2022年6月16日頃から中古スマホ販売ショップ「イオシス」さんで販売を開始した、とある激安タブレットが密かな話題となっています。
自分もそのタブレットが気になった一人。
ということで、今回はその話題の激安タブレット「EGBOK P803 」を買いましたのでレビューします!
ユニーク仕様!
値段相応性能だが、思っていたより使える。
追記:2022/07/14
7月13日に完売しました。
目次
「EGBOK P803」6,980円(未使用品)
冒頭でも紹介したように、「EGBOK P803 」はイオシスさんで販売を開始した、8インチサイズの激安タブレットです。
値段はなんと6,980円(税込)!
未使用品です!
☆モザイク解禁!!☆
— イオシス公式 (@iosys_official) June 16, 2022
EGBOK P803 SIMフリー
未使用品 税込6,980円
Android11搭載の業務用タブレット【エグボック】を6000台入荷!!
⏬商品ページ⏬https://t.co/8nCfb4wftx
安タブ欲しい個人さんも、自社アプリで運用したい法人さんもお待ちしております!!#イオシス #箱のロゴには触れないで pic.twitter.com/BecGzeGkYa
しかも在庫が6,000台もあるという、謎ボリューム!
イオシスさんの在庫って多くても800台とかが多いんですけれどね。
なので異常とも言える台数(いい意味で)。
イオシスさんの販売網にはいつも驚かされますね。
販売を開始してから約2週間の2022年6月29日現在、既に半分以上売れています。
かなり人気なようですね。
その中の1台が自分です ( ̄▽ ̄)
ちなみにイオシスさんは楽天市場にも出店中。
なので楽天市場でも買うことができますね。
ただし価格は2,000円高く、8,980円となっています。
内容物:充電器まで一式アリ
さて「EGBOK P803 」を開けていきましょう。
箱はこんな感じ。
・・・某フードデリバリーサービスのロゴがありますね。
なぜイオシスさんのところにやってきたかは皆さまのご想像におまかせします。
(ちなみに先日、こちらのサービスは日本から撤退しました。)
ということで、元は法人用の業務端末です。
また製品自体は未使用品ですが、イオシスさんによる通電等の動作確認のために既に開封済みとなっていますね。
内容物は次の通り。
・「EGBOK P803」本体
・USB Type-Cケーブル
・ACアダプター
・SIMピン
・タブレットマニュアル 等
「QC PASS」というものが入っていましたが、これは「品質管理合格」ということでしょうか。
タブレットマニュアルはスペック等の簡易的な紹介のみ。
すべて日本語ですね。
充電ケーブルとACアダプターはこんな感じ。
ACアダプターの入出力は次の通りでしたね。
・入力:100-240V~50/60Hz 0.35A
・出力:5V-2A
ちなみに気づきにくいですが保護フィルムは貼られていますね。
ただ指紋が結構目立つタイプ。
気になる方は指紋が目立ちにくい保護フィルムに貼り直した方がよいかもしれません。
本体デザイン:相応の作り
「EGBOK P803 」の本体デザインを見ていきますね。
背面はこんな感じ。
中央に大きく「EGBOK」のロゴがありますね。
左上にはカメラがあります。
表面はプラスチック製でツルツル。
上と下には溝?があります。
高級さはありませんが、安っぽくもないですね。
下側には技適マークもしっかり確認できます。
他に「NHP SOLUTION CO.,LTD」という記載も確認できます。
察するに代理店でしょうか。
「EGBOK P803」はいわゆる中華タブレットっぽいですからね。
側面はこんな感じ。
下側には2つのスピーカー。
右側面は左(上)側から、音量ボタン、リセットボタン、電源ボタン。
上側は左側からUSB Type-C端子、SIMスロット、イヤホン端子。
シンプルな作りですが、音量ボタン・電源ボタン・SIMスロットは指で動かすとカチャカチャ揺れます。
この辺りは値段相応の作りでしたね。
SIMスロットを開けるとこんな感じ。
SIM挿入はもちろんのこと、microSDにも対応していますね。
前面はこんな感じ。
額縁(ベゼル)は少々太めです。
この辺りも値段相応と言うべきでしょうか。
画面仕様は次の通り。
・解像度:1,280×800
タブレットなので画面は大きめですが、解像度は低め。
やはり値段相応です。
しかし画面の粗さなどはあまり気になりません。
普通に見ることができますね。
また本体の重さは実測で379gでした。
値段相応性能だがユニーク仕様
さて「EGBOK P803 」の外側を見てきましたので、今度は内側を見ていきましょう。
まあ一言で言えば、やはり「値段相応性能」。
しかし思っていたより使える印象です。
あと普通の激安タブレットにはほとんどないユニークな仕様もありますしね。
ピュアAndroid 11/Google Play使用可
「EGBOK P803 」のOSは、なんと「Android 11」!
2020年登場のOSですね。
比較的最近のOS、それでいて未使用品6,980円(税込)は割と破格かもしれません。
加えてピュア中なピュアなAndroidタブレット。
何もカスタマイズされていません。
「純粋なAndroidタブレット」となっています。
しかも「Google Play」も使用可能!
いくつかスクリーンショットを載せますね。
■ロック画面
■ホーム画面
■アプリ一覧
■通知領域
■クイック設定
■設定
■電源メニュー
このように「純粋なAndroid 11タブレット」です。
先程紹介したように、「EGBOK P803 」は元々法人業務用のタブレット。
業務用カスタマイズを消去して、Android OSを入れ直したようです。
ちなみにOSアップデートは1回もありませんでした。
・・・まあ激安物なのでそうでしょうね。
動画・電子書籍ならイケル/Chromeも
一番気になることが「どの程度使えるか」というところでしょう。
先程紹介したようにGoogle Playも搭載しているため、アプリの数は困りません。
いくつかアプリを試してみました。
結果は次の通り。
→ 少し読込遅いが普通視聴可
・Kindle
→ DL本の読込も速く普通に読める
・Chrome
→ 思っていたより読込速い
・Googleマップ
→ 激重
→ スクロールカクカク
・ポケモンGO
→ 起動読込激遅
あとはそれなりに動作(捕獲など)
「EGBOK P803 」は8インチタブレット。
ということでその性質上、動画視聴や電子書籍端末として使う場合が多いと思われます。
このようにYouTubeやKindleを使ってみましたが、若干読み込み時間があるものの基本的にはストレスを感じずに使えましたね。
意外なことに、Chromeも使えるような感じ。
思っていたより読み込み速度が速かったですね。
快適とまではいきませんが、普通にネット検索もできます。
ただGoogleマップは激重でした。
スワイプ・ピンチイン(拡大)・ピンチアウト(縮小)、何もかもが遅く、もちろん読み込みも遅かったですね。
Twitterもスクロールなど、遅めの動作が多め。
ゲームも試してみようとポケモンGOもしてみましたが、こちらも特に起動時の読み込みはかなり遅め。
ただそれ以外の動作、ポケモンを捕まえたりメニューを開いたりはそこそこできましたね。
ちなみにポケモンGOをプレイするには「位置情報(GPS)」が必要なことはご存じでしょう。
実は「EGBOK P803」はGPS搭載。
そのためポケモンGOもできますね。
ただしジャイロスコープセンサー(角速度)は非対応のようで、AR機能は使えませんでした。
「EGBOK P803 」の性能をAnTuTuベンチマークテストで可視化してみるとこんな感じ。
約10万点でした。
かなり低めですね。
2022年現在のローエンド機種でも30万点近い結果になることが多いので。
やはり値段相応です。
・・・「このスコアは異常です」なんて表示、初めて見ましたね
( ̄▽ ̄;)
ちなみに最近測定した「Xperia Z3」(2014年10月発売)の結果が約9万点。
7年以上前のハイエンドスマートフォンとほぼ同性能のようです。
またバッテリー持ちも簡単に測定してみました。
結果は次の通り。
※全画面再生、輝度中央、Wi-Fi接続
単純計算、動画連続再生は10時間ってことになりますね。
標準的でしょうか。
バッテリー容量は4,000mAhとなっています。
ユニーク仕様:GPS・デュアルSIM etc.
細々と「EGBOK P803 」の仕様を紹介してきましたが、まとめるとこんな感じですね。
機種名 | EGBOK P803 |
OS | Android 11 |
CPU | Unisoc SC9863A (1.6GHz+1.2GHz オクタコア) |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
メインカメラ | 約800万画素 |
フロントカメラ | 約500万画素 |
バッテリー容量 | 約4,000mAh |
画面解像度 | 1,280×800 |
画面サイズ | 約8インチ |
サイズ (高さ×幅×厚さ) | 約208㎜×約127.8㎜×約10㎜ |
ネットワーク | 携帯回線(SIMフリー) 4G(バンド:1/3/8/18/19/26/28/41) 3G(バンド:1/5/8) ※デュアルSIM対応 Wi-Fi:b/g/n |
その他 | USB Type-C GPS対応 microSD対応 イヤホンジャックあり |
価格(税込) | イオシス:6,980円 |
メモリは3GB。
しかしどうやら2GBの場合もあるようですね。
少なくともイオシスさんのデモ機は2GBだったようです。
\\めちゃ売れ中//
— イオシス アキバ中央通店📱♻️ (@iosys_chuou) June 22, 2022
【EGBOK P803】
SIMフリー
未使用品 税込6,980円
Unisoc SC9863A
メモリ2GB
ストレージ32GB
Android11搭載
極安SIMフリータブちゃん
めちゃ人気なので
いっぱいツミツミしました💖#akiba #イオシス #EGBOK #P803 pic.twitter.com/motkxzfiDq
しかし自分をはじめ、購入者のツイートを見ていると3GBばかり。
「3GBの場合はアタリ」とも書かれていましたが、ほとんどの場合は3GB、稀に2GBが混在しているようです。
CPUはUnisoc(紫光展鋭)製の「SC9863A」。
メーカー名を自分は聞いたことありませんでしたが、調べてみると中国本土で第3位のCPUメーカーのようですね。
参考:Unisoc、2021年に中国でHiSiliconを抜いてスマホ向けSoCシェア3位に
他にもストレージ32GBや画面解像度が1,280×800など、値段相応の性能となっています。
Wi-FiもIEEE 802.11 b/g/nと、いわゆる「Wi-Fi 4」までしか対応していません。
登場してから既に結構な日が経つ「Wi-Fi 5」(IEEE 802.11ac)が使えないとは思っていませんでしたね。
しかし先程も紹介したようにGPSに対応。
他に携帯回線にも対応。
デザインを紹介しているときにSIMスロットがありましたからね。
さらに言えば、デュアルSIMにも対応!
デュアルSIMにも対応しているタブレットなんてほとんど見かけません。
「EGBOK P803 」はかなりユニークな仕様となっていますね。
SIMフリーであるため、APN設定さえすればどんなキャリアのSIMでも使えると思われます(確証はありません m(_ _)m)。
ただ使える回線は4G(LTE)以下。
また対応周波数帯(バンド)も少なめです。
使う場所によっては圏外になるかもしれません。
ちなみにイオシスさんで販売されるまで、Google先生に聞いても「EGBOK P803 」の情報は全然ありませんでした。
なのでAnTuTuベンチマークで表示された詳しい仕様画像を載せておきますね。
値段相応性能と言えば、センサー系もですね。
加速度センサーは対応しているものの、先程紹介したようにジャイロスコープセンサーは非対応。
他にも非対応センサーが多いですね。
povo2.0通信可能
試しに「povo2.0」を通信してみました。
APNを設定することで通信できましたね。
ただ先述の通り、「EGBOK P803 」は対応バンドが少なめ。
au回線のプラチナバンドには対応しているようですが、場所によっては圏外になるかもしれません。
・名前:povo2.0
・APN:povo.jp
・APNプロトコル:IPv4/IPv6
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→(詳細設定)→「アクセスポイント名」→右上「+」よりAPN作成
カメラ撮影例
「EGBOK P803 」にはカメラもあります。
タブレットなのでカメラを使うことは少ないと思いますが、2枚ほど室内写真を撮ってみましたので載せておきますね。
相応のカメラ性能ですが、それなりにキレイな感じもします。
「EGBOK P803」・まとめ
今回は8インチタブレット「EGBOK P803 」をレビューしました。
イオシスさんで販売している未使用6,980円(税込)という、激安タブレット。
値段相応性能ではありますが、思ったより使える印象です。
動画再生に電子書籍閲覧。
Chromeなどのネット閲覧も割とできますね。
その他、GPSやデュアルSIMにも対応しているなど、激安タブレットではなかなか存在しないユニークな仕様も。
意外と使いどころがありそうです。
【YouTube】「EGBOK P803」動画
追記:在庫復活! ※中古 →完売
(2022/10/5 更新)
2022年9月27日頃に「EGBOK P803 」が再び入荷されました!
ただし本体のみの中古となっています。
Bランク:4,980円(税込)
※追記:完売になりました。瞬く間でしたね。
例の箱はないようですね。
残念。
ACアダプター等もないようですので、必要なら別途購入する必要がありますね。
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