誰でも無料で簡単に取得できる「フリーメール」。
有名なフリーメールの一つに「Yahoo!メール」がありますね。
「Yahoo!JAPAN」が提供しているメールアドレスです。
そのドメインは「~@yahoo.co.jp」。
2022年3月1日から、新たに「~@ymail.ne.jp」が取得できるようになりました。
今回は取得した「ymail」についてまとめますね。
「ymail」は誰でも持てる2つ目のメールアドレス。
分ける場合はフィルター機能を使うしかなさそう。
目次
「設定」→「@ymail.ne.jpアドレス作成」
冒頭でも紹介したように、2022年3月1日より「@ymail.ne.jp」を新たに取得できるようになりました。
取得は誰でも無料で可能。
既存の「Yahoo!メール」である「@yahoo.co.jp」を持っている人は、追加する形で「@ymail.ne.jp」を取得することができます。
つまり同一Yahooアカウントで2つ目のメールアドレスを作成できることになりますね。
ということで、既に「@yahoo.co.jp」を持っている自分も、「@ymail.ne.jp」を取得してみました。
取得方法は簡単です。
「設定」から「@ymail.ne.jpアドレス作成」を選択。
希望のメールアドレスを入力し「確認」後、注意事項を確認して「同意のうえ作成」。
これだけですね。
自分はパソコンのブラウザから作成しましたが、スマートフォンのブラウザ・アプリからも同様の方法です。
もちろんYahoo!JAPAN ID(Yahooアカウント)を持っていない場合は、新規作成で「@ymail.ne.jp」を取得可能です。
出典:Yahoo!メール、新ドメインのメールアドレスの提供を開始
2022年4月17日現在はまだ3文字も可
先程の画像にチラッと記載がありましたが、「ymail」メールアドレスの利用できる文字条件は次の通り。
・文字列の長さ:3文字~29文字
・先頭の文字は半角小文字英数字のみ
・「.」(ドット)の末尾での使用や、連続使用は不可
一般的な条件ですね。
ただ注目点は最低3文字から利用可能なこと。
「ymail」のように新しく登場したものは、先約がいないので選び放題です。
3文字の短いメールアドレスが作成可能ですね。
出典:Yahoo!メール、新ドメインのメールアドレスの提供を開始
まあ元々Yahooが「ymail」を提供した出した理由の一つに、「yahoo.co.jpでは短いメールアドレスを取得しにくいこと」がありますし。
自分が「@ymail.ne.jp」を取得した日は、2022年4月17日。
まだまだ3文字の短いメールアドレスを取得可能でした。
ただやはり既に取得済みの場合が多いですね。
20組ぐらい入力を繰り返して見つけました。
「yahoo.co.jp」と共通の受信ボックス
新たに取得した「@ymail.ne.jp」は、既存の「@yahoo.co.jp」と合わせてまとめて管理できる仕組みになっています。
例えばそれぞれのメールアドレスで受信すると、共通して「受信箱」に届きますね。
どちらのメールアドレスを既定にするかは、「設定」→「メールアカウント」→「標準メールアドレス」で設定できますね。
送信時に使用するメールアドレスはこれにより変わるでしょう。
分けるにはフィルター機能
「@ymail.ne.jp」と「@yahoo.co.jp」をまとめて管理できることは便利。
しかし使用目的別にメールアドレス自身を分けたい場合もあると思います。
いろいろ設定を確認しましたが、「受信箱」自体を分けることはできないようですね。
「@ymail.ne.jp」と「@yahoo.co.jp」の受信メールを分けるには、フィルター機能を使うことになるでしょう。
「設定」→「フィルター」より、「To/CC」にいずれかのメールアドレスを入力。
「移動先のフォルダー」を「新規フォルダー」にして、フォルダー名を入力して「作成」。
あとは「フィルター名」を入力して「保存」することで、メールアドレス別に受信箱を分けることができますね。
「Thunderbird」に設定(yahoo.co.jpと同)
自分はYahoo!メールを使う際に、基本的にパソコンのメールソフト(アプリ)である「Thunderbird」(サンダーバード)を使っています。
「Yahoo!メール」(@yahoo.co.jp)を「Thunderbird」使う方法は、以前別の記事でまとめました。
先程も紹介したように、「@ymail.ne.jp」と「@yahoo.co.jp」は同じ受信箱に届く仕組みです。
そのため「Thunderbird」で「ymail」を設定する場合、「@yahoo.co.jp」と全く同じ設定ですね。
詳しい設定方法は上記の記事でまとめてありますので、今回は簡単にまとめておきます。
まず前提としてYahoo!メールでは「IMAP/POP/SMTPアクセス」を「Yahoo!JAPAN公式サービス以外からのアクセスも有効にする」にする必要があります。
「Thunderbird」では「別のアカウントをセットアップ」から「メール」を選択。
任意の名前、対象メールアドレス、パスワードを入力し、「続ける」。
「POP3」の場合はそのまま「完了」でいいと思います。
が、自分の場合は「IMAP」にします。
そのため「手動設定」。
「受信サーバー」のプロトコルを「IMAP」、ホスト名を「imap.mail.yahoo.co.jp」に変更。
ポート番号は自動で変わると思います。
あとは「完了」で設定完了です。
もちろん「Thunderbird」でも「@ymail.ne.jp」と「@yahoo.co.jp」の受信箱は共通。
なので「@ymail.ne.jp」を別に設定しても、結局「@yahoo.co.jp」の場合と変わりません。
片方だけで十分ですね。
分ける場合は、先程紹介したようにYahoo!メールのフィルター機能を使用。
フィルター機能で新規作成されたフォルダーは「Thunderbird」にも同期されますので、同じように使うことができます。
※Thunderbirdのバージョンは、91.8.0。
余談:やはりキャリアメールではない
ここからは余談ですね。
新たに取得できるようになった「@ymail.ne.jp」。
そのドメイン名から自分はあることが気になっていました。
キャリアメールとして使えないかな?
携帯回線で使えるキャリアメール。
ドコモの場合は「~@docomo.ne.jp」、auの場合は「~@au.com」(旧・~@ezweb.ne.jp)、ソフトバンクの場合は「~@softbank.ne.jp」となっていますね。
「@ymail.ne.jp」はセカンドレベルドメインが「ne」(ネットワーク)と、似たようなネーミングになっています。
結論を言うと、「@ymail.ne.jp」はキャリアメールではありませんね。
試しにキャリアメール必須のサービスである、「SoftBank Wi-FiスポットのID発行」をしてみました。
・・・メールは「MAILER-DAEMON」で返ってきましたね。
届かなかったエラーメールです。
「@ymail.ne.jp」は、やはりキャリアメールではないようです。
まあ「@yahoo.co.jp」と共通の受信箱、Thunderbirdでも「@yahoo.co.jp」と共通の設定でしたので、試す前からなんとなくそのように感じていましたが。
ちなみにソフトバンクのサブブランドである「Y!mobile」では、次のメールアドレスを提供しています。
・@ymobile.ne.jp
携帯回線なのでこれらはキャリアメールですね。
そして昔からある「@yahoo.co.jp」と、今回新たに登場した「@ymail.ne.jp」。
・・・ややこしすぎませんか・・・?
「@ymail.co.jp」の方がよかったような・・・
既に使用不可だったのかな?
「ymail」作成・まとめ
今回は新たに取得できるようになった「@ymail.ne.jp」についてまとめました。
「@yahoo.co.jp」と合わせて、同一Yahooアカウントで2つのメールアドレスを、誰でも保持可能。
もちろん無料です。
2022年4月17日現在は、最低文字数である3文字でも、まだ取得できましたね。
管理は「@yahoo.co.jp」とまとめて行うことができますが、分けたい場合は「フィルター機能」を使うしかなさそうです。
コメント