2023年9月8日に発売されたASUSの最新スマートフォン「Zenfone 10」。
手に馴染むちょうどいいサイズ感。
かつ何しても困らない、全部入りのハイエンドスマートフォンです。
コンパクトハイエンドを求める自分にとっては最適解のスマホだったりしますね。
現在の「Zenfone」になる4世代前の「ZenFone 6」では、世にも珍しい「回転するカメラ」を初搭載したモデル。
その頃からどのような変化をしたのか気になりますよね。
ということで今回は「Zenfone 10」と「ZenFone 6」のカメラ比較をしていきます。
夜景が鮮明に、色合いも濃くなった。
でもアウトカメラのスペック自体はあまり変わらない。
目次
「Zenfone 10」は鮮明に濃くなった色合い
冒頭で紹介したように、「Zenfone 10」の発売は2023年9月8日。
対して「ZenFone 6」の発売は2019年8月23日。
約4年の差があります。
その間にいろいろ変化があり、ブランド名も「ZenFone」から「Zenfone」と、「F」が小文字になりましたね。
ということで、まずは「Zenfone 10」と「ZenFone 6」の双方で、昼景・夜景・室内など、いくつか写真を撮影して比較してみます。
どの写真も左が「Zenfone 10」、右が「ZenFone 6」となっています。
※ブログ上に載せるために実際の写真より写真サイズを小さくしています。
そのため実際の写真とブログに載せてある写真は見え方が異なる場合があります。
※カメラの設定はデフォルトです。
昼景:鮮明に濃くなった色合い
まずは昼間の風景。
自宅近所の公園です。
こちらが広角撮影。
中央部分のズームがこんな感じです。
どちらとも最大倍率の8倍で撮影しました。
別の場所で近づいて花を撮ってみるとこんな感じ。
通常撮影でも広角撮影でも、風景はパッと見では色濃くなった印象ですね。
木々の緑色など、肉眼で見たような色合いになった感じです。
雲の形もはっきりおり、全体的に鮮明にもなっていますね。
最大ズーム撮影も鮮明になりましたね。
「ZenFone 6」ではボケボケでしたが、「Zenfone 10」でははっきりしています。
解像度がめちゃくちゃ高くなりましたね。
ただ隅から隅まで見ると「Zenfone 10」でも粗いようにも感じます。
花の写真についても、これまた鮮明になった感じ。
花弁のラインがはっきりしており、色合いも濃くなって肉眼で見たようなキレイさになっていますね。
夜景:特に鮮明になった
続いて夜間の風景。
まずは「夜景モード」での撮影です。
「Zenfone 10」ではデフォルトでオンになります。
「ZenFone 6」の場合は「夜景モード」を選ぶ必要がありますね。
こちらが広角撮影。
昼景のときと同じく、それぞれの最大倍率の8倍で木の幹を撮影してみるとこんな感じ。
続いて「通常モード」での撮影。
こちらが通常モードでの広角撮影。
こちらが通常モードでの最大ズーム撮影。
どうでしょうか?
いずれも鮮明になっていますね。
「ZenFone 6」では電灯光源のフレアの影響もあり、全体的にボヤケた感じ。
「Zenfone 10」では、はっきりくっきりした印象に変わっていますね。
ただ広角撮影では「Zenfone 10」の場合、ゴーストが目立っています。
電灯光源の光のラインが無駄にあるため、若干見にくくなっているかもしれません。
室内:濃くなった色合い/より遠近感も
場所変わって、今度は室内の写真。
ピントはサメのぬいぐるみの頭に合わせてあります。
昼景と同様に色合いは濃くなった感じ。
肉眼で見ているような印象です。
背景のボケも強くなりましたね。
さらに遠近感がわかりやすくなりました。
ほぼ変わらないアウトカメラスペック
「Zenfone 10」と「ZenFone 6」のカメラスペックを比較すると次の通り。
両方とも2眼レンズ。
細かな違いがあるものの画素数自体は、ほぼ同じですね。
しかし紹介した作例のように、見え方には結構違いがあります。
写真のキレイな見え方は単純なカメラスペックだけではないって感じですね。
これが4年間の進化でしょう。
フリップカメラ終了でインカメラダウン
冒頭で紹介したように、「ZenFone 6」のカメラは世にも珍しい回転するカメラ「フリップカメラ」となっています。
こんな感じですね。
このようにアウトカメラがクルっと回ってインカメラになります。
なのでインカメラを使う写真、自撮りなどは「ZenFone 6」ではアウトカメラと同じクオリティで写真を撮ることができますね。
「フリップカメラ」は3世代目「Zenfone 8 Flip」まで続きましたが、前モデルの「Zenfone 9」では搭載されずに終了してしまいました。
非搭載になった理由はいろいろあると思いますが、面白ガジェット好きな自分にとっては残念でしたね。
一方「Zenfone 10」のインカメラは左上にあるパンチホール式。
スペックは次の通り。
アウトカメラがそのまま使える「ZenFone 6」に比べると、「Zenfone 10」のフロントカメラはスペックが低いものとなってしまっていますね。
【参考】夜景モードと通常モード
これは「Zenfone 10」と「ZenFone 6」の比較ではありませんが、せっかくなので「Zenfone 10」の「夜景モード」と「通常モード」を並べて比較してみます。
上記ではわかりにくいと思いますので。
左が「夜景モード」、右が「通常モード」です。
やはり「夜景モード」では全体的に鮮明になりますね。
広角撮影では結構な違いがあります。
最大ズーム撮影ではあまり変化がないですね。
カメラ比較・まとめ
今回は「Zenfone 10」と「ZenFone 6」のカメラ比較をしました。
「Zenfone 10」は「ZenFone 6」に比べて全体的に鮮明に、そして色濃くなりましたね。
肉眼っぽい色合いです。
特に夜景が鮮明になった印象ですね。
ただ実際のカメラスペックはあまり変化がありません。
しかし実際の見え方には結構な違いがあり、写真のキレイさは単純なカメラスペックだけではないように感じますね。
自分としては面白珍しかった「フリップカメラ」がなくなってしまったことが、少し残念に思います。
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