2022年10月25日に「iPadOS 16」の配信が始まりましたね。
毎年iOSとほぼ同時期にアップデートされる「iPadOS」ですが、バージョン16は約1ヶ月遅れの登場となりました。
2ヶ月以上も遅れてしまいましたが、先日自分が持っている「iPad(第5世代)」を「iPadOS 16」にアップデートしましたので、今回はその変化をまとめます。
新機能は上位モデル用ばかり。
なのでほぼ変化なし・・・
目次
アップデートは約45分
「iPadOS 16」のアップデート対象は次の通り。
・iPad mini(第5世代)~
・iPad Air(第3世代)~
・iPad Pro ※全モデル
約7年前(2015年9月)に発売された初代iPad Proも対象。
息が長いですね。
さらに本記事のテーマとなる「iPad(第5世代)」もアップデート対象!
こちらは約5年半前(2017年3月)に発売された、約4万円で買うことができた最安iPadシリーズ。
同じCPU「A9」が搭載されている「iPhone 6s/6s Plus/SE(第1世代)」は「iOS 16」では対象外となってしまいましたが、「iPadOS 16」では対象です。
こちらも息が長いですね。
ということで、自分が持っている「iPad(第5世代)」を「iPadOS 16」にアップデートしました。
厳密には2023年1月6日現在配信されている「iPad 16.2」です。
アップデートするには約45分かかりましたね。
ダウンロード・アップデート準備に約34分、インストールに約11分です。
容量は2.64GB。
なかなかの容量です。
いつものように「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開いて開始。
なおこのときの「iPad(第5世代)」は「iPadOS 15.0」。
なのでアップデートは、「iPadOS15.0」→「iPadOS 16.2」ですね。
ちなみに「iPadOS 16」にアップデートさせない、前バージョンのアップデートも選択可能。
前回の「iPadOS 15」で初めて導入された方法ですね。
こちらの場合、2023年1月6日現在では「iPadOS 15.7.2」となっています。
15→16:メイン機能使えず、ほぼ変化なし
「iPadOS 16」にアップデートしましたので、その変化をまとめますね。
・・・と思いましたが、正直に言うと「ほぼ変化なし」。
アップデートする必要がほとんどないレベルです。
理由は次で紹介します。
ステージマネージャ→使えず
「iPadOS 16」の目玉機能が「ステージマネージャ」。
今までのiPadは基本的に全画面でアプリを使う方法でしたが、「ステージマネージャ」を使えばMacなどパソコンのようにアプリの切り替えが簡単になります。
厳密には「iPadOS 16.1」から対応した機能ですね。
しかし「ステージマネージャ」に対応しているiPadは次の通り。
・iPad Pro(11インチ) ※全モデル
・iPad Pro(12.9インチ) ※第3世代~
そのため「iPad(第5世代)」では使えない機能です。
残念。
画像から対象物を切り出し→使えず
「iPadOS 16」の新機能は他にも。
写真の背景から被写体を切り出す機能です。
画像編集がかなりラクになる機能ですね。
「iOS 16」の新機能でもあります。
しかし対応しているiPadは次の通り。
・iPad mini(第5世代)~
・iPad Air(第3世代)~
・iPad Pro(11インチ) ※全モデル
・iPad Pro(12.9インチ) ※第3世代~
そのためこちらも「iPad(第5世代)」では使えない機能です
(´・ω・`)
写真や動画内のテキストを認識→使えず
「iPadOS 16」の新機能はまだありますね。
写真や動画内のテキストを認識してくれます。
テキストのコピー・翻訳・調べる・共有などが可能。
何かと役に立ちそうな機能ですね。
「iOS 16」の新機能でもあります。
しかしこちらも対応しているiPadは次の通り。
・iPad mini(第5世代)~
・iPad Air(第3世代)~
・iPad Pro(11インチ) ※全モデル
・iPad Pro(12.9インチ) ※第3世代~
そのためこれも「iPad(第5世代)」では使えない機能です
(´・ω・`)
その他細かな機能は使えるが…
・・・とこのように、「iPad(第5世代)」では「iPadOS 16」のメインの新機能のほとんどが使えません。
その他にも「iPadOS 16」の新機能はあります。
例えば次の通り。
・・・が、いずれもマイナー機能。
自分としてはあまり使わない機能ですね。
一応、新たに「天気」や「フリーボード」(16.2~)と言ったアプリが追加されていたりします。
が、これらもマイナー機能。
「フリーボード」に至ってはApple Pencilがないと使い道半減ですね。
「iPad(第5世代)」ではApple Pencilが使えませんし。
まあそもそも「フリーボード」がなくても、「メモ」アプリで事足りるような気もします。
メリットは「最新OS」であること
このように「iPad(第5世代)」の「iPadOS 16」は新機能の中でもマイナーなものしか使えません。
なので正直、今は「iPadOS 16」にアップデートする必要がないかもしれませんね。
唯一のメリットは「バージョン16が使える」というところでしょうか。
「iPad(第5世代)」等、いわゆる廉価版iPadは多くの教育機関や企業でも使われているモデル。
タブレットの代名詞である「iPad」が手頃な価格で使えますからね。
そのため日本に限らず、全世界で使われている量はかなりあると思われます。
これら教育・ビジネス向けのiPadをサポートするためのアップデートもあるのでしょう。
今はあまり影響がなくても、今後は「iPadOS 16」でないと動かないアプリなども出てくると思われますからね。
まあそもそも「iPad(第5世代)」は、はじめに紹介したようにCPU「A9」と、かなり古め。
同じCPUを搭載している「iPhone 6s/6s Plus/SE(第1世代)」は「iOS 16」では対象外です。
なので次の「iPadOS 17」では、「iPad(第5世代)」はさすがにアップデート対象外になるかもしれませんね。
ちなみに「iPad(第5世代)」で「iPadOS 16」の変化を一番感じたものは、ロック画面の日時表示ですね。
フォントが変わりました。
「iOS 16」では新たにロック画面の編集が可能になりましたね。
その影響からか「iPadOS」も日時フォントが統一されたようです。
ただ「iPadOS 16」では「iOS 16」のようにロック画面の編集はできませんね。
「iPad(第5世代)」iPadOS 16・まとめ
今回は「iPad(第5世代)」を「iPadOS 16」にアップデートした変化をまとめました。
「iPadOS 16」はモデルごとに使える新機能が異なります。
「iPad(第5世代)」は、5年半以上前のかなり古いモデル。
そのため使える新機能はマイナー内容ばかり。
目玉機能の「ステージマネージャ」はもちろんのこと、「画像から対象物を切り出し」や「写真や動画内のテキストを認識」もできません。
実際にアップデートして思いましたが、正直「iPad(第5世代)」は「iPadOS 16」にアップデートする必要がないかもしれません。
しかし今後のことを考えると、やはりアップデートしておいた方がいいですね。
「iPadOS 16」以降でしか使えないアプリも出てくると思われますし。
新機能は使えなくても、機種が古くてもサポートしてくれるAppleはさすがと言うべきでしょう。
ちなみに「iPad(第5世代)」の動作感は「iPadOS 15」時代とあまり変わりません。
モッサリ感はなく、普通に問題なく使えますね。
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