数年前から格安スマホやカメラ性能が話題となることが多い「Huawei」(ファーウェイ)のスマホ。
昨年(2019年)頃から格安スマホの中でも特に安いと話題になる「Xiaomi」(シャオミ)と「OPPO」(オッポ)のスマホ。
これら3社は、中国企業でありAndroidOSを独自にカスタマイズしている企業という共通点があります。
自分は2020年6月9日に発売されたXiaomiの「Redmi Note 9S」を買ったことで、3大中華端末が手元に!(2台スマホ・1台タブレット)
今回はAndroidOSがカスタマイズされた独自のUI・OSである「EMUI」・「MIUI」・「ColorOS」を比較します!
名称が「UI」となっていても独自性が強い!
UI・OSの比較
今回比較した3機種は次の通りです。
Huawei(ファーウェイ) | Xiaomi(シャオミ) | OPPO(オッポ) | |
確認UI・OS | EMUI 5.1 | MIUI 11 | ColorOS 6 |
ベースOS | Android 7 | Android 10 | Android 9 |
確認機種 | MediaPad M3 Lite 10 | Redmi Note 9S | OPPO A5 2020 |
Google対応状況 | 対応 | 対応 | 対応 |
ちなみに3社(Huawei、Xiaomi、OPPO)の各最新UI・OSバージョンは次の通りです。
※2020年6月21日現在
Huawei(ファーウェイ) | Xiaomi(シャオミ) | OPPO(オッポ) | |
最新UI・OS | EMUI 10 | MIUI 11 | ColorOS 7.1 |
ベースOS | Android 10 | Android 10 | Android 10 |
対応スマホ | HUAWEI P40 Pro など | Redmi Note 9S など | OPPO Reno3 A など (2020年6月25日発売) |
Google対応状況 | 非対応 ※2019年末頃までに販売 されたスマホは対応 | 対応 | 対応 |
比較対象はXiaomi(MIUI)では最新、OPPO(ColorOS)では1世代前、Huawei(EMUI)では3世代前です。
Huawei(EMUI)は少し古く、さらに現在はGoogle非対応ので、カスタム要素が進化しているかもしれません。
なので純粋な比較にならないかもしれません
m(_ _)m
「OPPO A5 2020」 関連記事
・【開封レビュー】楽天モバイル最安のスマホ「OPPO A5 2020」
・「OPPO」の「ColorOS」は、見た目「iOS」で中身「Android」?
・楽天版「OPPO A5 2020」をAndroid10にアップデート!通知領域は「Android」に近くなった!
「Redmi Note 9S」 関連記事
・「Redmi Note 9S」開封レビュー!日本初上陸の激安スマホブランド!触って気になった3点を紹介
・「MIUI12」になった「Redmi Note 9S」!通知領域がiOSに近い!
ホーム画面
※ホーム画面の壁紙は変えてあります。
ホーム画面上のアイコンは「EMUI」と「MIUI」は角が少し丸く、「ColorOS」では少し角ばっています。
自分が一番気になった点は、3つともアプリの一覧(ドロワー)がないこと。
アプリをダウンロードしたらiPhoneのようにホーム画面に追加されていきます。
ちなみに「MIUI」ではアプリを起動するときに起動モーションがありました。
例えば設定アプリでは歯車が回転するアニメーションがあります。
設定アプリ
設定アプリは、設定項目の並び順・アイコンなど「MIUI」が、「EMUI」や「ColorOS」と大きく違います。
ちなみに設定の変更中に1つ気になったことがあります。
「MIUI」ではなぜかロック画面の壁紙を自由に変更できませんでした。
プリインストールされている特定の壁紙には変更できましたが。
まだ詳しいところまで確認していませんので、ロック画面の壁紙を自由に変更できる設定があるかもしれません。
「MIUI」、独特すぎない・・・?
通知センター
「EMUI」が黒基調、「MIUI」と「ColorOS」は白基調になっていますが、これはベースとなっているAndroidのバージョンの違いによるものと思われます。
通知センターは「EMUI」と「MIUI」が、設定アイコンやモーションなどAndroidと同じようになっています。
「ColorOS」の場合は通知センターの見た目がAndroidよりiPhoneに近い状態になっており、「EMUI」と「MIUI」と大きく異なります。
通知は来る?
中華端末でよく聞くトラブルの1つに「通知が来ない」があります。
カスタマイズされたAndroidなので何かしら制限があるのでしょう。
試しにGmailを対象の3台で受信しました。
結果は次の通りです。
MediaPad M3 Lite 10 (Huawei(ファーウェイ)) | Redmi Note 9S (Xiaomi(シャオミ)) | OPPO A5 2020 (OPPO(オッポ)) | |
1回目 | 来ない | 来る | 来ない |
2回目 | 来ない | 来る | 来る |
3回目 | 来ない | 来る | 来る |
なぜか「MediaPad M3 Lite 10」だけ通知が来ませんでした。
他のアプリでは通知が来るので、全く通知が来ないわけではないと思われます。
Gmailの設定が悪かったかもしれません。
1回目で「OPPO A5 2020」が「来ない」状態だった理由は、通知が来る前にGmailアプリを開けてしまったためです。
アプリを開けず、もう少し待っていたら通知が来たかもしれません。
ちなみにいずれの場合も、「Redmi Note 9S」は「OPPO A5 2020」より早く通知がきました。
「Redmi Note 9S」は「OPPO A5 2020」より本体スペックが高いのでその関係でしょうか。
この結果から中華端末の中で少なくとも「Redmi Note 9S」だけは、問題なく通知が来ることがわかります。
「UI」でも十分に独自性がある
今回はAndroidOSがカスタマイズされた独自のUI・OSである「EMUI」・「MIUI」・「ColorOS」を比較しました。
「ColorOS」と「MIUI」はどちらとも独自性が高く、「EMUI」は基本的にAndroidと同じであるため、「ColorOS」と「MIUI」より独自性は低く感じました。
等号・不等号記号で表すと次のようになります。
Androidのカスタマイズが強い順
ColorOS = MIUI >>> EMUI
ColorOSは名称が「OS」となっているだけあって、Androidと違う点が多いです。
しかし予想外なものが「MIUI」。
名称が「UI」なので強い独自性はないと思っていました。
比べてみると「ColorOS」並みに独自性が強い!
はじめにお伝えしましたが「EMUI」の場合、今回の対象機種が古いため現在は「UI」が進化していると思われます。
Googleも使用できませんので、もしかしたら「EMUI」は「MIUI」並みに独自性が加わっているかもしれません。
中華スマホの「UI」はもはや「OS」レベルです。
コメント