いろいろな意味で使いやすくなりましたね。
ただ処理性能は「Xperia Ace III」の方が低め。
「Xperia Ace III」は「ローエンド」(低性能)、「Xperia XZ2」は当時の「ハイエンド」(高性能)ですからね。
約4年経っても「ローエンド」では当時の「ハイエンド」に敵いません。
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参考:スペック比較
機種名 | Xperia Ace III | Xperia XZ2 |
メーカー | SONY(ソニー) | SONY(ソニー) |
発売日 | 2022年6月10日 | 2018年5月31日 |
OS | Android 12 | Android 8.0 ※ソフトバンク:Android 9まで ※ドコモ・au:Android 10まで |
CPU | Snapdragon 480 5G | Snapdragon 845 |
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB |
メインカメラ | 約1,300万画素 | 約1,920万画素 |
フロントカメラ | 約500万画素 | 約500万画素 |
バッテリー容量 | 約4,500mAh | 約3,060mAh |
画面解像度 | 1,496×720(HD+) | 2,160×1,080(フルHD+) |
画面サイズ | 約5.5インチ(液晶) | 約5.7インチ(液晶) |
サイズ (高さ×幅×厚さ) | 約140㎜×約69㎜×約8.9㎜ | 約153㎜×約72㎜×約11.1㎜ |
重さ | 約162g | 約198g |
色 | Y!mobile:ブラック / ブリックオレンジ / ブルー ドコモ:ブラック / グレー / ブリックオレンジ au・UQモバイル:グレー / ブルー | ソフトバンク: リキッドブラック / リキッドシルバー / ディープグリーン ドコモ、au: リキッドブラック / リキッドシルバー / ディープグリーン / アッシュピンク |
ネットワーク | 4G・5G(sub6) ※各キャリアでそれぞれの回線推奨 | 4G ※それぞれのキャリアのみ対応 |
SIM | nanoSIM + eSIM (デュアルSIM対応) | nanoSIM |
その他 | おサイフケータイ(FeliCa):対応 防水防塵:対応(IP68) microSD:対応(最大1TB) ワイヤレス充電:非対応 イヤホンジャック:あり 生体認証:指紋 | おサイフケータイ(FeliCa):対応 防水(IPX5/IPX8)防塵(IP6X):対応 microSD:対応(最大400GB) ワイヤレス充電:対応 イヤホンジャック:なし 生体認証:指紋 |
価格(税込) ※発売当時 | Y!mobile:31,680円(一括) ドコモ:34,408円(一括) au・UQモバイル:33,415円(一括) | ソフトバンク:102,720円(一括) ドコモ:94,608円(一括) au:95,040円(一括) |
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